【人】 天原 珠月私の方はね、向こうに落ちたらすぐアスルさんっていう……ペルラさんの恋人の、飛行機乗りさんと合流したの。 雅空兄ぃみたいなメガネかけてない代わりにめんどくさがりな髭を生やしてて、30歳くらいかなぁ。 最初生き別れのお兄さんかと思っちゃった。 [とてもよく似ていたから。 そう言って、見慣れた幼馴染をじっと見つめた。] すぐにペルラさんがどうにかしようとしてるならって考えてくれてね、力が伝わりやすいところに向かうことになったの。 そこまでは飛行機で旅して、途中水上都市に寄ったり。 [幼馴染はペルラから向こうの世界の概要は聞いているようだから、生き生きと自分の体験した感想のほうを語っていく。 飛行機から眺めた景色、空の青さ、雲の中を突っ切ったこと、風の柔らかさ、あと本当は最初結構怖かったことも。] 野営っていうの……まぁキャンプみたいな感じかな。 景色も良いし寝にくくはなかったけど……、 うーん、保存食だからなー。 [なんて食い意地の張った感想も溢れだすのだった。*] (112) 2023/03/12(Sun) 16:04:03 |