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人狼物語 三日月国


57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み

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【秘】 三橋 夕凪    → 分校教諭 添木 卓郎




   
せんせい。



 
(-8) yukiyukiyuki 2021/02/02(Tue) 15:45:15

【人】 分校教諭 添木 卓郎

  ――回想――

  「お前らー 元気してるかー
   来週の月曜からはー
   待ちに待った林間学校だー


   折角の青春は分かるが、
   羽目外すんじゃねーぞー
   んで、
くれぐれも不純異性交遊なんか

   
するんじゃないぞー
 」


[放課後。照りつける西日に目を細めながら
 教壇に立ち、間延びした声色で
 生徒達の顔を見渡す。
 

  (…うぇっぷ。)
 

 そういや昨日は飲み過ぎたな。
 早くトイレ行きてぇ。やべェぞこれ。]
(35) Yuma_K 2021/02/02(Tue) 16:03:18

【人】 分校教諭 添木 卓郎

  「おいおい、添木酔ってんのかよ!」 


[目の前の席にいた男子生徒がそう言うと、
 クラスがどっと笑いに包まれた。
 なぜばれた。

 彼は青嵐。いつもクラスの中心で、
 たまに屋上で授業をサボる不真面目なところ
 もあるが、友達思いのいいヤツだ。]


 後方には小学校からいきなり高校に
 飛び級してきた天才少女。
 いつも喧嘩しているが実は仲の良さそうな
 男女二人組。

 いつもと変わらない学級風景だ。 ]
(36) Yuma_K 2021/02/02(Tue) 16:05:02

【人】 分校教諭 添木 卓郎

[そして…一番後ろの席には、
 ひっそりと佇む女生徒が一人。

 最近めきめきと国語の成績を上げた彼女だが、
 俺が話しかけるとなぜか俯いて口ごもるので
 もしかしたら嫌われているのかも知れない。


  (…まあ確かに、最初の授業のオススメ小説が
   アレ、だもんな。>>0:50


 ジョーダンのつもりだったがあの時は
 教室内が凍り付いたっけ。
 昨今の風潮ならばハラスメント認定されても
 おかしくない。


 まァ身から出たサビだな、と思い直し、
 この日はそれきり、
 彼女の事は気に留めなかった]
(37) Yuma_K 2021/02/02(Tue) 16:06:27

【人】 分校教諭 添木 卓郎

  ――現在・分校の職員室で――


[当時勤めていた高校…"葵学園"は、
 毎年、初夏になると全校生徒対象に
 林間学校が開催された。
 俺はその付き添いで、
 いつものごとく気の乗らない態度で
 林間学校に望んだのだった。


 …これが自分の教師生活で最後の林間学校に
 なるとも知らずに。 


 なぜ今この時のことを思い出したのだろう。
 自分にとって決していい思い出ではなかった筈だ



 そして、あぁと気づいた。
 目の前の夕日が、あの時の景色にそっくりなのだと。
 雲一つない平和な空。
 陸風と海風が中和しあう時間帯。]
(38) Yuma_K 2021/02/02(Tue) 16:07:26

【人】 分校教諭 添木 卓郎

一波乱のまえの、まやかしの小康状態。
(39) Yuma_K 2021/02/02(Tue) 16:08:02

【人】 分校教諭 添木 卓郎

[ふいに、眠気に襲われた。

 いい加減採点に戻らねば…と視線を
 戻そうとするが、俺の目は夕日を捉えて
 動かない。

 次第にその微睡むような色彩に心地よさを覚え、

 そしてそのまま…気を失った。 ]*
(40) Yuma_K 2021/02/02(Tue) 16:08:31

【人】 分校教諭 添木 卓郎

─── 当然の報いだ、

俺は人に信用されるような人間じゃねぇ、


…ただ、あいつにだけは、謝りたい。
(41) Yuma_K 2021/02/02(Tue) 16:20:17

【秘】 分校教諭 添木 卓郎 → 三橋 夕凪   


 ……失望させて、悪かったな
(-9) Yuma_K 2021/02/02(Tue) 16:20:45

【人】 分校教諭 添木 卓郎

[とりとめのない夢を、見ていた気がする。

 ふわふわと混濁した意識はしかし、
 次の瞬間、激しい落下の衝撃により消え去った。


 ドサッという音と共に、はっと目を覚ます。 
 何という失態。職員室で居眠りをキメてしまうとは
 
 授業中に居眠りしていた生徒が、よく
 ビクンと体を震わせて気まずそうに起き上がるのを
 嫌と言うほど目にするが、
 今の自分はまさにそれだ。 ]
(42) Yuma_K 2021/02/02(Tue) 16:50:58

