【赤】 天狗 1回生 ヨシツネ彼女の目線が、こちらの下腹に向く。 途端、顔に熱が込み上げてくるのを感じた。 だって僕の下腹にあるものが、分厚い修験装束の袴をうっすらと押し上げている事に気付いていたから。 「そ、そうだよ、ね。 君だけ脱がされてたら、失礼だよね。」 僕を助けてくれている彼女に、せめて真っ当でいたかった。 袴の紐を解いて、ストンと脱ぎ落す。 下着は西洋風の装いで、それもゆっくりと降ろしていく。 そうして、既に十分に滾っている雄が露になった。 「自分で脱いでいくっていうのも、な、中々――なんというか、込み上げるものがあるね。」 別に露出の性癖は無いけれど、このシチュエーションには羞恥や興奮が入り混じった、なんとも言えない感情が湧く。 彼女も、僕に脱がされている時はこんな気持ちだったのだろうか。 (*5) eve 2023/06/25(Sun) 12:07:35 |