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人狼物語 三日月国


132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】

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【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

 目を細めて、頭をさするあなたの手を受け入れる。
 ふふふ、と楽しげな声が喉から漏れた。

 けれど、あなたの相談ごと。
 その表情が徐々に曇っていって、隠すこともできず。
 うーん……と唸って、

「だめ……ではないですけど……」

 ぎゅう、と抱きしめる。
 あなたの耳元でぽそりと呟いた。

「……こわい、です」


 明日もこのままのふたりでいたいな、と思って。
 少女は思ったままのそれを、声に出した。

/*
うわ〜〜〜〜!!!ごめんなさい!
お昼ごろに送ったと思い込んでいてKONOZAMA!!!大変…お待たせしました…!
(-3) 榛 2022/03/01(Tue) 21:16:58

【秘】 園芸 ハナサキ → 演劇 アクタ

/* すいませんハナサキPLですが、更新20分程前のギリギリに結託の投票決めてしまって連絡遅れました…!
もしかしたら他の投票した方から連絡行ってたかもしれないですが、こちらからもするべきだったと思い連絡しています。
結果が出てからになってしまい本当に申し訳ないです……
(-5) shionsou 2022/03/01(Tue) 21:44:25

【秘】 演劇 アクタ → 園芸 ハナサキ

/* あ!そうだったんですね……!?
此方PCはこんな感じですが
PLは生きても死んでも楽しいので大丈夫です!
どうか気に病まれないようになさってください!
これからもハナサキPL様の良い裁判ライフを祈っております!
(-6) osatou 2022/03/01(Tue) 21:53:44

【秘】 園芸 ハナサキ → 演劇 アクタ

/* ありがとうございます!なら安心です!
残りの期間もご縁あればよろしくお願いしますね!
アクタさんカワイイネ……
(-10) shionsou 2022/03/01(Tue) 22:02:35

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

「………………じゃあ今日は選びます。
 決める為に。生き残るために。
 何よりナツメさんを怖がらせたくないですから」

昨日も同じ思いをさせたんでしょうか。
カフェで頷いたのも無理をさせていたのでしょうか。
陰った表情と抱きしめる腕が包み隠さない想いを教えてくれました。

「そうなると選択肢は多くありませんし……それなら安心してくれますか?」

言葉だけでは足りないかと、撫でる手をそのまま回して抱きしめました。
私は何処にも行きませんよ。
そんな気持ちが伝わりますように。

/* とりあえず今日の投票はこんな感じになったのでゆっくり…ゆっくり…
(-12) shionsou 2022/03/01(Tue) 22:06:14

【神】 園芸 ハナサキ

「ユスさんが……」

掲示された結果を目にしてぽつり。
もう一人の名前は予想できていた筈の名前。
この手で書いた名前。

予想はできても自らの投じた票が実を結ぶのはまた違った重みでした。

「えっと、今日もよろしくお願いします!」
(G3) shionsou 2022/03/01(Tue) 22:13:24

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

 こくん。
 ちいさく頷くと、顔の横でさらりと髪がこすれる。

「ありがとう、ございます」

 ちくりと胸を刺した罪悪感を抱えたまま、抱きしめあって。
 温もりに包まれたまま、ぽそぽそと話をする。

「……選ぶの。迷ったら、話、聞きます。
 聞くくらいしかできないけど……」
 

それで、やっぱり自分にします、と言われても。
今度はもう、聞くくらいしかできないかもだけど。
そうならないでほしいから、そのことは内緒にした。
(-18) 榛 2022/03/01(Tue) 23:10:54

【神】 園芸 ハナサキ

「……何かあったんですよね」

最初に比べて随分と広く感じる裁判場を眺めます。

「様子を見たい方も居るでしょうし、早く切り上げたい人が居るなら私も反対しません。
 その、事情はよく知らないですけど……他に気を取られていたら集中できないと思いますし」
(G5) shionsou 2022/03/01(Tue) 23:27:37

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

「その時はお願いしますね」

ハナサキはそう言って身を起こします。
胸を打つは心地よいリズム。
──生きている。20年弱の人生で今更そう思えました。
離れる前に温もりを惜しむようにあなたの髪を撫ぜて。
浮かべるのはほんの少しの期待と不安が織り成すマーブリング。

「最後にこれだけ聞かせてください。
 私はまだナツメさんの味方で居ても良いですか?」

こればかりは自分一人では決められない事だから口にしました。
望まれたならその道を自分なりに歩きたい。
それと同じくらい望んだ道も歩きたいのです。
(-22) shionsou 2022/03/01(Tue) 23:44:58
ハナサキは、いつか貼った花柄の行方をちらり。
(a2) shionsou 2022/03/01(Tue) 23:48:16

