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人狼物語 三日月国

28 【恋愛RP】星降る宴の必然を【R15】


【人】 無口な使用人 ジゼル

  
装飾屋にて


  ここだよ。
  ……おばさん! さっきぶり。


[ さっきぶり、なんて挨拶に思わず吹き出した。


店主の婦人に、やっぱり犬耳が似合ってる、なんて揶揄されながらも、私たちをここへ案内した経緯を話しているクレソンさんはにこにこしている。

ぺこり、と頭を下げてぐるりと店を見渡せば、犬耳どころではない、様々な装飾品の数々。

いったいどうやって被るのかわからない被り物を手にした私をみて、被ってみれば?なんて言って笑ったのは誰だったのだろう>>82


私はすっかり勝手に二人と品物を見て回るつもりだったのだけど、そう言えばクレソンさんは、お祭りの巡回のお仕事中だったのでは、と。
それから大事なことを忘れていたことにも、同時にはたと気づく。>>83]


お仕事中、案内してくださって本当にありがとうございました



[ やはり振り絞らないと声になろうとしてくれない喉を酷使して、ようやくお礼を伝えた。

クレソンさんはお仕事に戻られるのかしら。
ルーシュは、どうするのかな。

そう思いながら、犬耳をふたつ手にして。]*
(92) 2020/05/13(Wed) 21:38:52