【人】 分校教諭 添木 卓郎

[寝ぼけ眼をこすりながら他の職員がいないか
 確かめようとしたが。

 思わず、はぁ?と間の抜けた声を出してしまう。

 ここは職員室ではなかった。
 それどころか、分校ですらないのだ。

 どこかよその学校の【図書室】に
 来てしまったようだった。]
 
(43) Yuma_K 2021/02/02(Tue) 16:51:11

【人】 分校教諭 添木 卓郎

[慌てて記憶を巡らす。
 今まで赴任したいくつもの学校の図書室…
 そのどれとも一致しない。

 それになんだか様子もおかしい。
 机は埃まみれだし、壁や備品も古びている。
 日曜日の学校のように人の気配も全く…


  (いや、違う。
   女生徒がいる。>>24


 高校生くらいだろうか?遠目ではあるが、彼女は
 自分の知らない制服を着ているように見えた。
 彼女は本棚から一冊の本を取り、
 その表紙を見ていた。 ]
(44) Yuma_K 2021/02/02(Tue) 16:52:08

【人】 分校教諭 添木 卓郎

  おい、お前
  そんなところで何やっているんだ?
  

[ついいつものクセで、自分の教えている年代の
 子供相手にはやや乱暴な言葉遣いをしてしまう。

 何気なく近寄り、
 本の表紙をのぞき込んで、
 …ぎょっとした。
 彼女が持っている本に踊る文字は、
 今まで全く見たことのない『読めない文字』だったのだ。]
(45) Yuma_K 2021/02/02(Tue) 16:55:23

【人】 分校教諭 添木 卓郎

[そこで初めて、自分が普通じゃない状況に
 置かれている事を知る。

 新手のドッキリか?いやいやいや。
 自分の教える分校の生徒達にこんな大がかりな
 ドッキリを考えるヤツはいない。
 (葵学園の奴等…青嵐あたりなら
 嬉々としてやりそうだが)
 

 背筋に冷たいものが走るのを、理性で抑えながら
 目の前の生徒に話しかける。 ]
(47) Yuma_K 2021/02/02(Tue) 17:14:47

【人】 分校教諭 添木 卓郎

  俺は添木。国語教師をやってて
  大学は海外文学もかじってたが、
  これはどこの国の文字か全くわからんな。
  お前はこれが読めんのか?スゲぇな。


[きっと彼女の答えは"ノー"だ。

 大学で囓った言語文化の知識を引っ張り出し、
 この字体は地球上の文化圏のどれとも
 被らないものだと、既に結論づけていた。


 分かってはいたが、敢えて聞いた。

 彼女がイエスと答えれば、いよいよ
 自分の状況がおかしいことになるだろう。

 まずは彼女が自分の味方になってくれるか?
 それを確認したかったのだ。

 味方と分かったら、まずは彼女と協力して状況を打開しよう。
 そんな魂胆を腹に隠しながら。 ]*
 
(48) Yuma_K 2021/02/02(Tue) 17:15:41
分校教諭 添木 卓郎は、メモを貼った。
(a5) Yuma_K 2021/02/02(Tue) 17:20:26

分校教諭 添木 卓郎は、メモを貼った。
(a6) Yuma_K 2021/02/02(Tue) 17:25:20

【人】 分校教諭 添木 卓郎

   (お、おぉぅ……)


[ ネリー・ミケラルドと名乗った女生徒は、
  どうやら6カ国語を理解できるらしい。>>74

  ついい今し方「大学で海外文学を囓ってた」>>47
  などという自己紹介をした自分がダサく感じて
  きた。この生徒、すごいぞ。


  とりあえずそんな彼女の知識を以てしても
  目の前の文字は読めないというのだから、
  やはりこれはこの世の言葉ではないのだろう。


  …読めない文字と、薄汚れた図書室。
  謎は消えない。 ]
(99) Yuma_K 2021/02/03(Wed) 10:32:56

【人】 分校教諭 添木 卓郎

    いや、俺も状況が全くわからん。
    赴任先の高校でテストの採点をしていたら
    何故かこんな場所に来てた。


[ 「よければ一緒に探索しませんか?」>>75

  彼女の提案に、
  俺もお前に同じ事を頼もうと思っていたぞ、と
  言いながら快く受け入れる。 ]


