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人狼物語 三日月国

57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み


【人】 三橋 夕凪   


[自分と一緒にここまで来た、
 元いた世界の図書館の本が入ったバッグを
 手を伸ばし手繰り寄せた。]


   返さないと、どうなるんだろ。
   やっぱり叱られるかなぁ。


[自暴気味に笑いながら、無造作に突っ込んだ手で
 一冊、取り出して。
 読むでもなくぼうっとその表紙に目を向けて、
 
 瞬間的に取り落とす。]


   え、なんで、


───借りた本じゃない。
] 
 
(133) 2021/02/07(Sun) 17:53:34