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人狼物語 三日月国

124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】


【赤】 灯守り 立秋

処暑、おいでー。

[ある時、立秋は処暑を自分の領域へと引っ張っていった。仕事の一環だから!と。

到着した立秋の領域は昼と夜の間。外とはあまり時間が変わらない領域だが、夕方の時間がやや長い。あぜ道のようなものが整備されているが、剥き出しの土や草があって自然のままの姿に近い。その奥にそこそこ大きな小屋があるが、それは今は置いておいて。]

そこ座って見てて。

[簡易的だが用意していた椅子を処暑に勧め。
立秋は処暑に背を向け、草原に立った。]

……ほら、こっちだよ。こっちおいで。

[立秋は、いつもとは違う静かな声で囁いた。
すると、その声に応じるように、何かがふわふわと集まってくる。灯りを失い、光らなくなった魂たちだ。片手に足りないほどの数。その一つを手のひらに招き、祈るように囁きかける。]
(*54) mikanseijin 2022/01/23(Sun) 18:04:21