【人】 狐娘 レイ[まぶい子という思い入れは彼が昔からずっと言い続けていることだった。>>54 かと言って、レイ自身もまぶい子認定されるぐらいなのだから、彼の趣味は分からない。 彼の目にかかればきっとシオンもまぶい子だ。] うーん、ヴィス族にも可愛い子はきっと居るわよ? [先程見かけた女の子たちを思い浮かべながら伝えても、今のジャヤートでは素直に頷いてくれはしないだろうが。 代わりに、眩しいぐらいの微笑みを向けられて困ってしまう。 一蓮托生という程ではないが、彼とは同じ村で育ってきた馴染みがある。 まぶい子への強い思いも、自由へ憧れる思いも、共に見てきたから知っている。 つん、と縄を突付いていた手が弱くなり、彼の言のままに結び目へと手が伸びそうになってしまう。 話題が自身のことへと向かったのなら、眉尻を下げた。] (123) 2021/12/03(Fri) 0:51:27 |