[じっと立ち尽くす女性が口を動かすのを、ルーシュは発見した
>>58]
あの方は、ご知り合いですか?
挨拶かしら、なにか言おうとしているように見えましたけれど……
[あれあれまさか、ここで告白なんて!?
と内心どきどきしている彼女は、クレソンを見上げる。
そんな彼女の顔は、口角があがるのを抑え切れていないようだった。
わからないから、聞きにいってもいいかな?
なんて言われたかもしれない。
>>63それにはもちろんです、行ってらっしゃいませ。と返しておいて、素知らぬふりをしてこっそりと後ろをついて行く。*]