03:35:56

人狼物語 三日月国

28 【恋愛RP】星降る宴の必然を【R15】


【人】 星読博士見習 ハニエル

(──故郷から遥々この国へ来て、
夢があって、でも自分は無力で、
いつしかその無力感さえ忘れるようになっていた)


すぐ手を伸ばせば他人にぶつかるような、
賑やかだけど喧しい祭りの街を後にし、
丘を目指して、歩いていく。


一歩、歩みを進めるごとに喧騒は遠のき、
とうに陽が落ちて顔を覗かせた夜闇と、静寂が、
まるで黒いベルベットのように二人だけを包み込んでいく。


東の方角の空を横に切り裂く、光帯のような天の川銀河を背景にして。
(328) 2020/05/18(Mon) 21:11:33