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人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 数学教師 長尾 浩明

――青果店の屋台――

  はなひらの祭りは初めて。
  楽しんでくださいと言われれば
  笑みを浮かべて頷いた。
  確か花火もあったはずだし見ていきたい。


   「 そう、独身だとどうも食生活が、ね。
     
枕元は、困るな…


     預かってもらえるなら、
     四本、お願いしようかな。
     花火が終わったころに取りに来るよ。 」


  他にも預かってもらっている人がいるとは知らず
  代金を払ったのち、ご厚意に甘えることにした。
  そうして頼み終われば、店の手伝いの
  邪魔をするわけにもいかないから。

   「 お父さんと仲良さそうでいいね。
     じゃあ、また後で。 」

  詳しく家庭の事情を知るわけではないけど、
  父親のことを野菜馬鹿、とか言っていたのは
  なんだかんだ仲がよさそうに見えた。
  もし去り際の一言が余計だったら取りに来るときに
  怒られればいいか、なんて考えつつ、
  手を振ってその場を後にすることに。
(331) 2021/07/24(Sat) 20:47:42