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人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 厨房担当 ゲイザー

― その会社員は……>>142

[相容れない者だった。少なくとも部分的に。

 栗栖が肉の信望者、それも魚肉ではなく獣肉の信望者であるという認識は、栗栖の初来店時>>127>>145以降の速崎も持っていた。
 その時点でこの客は魚のパイとの縁はない、あっても薄い、と思われた訳だったが――]


 ……クリリンも折角だから食べてみます?
 毎日は出せないレアメニューですぜ?


[注文したのは他の客だったが(葉月だったかもしれない>>275)、パイの大きさ上、その客一人で食べきれるパイではない(余りが出たなら、それはスタッフ内で消費される)。自然、ホールではなくピースに切り分ける形で提供される訳だったが――。

 このゲイザーは、あろうことか。この機に栗栖に薦めた。
 無論、商品として料金が発生するという意味でも、無理強いはしない心算だったが……
万が一
のこの提案に、栗栖が乗るという
万が一
の事態が発生した。]
(281) 2023/03/02(Thu) 11:40:36