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人狼物語 三日月国

100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】


【人】 パイ焼き ゲイザー

>>124 ユピテル

「ど、どうしてそこまで……」

冷や汗と涙を、柔らかなタオルで拭われる。
久しぶりの思いやりに、また、目尻に涙が浮かんで拭われた。

「あ、あたし、ずっとずっとドジだから……。
 嫌われる才能しかなくって。全部、うまくできないんです」

要領の得ない言葉を紡ぎながら、
問いには、ゆるゆると首を振った。

「い、いいえっ。あたしもゲストです。
 でも、パイ焼きだけは得意だったから。
 なにかひとつでも、あたしに役立てることがあったらなって」

『まあ、このざまなんですけど』と苦笑した。
それから談笑の合間に、ゲイザーは片付けを終える。

「あ、あの。ご親切にありがとうございましたっ。
 あなたは……、ゲストのユピテルさん、で合ってますか?
 あ、名簿帳でお名前拝見してて。あたし、ゲイザーです!」
(138) 2021/10/16(Sat) 23:04:06