   まずは外に出なきゃ話になんねぇな。
   出口を探してみないか?
   校門に出れば学校名が分かるかも知れんしな。


[ それに外に出れば、そこらの電柱やら看板などから
  ここの地名が分かるかも知れない、
  そう思っての提案だ。 ]
(100) Yuma_K 2021/02/03(Wed) 10:33:49

【人】 分校教諭 添木 卓郎

[ …だが、この時の俺は甘かった。
  この場所は俺の想像していたものより遙かに
  "異質"なのだから。


  ネリーが外出に付き合ってくれれば、
  俺と彼女は玄関口から外に出て、
  そこで、置かれている状況の根深さを思い知ることに
  なるだろう。


  校門に刻まれた学校名はもとより、
  そこかしこの標識・看板の類いまでも
  すべて『読めない文字』で埋め尽くされ、
  どんなに歩いても、そこから離れることはできない。
  その事実を知ることになるだろうか。


  そして、暫く街をぐるぐると回った後、
  落胆して校舎内に戻ってくることになるだろうか。]*
  
  
  
(101) Yuma_K 2021/02/03(Wed) 10:34:38
分校教諭 添木 卓郎は、メモを貼った。
(a18) Yuma_K 2021/02/03(Wed) 10:40:36

分校教諭 添木 卓郎は、メモを貼った。
(a19) Yuma_K 2021/02/03(Wed) 10:41:28

【独】 分校教諭 添木 卓郎

/*んああスバルくん目覚めてくれてありがとう
(-25) Yuma_K 2021/02/03(Wed) 10:50:12

【人】 分校教諭 添木 卓郎

[ 外に出て、色々な事を試してみた。


  奇妙な文字が連なる町並みをどうにか抜けようと
  大通りを延々と歩いてみる。

  コンビニらしき場所に入り商品を調べてみる。
  (見知らぬ包装のものばかりだったが、
   試しに商品を口にしてみると、案外イケた。)

  そこいらを歩く人々に話しかけてみる。

  しかし彼らは返事どころか、
  此方を振り向く事さえせず、
  単調な動きを繰り返すばかりである。


  …まるでプログラミングされたゲームのNPC
  のような動きだ。


   (もしかして本当にゲームの世界
    だったり…しないよな。)


  そう言って笑ってはみたが、
  自分の笑い声はどことなく硬く、乾いて聞こえた]
(139) Yuma_K 2021/02/03(Wed) 19:11:19

【人】 分校教諭 添木 卓郎

[ 何も突破口がつかめない。
  唯一話が通じるのは図書室で会ったネリーだけ。


  徒労感だけを土産に、来た道をとって返す。
  30を超えてから体力が低下したな、とふと思う。

  歩き疲れた三十路の体をよっこらせと
  もといた廃校舎に運びながら、
  他に話の通じるヤツはいないのか…と
  辺りを見回した。 ]
(141) Yuma_K 2021/02/03(Wed) 19:13:48

【人】 分校教諭 添木 卓郎

[ すると…いた。
  廃校舎から少し出たところに、一人の女性が
  立っている。>>125 ]



    (何者だ?)

  
(142) Yuma_K 2021/02/03(Wed) 19:14:08

【人】 分校教諭 添木 卓郎

[ 『占い師みたいだ』。
  それが、彼女を見た最初の感想だった。


  彼女のいでたちは、
  街を徘徊しているNPC共とは全く違っていた。>>70
  体のラインにぴったり沿った服装に、顔を覆う
  被り物。


  それに、まだ此方に気づいていないだろう彼女が
  かすかに漏らした独り言は。]
 


   
「……来世にきたのかなぁ〜。」



[ ……来世って、何だよ?]
(143) Yuma_K 2021/02/03(Wed) 19:14:41

【人】 分校教諭 添木 卓郎


  おい。
  
来世って、なんだ?



