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人狼物語 三日月国

28 【恋愛RP】星降る宴の必然を【R15】


【人】 調香師見習い ノア

─ 回想 ─

[ジゼルさんは私が初めて、ひとりで接客した相手。
彼女と知り合った当初は、いつも師匠に後ろに
控えていて貰って、フォローを受けつつの接客だった。

とある日、来店してきた彼女を見て、師匠は
思い付いたように、出掛けてくるからと
私に接客を任せて行ってしまって。

店を出る時にジゼルさんに何やら話をしていったのは
わかったけれど、私は不安と混乱でいっぱいいっぱい
でそれどころじゃなかった。

怖々とジゼルさんに声をかけて、
入用のものを聞き出そうとして、
彼女が私に負けず劣らず
緊張していたことを今でも覚えている。]


……ぁ、あの、良かったら紅茶、どうですか?
立ち話もなんですし、この、
師匠が調合したカモミールティーは
とても香りが良くて落ち着くから……


[この接客時の紅茶出しは、彼女が来るときの定番になった。
師匠も咎めるどころか自ら進んで、茶葉を調合したりして、
『今度はこれを試してみなさい』なんて、
なんだか楽しんでいるみたい。*]
(150) 2020/05/12(Tue) 20:10:11