12:24:21

人狼物語 三日月国

148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ


【人】 砂の民 スティグ

[ごそごそと荷物を漁り、瓶を取り出すと彼に渡す。
続く彼の言葉には>>74、少し照れたように礼を言った。]


そう言って貰えて嬉しいな…

てか、お兄さん口が上手すぎでしょ!
はよビール取ってきてください!
酒の事もよろしく頼みますからね!


[続く「男前」という言葉に少し慌てたような声を上げると、ぱたぱたと手首をふって顔を隠しつつ早く行けという仕草をする。

何故こんなに胸が熱いのだろう。
それは、こんな話をこんな風にありのままに人に伝えて、かつ、それを褒められたのが初めてだからだ。

自分のやっていることは自分が勝手にやっているだけのことだ。
人に認められるようなことではないし、人に認められるためにやっていることでもない。
それでもこうやって言ってくれる人が居たことが、嬉しかった。


まったく油断ならないタイプだ…
などと言いつつ、黒麦パンをちぎってブイヤベースに浸して食べる自分の顔はどこか綻んでいたと思う。]**
(105) 2022/05/25(Wed) 22:58:48