[彼の意図を測りかねていると、
手の中の箱が、その模様が光っている事に気付く。
でも、どういう事だろう、と箱から彼に視線を戻す。
僕がわからないだろうと汲んでくれたんだろう。
この箱のつくりを教えられれば
>>*132、]
……そ、んな事、あるの……?
[にわかには信じ難い。
でもここがどういうところか思い出し、
そして彼のスキルを思えば間違いじゃないんだろうと、
僕がそう答えを出すのに時間はそうかからなくて。
……何より、
理由はどうあれ、
僕の欲望が叶えられるのに、
飛びつかないなんて、あり得なくて]