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人狼物語 三日月国

98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】


【人】 不覊奔放 ナフ

>>163 イクリール
深々と刺さるナイフの感触。蹴り抜く脇腹と、その下の筋肉や骨や内臓の感触。あぁ、やっぱり女は柔い。男に比べて。
でもその感触を楽しんでいる暇は、ない。
切り裂かれて血を噴き出す左腿に、ほんの少し眉根が寄った。ーーあまり良くないな。

頭は酷く冷静だ。だって時間がかかりすぎている。


>>161 >>162 アンタレス
声が聞こえる。何かするときに、何か唱えているのはずっと分かってた。
けれど、何がされていても、回し蹴りとその直後は視線を向けるのがやっとだ。

だから、槍が弾けて礫になる様子を、見て、行動までに時間がかかる。ナイフの煌めきが氷の中に混ざるのに気付いても、せいぜい位置をずらして左肩に逸らすくらいしかできなかった。

「…………交渉に、看守の
死体
がいるんだッて」

「だから俺は、足止めじゃなく、アンタを殺さねーと」


呟いて、脚に力を込める。
霜焼けていようと、甲に穴が空いていようと、太腿の傷が更に開いて血を撒き散らしていようと。

悪魔は、望みを受けて動くもの。
アンタレスに向けて、飛び掛かる。
どれだけ、力量に差があろうとも。
(164) 2021/10/13(Wed) 0:51:40