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人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 厨房担当 ゲイザー

― 過日:置き手紙の翌朝 ―

[アパート自室の小さなちゃぶ台の上に、空になったシュネーバルの包装がひとつ。
 卓上に不格好にぼろぼろと零してしまっていたチョコレートがけの雪玉の欠片はちゃんと払い落し、卓上の油痕も綺麗にふき取ってから。
 レターセットから一枚の便箋を取り出し、ペンを手に取る。]


『  マシロ

   ありがとう。
   待ってる。ゆっくり、待ってるよ

               ケイ   』


[B5サイズの便箋に綴るにしては、あまりにも短すぎる文面。
 それでも、あの手紙をくれた今の真白を受け止めていることを示そうと、きちんとした手紙に返事を書いた。]
(172) 2023/03/10(Fri) 8:58:21