16:12:15

人狼物語 三日月国

100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】


【見】 役者 トラヴィス

>>32 >>33 ミズガネ

「大丈夫、
  私が最高の舞台にしてあげる。」

胸を張って、背筋を伸ばして、笑顔に添えるのはウインクひとつ。
一歩踏み出して、広いその間に降り立った。


───琴の音色が、貴方の声が響く。

時に歌声を交わらせ、手を鳴らし、
時に貴方を立ち上がらせて、くるりと一回転させる。

貴方が舞台へと誘った男が、今度は貴方を舞台へと。

楽しんだもの勝ちだよ、君。

耳元でそう小さく囁いて、詩人と役者の二重奏は奏でられた。

歌い唄われ、踊り踊られ───広間舞台が騒ぎ立つ。
自分の詩だと言うのに、照れる素振りは一切なく、満面の笑みで長い手足を動かす。自分がどうすれば映えるのかを、よく理解していた。

隣に立てば、言葉を交わすよりももっと深く、貴方と言う人間が伝わってくる。

誰かに隣を預けるだなんて………酷く懐かしい感覚だった。
自分を見て、自分に当て書いて、自分の隣で声を上げる貴方はまるで、……
          
ありがとう、私の理解者よ。


………
……
(@25) 2021/10/25(Mon) 2:40:06