─再び、探し人を求めて─
[どれくらいの時間、病棟内を歩いたのか
それはもう分からない。
スマホや腕時計で時間を見るような
近代人間らしい過ごし方は、忘れてしまっていた。
四谷を連れながら、とある場所まで歩いて来た時
前方の方で、視線はその何かを捉える
>>57]
あれは………何だ?
[それは、四谷の目にも見えたかは分からないが
少なくとも、己には見えていた。
闇のようにどす黒い、"何か"によって
"誰か"が───今、まさに。
]
(109) りお 2022/08/12(Fri) 12:12:26