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人狼物語 三日月国

124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】


【赤】 灯守り 夏至

[声の方を向けば自分と同じくらいの年齢であろう少女がそこに。黄色いマリーゴールドの髪飾りをつけた少女。]

 
『一人ぼっちなら、一緒にあそぼ?』


[…他の誰かと遊んだことなんて無かった。名家に生まれた者の勤めとして、そうするべきと教えられてきたから。
でも今はボクに出来ることなんて無いし、側近もまだボクを見つけられていないらしい。時間潰しには良いか。]

 良いよ、遊ぼう。キミの名前は?

 
私ははぎ。萩ちゃんって皆呼んでるよ。


 …そんなちゃん付けなんて恥ずかしくて呼べないよ。ボクの名前あおいだ。よろしくな。

[時間にして1時間くらいしてからだろうか、側近が迎えに来て、ボクは萩に別れを告げた。
……楽しかった。色んなお稽古や勉強なんかよりもっともっと。萩だけじゃなく、この領域に住む皆の顔が明るいのは、きっと夏至様のお陰なんだよね。

そう考えたらボクは…カゴの中に居る小鳥のようだ。

数年後、突如屋敷を抜け出し、基本的には入ることの出来ない夏至様の居る屋敷へと乗り込んだ**]
(*38) 2022/01/23(Sun) 14:44:42