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人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 店内では、幸せと美味しいの魔法を届ける一うさぎ。
  安堵で滲む涙も、熱くなる頬や胸も、
  ぐっと堪えて神田を見つめる。 ]


  喜んで、もらえたなら
  ……いつでもまた、作ります。

  ううん。……作りたい、作らせてほしいです
  またお菓子を作りたいって、
  私のお菓子が迷惑じゃなかったって、

  教えてくれた、神田さんに。


[ 彼からしてみれば、些細なことでも。
  自分にとってそれは、特別なことだった。

  うさぎみたいに目元を赤くすることはまだ出来ない。
  代わりにようやくふにゃりといつものように笑って、
  袋を求められるなら、彼へ差し出そう。* ]

 
(583) 2023/03/06(Mon) 20:54:40