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人狼物語 三日月国

124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】


【人】 “観測者” 処暑

[ さて。手帳の記述を増やすのを止めて、私が席を立ったのは、毎回の灯守りの交流の場においても珍しいことだったかもしれない。
 向かったのは、立春たる彼女が置いた和菓子の元。>>100
 年長者に譲る、という発想は全くないけれど、
灯守りの立場は、対等同士であるから

 人が集まっているようなら、機を見計らって。 ]


  …………いただきます


[ 近くに立春の彼女が居るようならばそれだけ声を掛けて、ひとつずつ、皿に取った。
 先代も、こうして菓子を作る人だったはずだ。振る舞っていたのは限定的に、かもしれないが。
 新しい立春の彼女を、暫しじっと見つめる。
 立春の号を彼女が務めるようになってまだ2年にも満たなかったか。
 先代は立派な灯守りだったし、皆からも好かれているように見えていたけれど、
 彼女の仕事ぶりは……まだ不慣れな面もあるようだ。

 ……けれど熱心に頑張っている様子なのだから、私よりは余程偉いし、
 前向きなところが彼女の良いところだと思うから、彼女も何れ先代のように成れるのではないかと思う。

 特に声を掛けられることがなければ席へと戻り、メイドに緑茶を持ってこさせる。
 それから桜餅を手に取った。* ]
(139) 2022/01/22(Sat) 21:58:07