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人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 厨房担当 ゲイザー

― サプライズパーティの前の、サプライズ ―

[この夜も営業を終え、ひとまず一息ついた耳には、「時間稼いでくる」>>203の言葉すらも届いていなかった。
 それ故に、閉店後の件で尋ねてきた瑞野ではなく、大咲に手を取られ呼び留められたことに、虚を突かれて瞬いた。]


 お、ちょっ、マシロん!?
 私まさか何か決闘案件とかやらかし―――…


[店の外まで連れ出されるさなか、
ヤンキー漫画なのか西部劇なのかよく分からない
突拍子もないことが口をついて出たりもしたが――。
 四月をこれから迎える夜風の、仄かに温度帯びた爽やかさで頭が冷えた時に、「二人で」話すことの心当たりが、漸く脳裏によみがえる。]


    …―――うん。


[「待ってた」の言葉を口にするには、手紙の約束の話だと察するのが遅くなってしまっていた、けれど。]
(282) 2023/03/16(Thu) 21:02:51