[ 気づくとそう口にしていた。 


  彼女がどういう人間なのか知っておくのは
  今の状況を理解するヒントになるだろう、
  何となくそんな気がしたから。
 

  発した問いはギリギリ彼女に届くか届かないか
  という距離感だ。
  果たして、彼女は気づいただろうか? ]*
(144) Yuma_K 2021/02/03(Wed) 19:15:22
分校教諭 添木 卓郎は、メモを貼った。
(a25) Yuma_K 2021/02/03(Wed) 19:22:10

【人】 分校教諭 添木 卓郎

──少し前──

[ 街を一緒に探索しながら、
  ネリーは黙々と考え事をしているようだった。


  まさか彼女が、自分はもう死んだと確信しており
  この奇妙な世界を一瞬でも“死後の世界”
  かもしれないと考えていたことは>>147
  つゆ知らず。]
  


   「先生、これ読めますか?」


[ 俺はと言えば、自分が教えている訳でもないのに
  自分の事をきちんと先生と呼んでくれるネリーに
  好印象を持ちはじめていた。

  …いや、当然、変な意味ではないのだが。]


   参ったな。
   ネリーと俺でも読める文字が一つもねぇ。
(153) Yuma_K 2021/02/03(Wed) 20:24:37

【人】 分校教諭 添木 卓郎

──現在・廃校舎の外で──


[ 占い師みたいな彼女の話は、聞けば聞くほど
  よく分からなくなっていった。>>150


   この校舎が“とっても後の時代の物"だと?
   正直ボロいし埃まみれだし、
   俺には古くさく感じたが。
  

[ 隣でネリーが、来世は仏教用語の一つだ、と
  蘊蓄を耳打ちしてくれた。>>148
  つくづく教養のある子である。]
(154) Yuma_K 2021/02/03(Wed) 20:25:00

【人】 分校教諭 添木 卓郎

[ 俺の戸惑いをよそに、占い師みたいな彼女は
  ふふっと柔らかく笑いながら、
  屈託なく名を名乗った。>>151


  語尾が伸びる口調からは、
  人を煙に巻こうという魂胆を感じない。

  身に付けているフードやペンダント、所作の
  一つ一つが、上流階級の出身者を思わせる、
  不思議な女性だった。

  
  彼女と話を合わせるにはどうしたらいい?
  そう考えて。]
(155) Yuma_K 2021/02/03(Wed) 20:25:50

【人】 分校教諭 添木 卓郎

   俺は添木。国語教師だ。
   普段はこういう建物の中で仕事をしている
   から、ここ一帯もよく見る風景だ。

   あんたは普段、何をしてて、
   どういうところで暮らしてるんだ?


[ と、ネリーにした自己紹介とは違った、
  端からみると少々奇妙な自己紹介を彼女にした。

  どんな人間がここに集まっているのか、
  それを探るために。


  そもそも、やや時代錯誤の服装の彼女は、
  本当にこの時代の人間なんだろうか? ]*
(156) Yuma_K 2021/02/03(Wed) 20:28:15

【人】 分校教諭 添木 卓郎

[初対面の女性に下の名前を聞かれる。
 普段ならばなんとも嬉しいシチュだが、
 今の状況では素直に喜んでいる場合ではない]


   卓郎だ。

 
[ とだけ答え、改めて目の前の柚乃を見る。

  彼女は先程質問を投げかけられ
  一瞬面食らった様子だったが
  すぐに色々と答えてくれた。>>162>>163


  彼女の口から出た、
  "帳簿の管理"、"女中たち"、"家に飾られた絵"
  という言葉。

  上流階級では?という読みは当たっていたようだ
  それに、子供持ちと言っていたが、
  まだかなり若いように見える。

  そして、この服装といい…。 ]
(174) Yuma_K 2021/02/03(Wed) 22:11:42

【人】 分校教諭 添木 卓郎

[(もしかすると彼女はこの時代の人間では
 ないのだろうか?)という荒唐無稽な仮説が
 現実味を帯びてくるのを感じながら、


 ちょうど、学舎に入りませんか?と
 ネリーが提案してくれたので、
 それに乗っかることにした。


 柚乃だけでなく、同じような
 境遇の人間がこの空間にはまだ居るのかも
 知れない。出来るだけ人に会い、情報が欲しい]
 


  俺はネリーと校舎を探索しに行くが、
  柚乃、お前はどうする?



[何なら手分けして探すのもありだろうか?
 そんなことを考えながら、彼女に聞いた。]*
(175) Yuma_K 2021/02/03(Wed) 22:12:04