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人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 鳥葬 コルヴォ

【街中】 >>84 レヴィア

「あんたも同じ運命だなんてのは、面白い事もあるもんですね」

また一人、少女に声を掛けようとした軟派男が
皮肉るような言葉を受けて、そそくさと去っていった。

「Ciao. 何か気になるものでも?」

その後に少女に掛ける言葉は、社交辞令だ。

あなたと何か話すべき事があるわけではないし、
もっと言えば仲良くお喋りをするような間柄でもない。
愛想の無い男は返答が無くたって気にしやしないし、
どうあれあなたが静かに装飾品を眺める事の邪魔はしない。

眩しいショーウィンドウには目を向けず、立ち位置は風下に。
ここで足を止めたのは、ただ一服したかっただけだ。
この奇妙な取り合わせは他者からすれば至極声を掛けづらく、
無駄話を好まない互いにとって、恐らく都合が良いというだけの。
(89) unforg00 2022/08/11(Thu) 16:33:47