【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ

誰かと共に帰った方がいい。
そんな話がなされている中メッセージを送った。

『価値の話、簡単にですけど。
 顔を合わせて話したいです。
 気分と、せっかくですから。

 文字でやり取りするのと変わらないのに
 なにかちがうと感じるんです。
 心配事はあるかもしれないですが、
 少しだけ話しませんか?』

『ナツメさんへの差し入れでも、用意して』
(-62) toumi_ 2022/03/02(Wed) 8:08:54

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

 
体温、鼓動、近づいても離れても一つになれないそれは、ちょっと寂しい。
私たちは結局、ひとりぼっちなんだって突きつけるようで。
 

 頭をなでる手を、また、目を細めて受け入れて。
 どこか名残惜しそうな気配を残した少女は、先に起き上がるあなたを見上げて、

「味方よりは、友達がいいなって」

 思います。小さく笑む。
でも。


「友達だから味方するときもあるし、
 友達だから、味方できないこともあるって。
 ……そのくらいじゃ、だめですか?」
 

でも、ひとりぼっちが、ふたりいる。
それでべつにいいんじゃないかなって、思う。
(-73) 榛 2022/03/02(Wed) 10:28:53

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

 
 
――――どうしてそんなに、味方にこだわるの。


そんな不躾な問いはまだ、心にしまっておくことにする。
柔らかい土に思えて、踏み荒らすのは躊躇われた。
まだ、なりたての友達だから。
(-74) 榛 2022/03/02(Wed) 10:30:07

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

【これは4日目、解散後のメッセージ】


『こんばんは。』
『医務室にいます。』
 
少女もそうなった事情は把握していないが、
今日は怪我をしたエノの介抱をするつもりだと伝えた。
ついでに、『元気ですか?』と、手短に無事を確認できたらやりとりを終える。
(安否確認は3日目、発砲音の後にもあったかも。なかったかも。)
(-102) 榛 2022/03/02(Wed) 14:49:05

【神】 園芸 ハナサキ

「──あ、私の投票ですが。
 くじではなくて自分で選んで記名しました」

柔らかいサイコロが示した硬質な事実を一瞥して、思い出したように告げました。

「明日の投票も皆さんは今日と同じように選ぶんでしょうか。
 話し合い、できなくて残念です。
 それでもせっかく時間が浮いたんですから調子が悪い方はしっかり休んで備えましょう!」

むんっ!とポーズを取って解散する流れに乗るでしょう。
(G13) shionsou 2022/03/02(Wed) 20:13:43
ハナサキは、一人はやっぱり危ないでしょうか…と呟きながら中空を眺めました。
(a16) shionsou 2022/03/02(Wed) 20:15:20

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

『構いませんよ!
 真に遺憾ですが事実として事件が起こっていたみたいですし……話をしていたら気も紛れます!
 私も改めてちゃんとお話したいと思っていました。
 やっぱり体全部で相対した方が気持ちも伝わりますよ!
 どこか良い場所ありますか?あんまり大っぴらな場所じゃない方が安心…とか』

メッセージを読んであなたをこっそり窺いました。
ほんの少し、あなたにだけ分かるように笑ってそんな返信をします。

『大賛成です!きっと大変な思いをしたでしょうから元気が出るものにしましょう!』
(-135) shionsou 2022/03/02(Wed) 20:23:51

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

ひとりにひとつのいのち。
それが普通。
──あなたが選んだことでしょう?


「友達ですか?」

きょとんした顔。
何故、いま?そう言いたげな顔。だって。

「友達は────」

助けてなんてくれませんよ。

「だめじゃないです、よ。
 ナツメさんがそれで構わないなら、友達になりましょうか。
 ……なんだか、ちょっとヘンな言い方ですねっ。
 友達はなるものじゃないって、どこかで聞いたような気がします!」

ソファから腰をあげて一礼をしました。

「じゃあ、よろしくお願いします」

この日はそれを合図に別れた事でしょう。
(-141) shionsou 2022/03/02(Wed) 20:42:20
園芸 ハナサキは、メモを貼った。
(a19) shionsou 2022/03/02(Wed) 20:51:58

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

『ナツメさんこっちに来てないから心配しましたよ!
 危ない事があったみたいで、巻き込まれたんじゃないか、とか……
 私は問題ありませんよ!
 後でそちらに顔を出しに行くかもしれません』

