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人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 回想:隣の君へ綴る文字 ―

[私が、そんな思いを持って書に向かうようになったのは、
高校に入ってからの事だから。>>159
勿論その事を、朱鷺也が知る事は無かったのだろう。

少し、記憶を遡って。
私達が、隣の席だった頃の話。

隣同士交換で、プリントや何かを
採点し合うような事、時々あったと思う。
そんな時、私ね。

君は知らないだろうけれど。
君が私を見なくなった分、
他の人と同じように、笑って話をしてくれなくなった分。
君の字の中に、何か、隠れていないかなって。
そんな気持ちでいつも、君の字を見つめてた。
……授業の答案の中に、そんなのあるわけないのにね。

反対に、君には。
その、……正直、そこまで成績良くないでしょ?>>1:-52
時々大丈夫かなって、心配になる事もあって。
そっけない顔は保ちつつ、私は丸付けだけじゃなく、
時間の許す限り、正しい回答とか書き込んだ。
誰にでもそうしてますって顔でね。お節介だったかな。]
 
(161) 2021/07/29(Thu) 3:06:08