【人】 天原 珠月[もちろんキッチンにもついていった。>>61 多分お風呂だってトイレさえもドアの前までついていきそうな勢いで、そこに遠慮は一切なく、ただ手を使う作業の時は上着の裾を掴むことにはしていた。 飲み物は甘いカフェオレがいいと伝えた。 幼馴染の作る飲み物の甘さはいつだって自分好みだ。 そうしてふたり、あたたかなコタツに入って。 無事ピアスを両方につけてマグカップにちびちび口をつけながら、まず幼馴染の話を聞いていった。] えっ、ペルラさんがこっちに来てたんだ? 本当に入れ替わり状態だったんだね。 [驚きもあるが、納得感もあった。 帰ってきた時に幼馴染がある程度落ち着いても見えたのだ。 あれは状況を把握して待っていてくれたからだろう。 親には伝えていないこと、警察沙汰にもなっていないこと、どちらにもこくりと頷いて安堵の息をついた。] このことはさ、雅空兄ぃと私だけの秘密にしようか。 [悪戯猫よりは穏やかに、ふふ、と笑って。] (110) 2023/03/12(Sun) 16:03:54 |