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人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 鳥葬 コルヴォ

【街中】 >>90 レヴィア

「掃除屋にだって、休みの日はあるもんです」

詮無い会話は互いにただ淡々と。
季節外れの黒支度は、いつだって誰かの喪に服している。
静謐な死の気配が重たく染み付いた仕事着ではなくとも。
そして、今に始まった話でもない。

「好きでも嫌いでもありませんね。
 人間だって、ただ同じ場所に出入りするだけの人間を
 特別好いたり嫌ったりなんかしないでしょう」

こちらもやはり、視線を向けもしないまま。
火を点けたばかりの煙草を一度喫んで、
その後に返る答えは、実に気のないものだった。

「あんたはどうですか」

通り掛かれば、目に留める程度には関心があるのか。
問い返しはすれど、やはり答えには特別期待してもいない。
(91) unforg00 2022/08/11(Thu) 18:08:24