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人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 厨房担当 ゲイザー

[さて、件のパイを目にしたお客様の率直な感想は大変予想通り。
 それでも栗栖はなんとか、ピースに切り分けて出された分を、文句の一つも零さずに完食してくれた。
 「美味しい」の感想も無かった訳だったが、それでも、速崎はあくまで嬉しげに笑っていた。]


 ありがと〜クリリン!
 いや、お魚も食べて貰えると思ってなかったんで、
 正直すっごくびっくりしたんですよ〜。


[「美味しい」が返ってこなかった理由なら察せられた。
 ――単に、この人はとにかく肉が好きなだけ。
 そのように理解していたから、速崎は、嫌な気分も悲しい気持ちも抱かなかったのだ。*]
(282) 2023/03/02(Thu) 11:41:39