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人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 客 葉月

[どくん、どくん。やけに心臓の音がうるさい。
永遠とも思えるような一秒のあと、落ちてきたのは優しい笑い声>>132

何笑ってんだよ、そんなことを言うよりも先にやつの口から「嬉し」と、そう聞こえた>>132]

(幻聴か?……いや、違うよな)

[驚いて思わずやつの目を見てしまった。
栗栖瑛斗。その名前を口の中で転がす。
──そういや、同性と下の名前で呼び合うのなんて何年振りだっけ。

同僚、ライバル、敵、あるいは女の子を口説く上での一時的な同盟関係。
そういったものはあれど、そこから親密な関係になることなどここ数年はなかった。

なんだろう、これ。
まるで体の奥底からぽかぽかしてくるような感覚]
(144) 2023/03/03(Fri) 17:19:44