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人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 一年生 花巻 楓

─ 回想:ちっちゃな頃 ─


[その子>>204が初めて一人でお店に来た時、あたしの髪はまだ長かった。
お使いにきたという言葉に、ちっちゃかったあたしは張り切って接待をしたのだが]


 あのね、うちの水ようかんね、

 つめたくておいしいんだよ!


[いかんせん子供の語彙力ではこんなお勧めしか出来るわけもなかった。
今だったら竹の容器に入ってて、さらりとしながらも滑らかな口当たりとすっきりとした甘さがお勧めです、なんて言ったりも出来るのだけど
でも、子供から心の底から美味しいと思ってお勧めしてる顔は、言葉を尽くすよりよっぽど営業力があったかもしれない。
夏休みの間、その後もそのお使いの子が買いに来てくれたなら美味しかった?!って聞いちゃったりもしたけど、あたしの顔は美味しかったって返事が来るって信じ切ったものだったはず。
ちっちゃな頃からお店の手伝いばっかりだったから、その子と一緒に遊んだりしたことは無かったけど、たまにかっこいい自転車で走ってるのを見て、楽しそうだなぁなんて思ってたのは、内緒のお話]
(326) nadia 2021/07/22(Thu) 23:13:18