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人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 暗殺屋 レヴィア

>>75 ストレガ

「誰にも見せたりなんてしないわ。暗殺屋だもの。」
「そう。ぜひ死ぬまで待ち続けてくださるかしら。」

暗に探す気もない、という言葉だけ吐いて。
飲みかけのボトルは、鞄の中にしまった。
ここでは全部飲み切れそうにないから。

「じゃあ、お役御免になったらお願いしに行くわ。」
「……………。」

返された言葉を、一切の色もない冷えた夕闇が見つめて。

「わかったわ。」
「後始末は烏にお願いするけれど。」

戸惑いもなく頷く。
それが依頼であるならば、十全にこなす。
女はそのために生きているのだから。

「時間を潰しすぎたわ。」
「ランプと共に、良い夜を。」

最後の挨拶だけは、店員らしく。
そうして、くるりと踵を返して。
飴色の髪がふわりと浮いて、呼び止められなければ、
そのまま去っていくだろう。
(79) arenda 2022/08/14(Sun) 19:23:53