―回想:君、アルバイター!
>>335>>336―
[その日のバイトはとても腕利きのバイトさんだった。
ヒポグリフは希少な魔法生物である。
あと、賢いしヒポ子さんは結婚適齢期のお洒落に人一倍
いや、ヒポグリフ一倍気を遣うレディである。
その尾が無断で切り取られることで
悲しんでますます毛艶もなくなり。お尻ははげかけ……
これはやばいと魔法生物飼育クラブは依頼を出した。
通常料金だから引き受ける人は果たして。と思っていたら
引き受けてくれた稀有な存在がそこにいた。
その結果を見て――私は満面の笑みを浮かべた。]