03:01:09

人狼物語 三日月国

100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】


【人】 ただの ユピテル

>>@58 トラヴィス

「劣っている、とかじゃないのよ。
トラヴィスとミズガネは全くの別人で比較しようもないわ。
勿論それは全員に言える事だけれど──わ、トラヴィス?」

抱き寄せられて触れられて、この館の当時なら真っ赤になっていた場面。勿論驚きで多少赤くはなっていますが、それでも随分落ち着いたもので、どちらかと言うと親愛の友人にダンスを誘われた感覚に近いもの。

ただ、貴方の問いに真っ直ぐ応えようと、そのままの体勢で言葉を紡ぎます。貴方がそれ以上深い事をしない、という信頼もここには含まれているのでしょう。

「一番は、私を巫女でなくしてくれたから、かしら。
“ただのユピテル”を求めてくれた。互いに傷があって、共感して。その上で、“互いに支え合おう”と伝えてくれた。
求めて、求められる事も。どちらも可能と教えてくれたの」

「……ふふ。言葉にすると、本当にストレートね。でも、その当たり前の普通が、私もミズガネもなかったから」

ただ、求められる事なら幾らでも経験はあります。
それも“巫女のユピテル”がほとんどで、そうでなくても、求められるだけでその先はありませんでした。けれど、与えたいと。支え合いたいと言ってくれる人が居たから。

「私、きっとヤキモチ焼きだったんだわ。
ひとりの“私だけ”を見て欲しかったの。その感情も、教えて貰った。だから……私も、“あの人だけ”を愛するわ」
(105) 2021/10/28(Thu) 1:55:42