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人狼物語 三日月国

148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ


【人】 フィアンメッタ


  彼のあてずっぽう(?)は当たってる。
  一人っ子じゃなかったし、
  家族のことで悩んでいるから。


   「……当たり、です。
    貴方なら占い師になれそうですね。

    聞きたいことなら、あります。」



  彼にだけ聞こえるように、小声で、


   「もし、死んだら
    自分より先に死んだ人の気持ちって
    わかると思いますか?

    それか、直接……。」



  直接聞くこともかなうのか、と口走りかけて
  聞けたとして、
私に聴く勇気なんてない
、と。
  思い直して留まった。*
 
(68) 2022/05/25(Wed) 21:33:52