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人狼物語 三日月国

68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】


【人】 遊牧民 ハマル

>>687 キファ
 [子供は貴方を年の近い、優しく物知りなおねーさんだと思っている]
 [そんな貴方と一緒にちょっとした旅をする事は]
 [子供にはとても魅力的な話に思えた]

「少しだけ。ハマルはそうやって誘われたのが初めてだ。

ハマルは……例の事件が終わったら、オトナに聞いてみようと思う。
許可が出たらハマルはキファと共にキラキラでシオの香りがする海を見に行きたいと、思ったぞ」

 [すぐ返ってきた言葉に子供は視線を彷徨わせる]

「……昔な。ハマルの姉が川で足を滑らせてしまった。
ハマルは一番近くにいたのに、姉の手を掴めなかったのだ」

 [竪琴の弦を引っ掻くようにいじる]
 [短く小さい音が響く]

「結局、兄が助けてくれて姉は無事だった。

だけどハマルはそれから水がこわい。
キファのようないい人に、ハマルはなれなかった。
いい人であろうとハマルはいっぱい頑張る。
けれど、ハマルはあの時手を掴めなかったから。
……ハマルが落ちた時も、掴んではもらえないのではないかと思ったのだ」

 [眉を下げて子供はぽつぽつと語った]
 [子供は笑顔以外なら表情に出る]
(701) 2021/04/18(Sun) 20:07:04