[「マーキング」の内容を詳しく聞き出せば、
洞窟で起こった不可解な事態に合点がいく。
彼が後ろめたく思っている事なんて思い至らず、
素直な気持ちを零すかたちで渡せば、
彼も嬉しそうに笑ってくれた。
>>85マーキングの事を黙っていた点だって、
特に思う事はなかった。
黙っててごめんなんて言われたら、それでようやく「そういやどうして黙ってたんだろう?」って思うくらいだ。
彼から向けられるものなら、
独占欲だって甘い感情に思えた。
ただマーキングの話は、
彼は何も悪くないけれど、
洞窟で起こった出来事を醜く思い出させた]