【人】 アンテナ キュー>>97 サルガス 「動かしてる、だけなんだ?分からない、機械のこと、知りたいな、あまり知らない……。り、臨機おお変ら、そう……かな。あっと、違くて……そう人間、以外、」 ぐるぐると頭を傾げ続ける。違う、臨機応変の無さに苦戦しているわけではない。何かを言いたそうに、でも説明できないというように。 「昔、今もだけどせ、説明ね、そう話してたた、色々と、ハムスターとも、えっと、わかりりりやすいの……」 目を逸しながら、説明の仕方を探る。やがて一回頷くと。 「こっち見て。」そして、 キャン! それは人の声真似を超えた紛れもない小型犬の声。じっと貴方を見て、確かめかせるように アン ともう一度吠えた。「これ犬の、言葉、声だけだけど、こっち見て、のの意味。 これ、できる代わりり、人間の言葉が、むずずかしい。昔、もっと アァアア ぴゅルルル 感覚の拡張及びそれによる動物との会話。その代わり、言葉と表情だけの『会話方法』に苦手意識を持ってしまう。文字を介し、ボディランゲージの少ない人間も例外でなく。 「沢山喋るの、難ししくて、直ぐにくくくり返ししし……」 ぺちぺち。またもや頬を軽く押さえた。 (103) 2021/08/27(Fri) 22:24:19 |