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人狼物語 三日月国

104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】


【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 鏡沼 創


「結果的に、朝日後輩の認識を焼き切るだけで済んだ。
っていいんですかね、これ。

で、修復方法とか無いんです?元々操作が難しいってのなら現代の技術ならこんなんなんですかね。個人では解法を知らなくとも、学校側が異能者や病院系列を当たるでしょうが」

彼らは同級生の筈だ。学園生活に支障が出ないはずがないし、それ以上に2人共あっさりとは言っているが──認識できないのと、して貰えないのはどう言う気持ちなのか。何よりそれを知った時の、“彼女”の心境はどうなのか。

結局自分はあくまで他人事であり想像でしかできない。
彼らのその心中は読み取れない。

ただ、薬によって朝日が鏡沼を認識できなくなったなら、学園側はそれをどうにかする方法を探すのではないか?と普川は考えている。それすらしないなら、それこそ学園に対しての目と認識を改める羽目になるな、と再三考えた。

「概ね経緯はわかりました。さっさと上にあげた方がいい案件ですね。まあ整えてすぐ出しておきます。

さて、説明ありがとうございました。制御アクセまで外した上に本体さんがお出まししてくれてるレベルなら、堂々と授業サボってくればどうですか」

必要なら申請出しておきますので、と付け加えてから、報告の為に資料を用意しようと立ち上がった。ここまで詳細に解説してくれたのに事務的な担当だが、まあこの男にとってはいつもの事でもある。
(-327) 2021/11/06(Sat) 20:56:57