いかにもなメッセージが返ってきました。

『くれぐれも無理はしないでくださいね。
 知ってるの人が関わる事件は意識して無くても負担になるんですよ』

だそうです。
(-145) shionsou 2022/03/02(Wed) 21:00:30

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

 無事でよかったと安堵して、

『ちょっと疲れたかも。
 でも、無理はしてないです。』

 ありがとうのスタンプ。そんな感じの。
 はじめよりすこし、素直寄りのメッセージだった。
(-151) 榛 2022/03/02(Wed) 21:27:53

【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ

『焼き肉店の個室か』

自分の部屋を言おうとしてかなりデリカシー等の問題でもないような気がして。

『広場に温室を作ろうと思います』

目的はもちろん、自然と花を寒くない場所でゆっくりとみるためだ。

『女の子は何が好きなのかな、俺があげても驚かれると思うのであとで会うときに渡してあげてください、花とか、おやつとか』

そんなことを言いながら男はその夜、広場の方に歩き始めていた。

欲しかったからそんな理由で建物をたてる。
好きなものに囲まれることは、きっと悪いことではないから。

/*温室は屋根が丸い感じのお茶会ができそうなお洒落なあれです。
勝手に建築予定だったので、返信は好きな場所で待ち合わせして話すことにしましょう、意識が落ちており返事が遅くなりすみません!
(-187) toumi_ 2022/03/03(Thu) 8:42:50

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

『そのふたつなら温室にしましょう!
 花屋さんのつくる温室なんて、きっと綺麗ですよね!期待してますよ!』

あなたがあれやこれやと内装を思い浮かべながら温室を建てる光景を想像すると、ボタンを掛け違えたようなどこかズレた感覚がしました。
それでも同じ趣味の持ち主。知識や経験は自分以上に積んでいるはずです。

『そもそも女の子って括りで考えるのが大雑把だと思うけど…まぁいいです。様子を見に行くつもりでしたからその時に渡そうと思います』

先日のカステラは美味しかったしあれにしようかとおおよその見当はつけて、その場では一区切り。
(-209) shionsou 2022/03/03(Thu) 12:43:14

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

ーー合議が終わってしばらくして、地図を開くと広場の中にそれらしい建物が増えていました。
VRって本当に何でもありですね、と独り言を呟きながら目的地へ向かいます。
途中カフェに寄って用意してきたコーヒーのポットを抱えて、あなたの庭へハナサキは足を踏み入れました。

「フカワさん、ハナサキです!
 私、びっくりしました!すごい本格的じゃないですか!」

/*はーい!こんな感じで!
(-210) shionsou 2022/03/03(Thu) 12:45:06

【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ


「こんばんは、中々綺麗でしょう?
 映画で見たことある建物をベースに……好きな花で埋めました。
 植木鉢なので、ガーデニングとは違って、見世物……ですが。
 それでも、良い物に違いありません」

温室であなたを迎えるその声は、之までで一番饒舌で。
本当に好きなものに囲まれ気分をよくしているのが手に取るようにわかるだろう。

「ええ、ツルギさんが花を採っていくみたいなんで。少し多めに置いてます。
 花屋をここにひらくわけにはいかなかったんですが、
 囲まれてないとやっぱり落ち着かなくて。

 あまり隠す必要もなくなってきたので、正直になってみました。
 ここにくるまでずっと職場に居たので落ち着かなかったんですよ」
(-213) toumi_ 2022/03/03(Thu) 13:11:24

【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ

「それで、……ああなんでしたっけ。
 価値の話でしたね。端的に言って、俺は。
 ずっと票を持っていたいんです。
 それで
救えるもの
があると思ってて。

 だから二回目の人に選ばれるその日まで、
 君と……他に協力者がいても、いいですが。
 その人と票を合わせれば選ばれないと思った。
 そんな不純な理由なんですよ。

 それまでに誰が選ばれても良いんです。
 ……ずっと続くようなら、最後の最後には俺が選ばれても良い」

「これが俺のやりたいこと、になりました」

「……そして、あなた達を優先したいと思った。
 だから、投票の委託です、どんな選択をとっても恨みません。
 誰にいれるかの相談は、一緒にしてもいいですけどね」
(-215) toumi_ 2022/03/03(Thu) 13:13:58

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

「建物もそうですけどやっぱりお花が素敵です!
 お花屋さんよりは植物園ですよね。
 私も一度だけ行ったことがありますけど、遜色ない出来栄えだと思います!
 フカワさんがここまで"やる"人だとは……本職の花屋を侮っていました」

気分が浮ついているのはこちらも同じでした。
ポットを置くのも忘れて話しながらあちこちの植木鉢を巡回しています。
あなたが楽しそうに見えたのも拍車をかけているようです。

「だから隠さないでも大丈夫って言ったじゃないですか。
 自分の好きに正直になったら嬉しいし、きっと色んな事が善きようになるんです!
 花に囲まれてないと落ちつかないのはアレですが」

職業病かも。
それからポットを置いて本題に入ります。
(-268) shionsou 2022/03/03(Thu) 20:54:57

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

「なるほど……選ぶ為ではなく選ばれないようにする為の票ですね。
 ほとんどの人がくじで選んでいる現状だと意図的に寄せた票は大きいですし、今日もそれで……アクタさんが選ばれましたし」

あなたの言った通り、よく知らない相手というのは確かに罪悪感が和らぎました。

「不純と言いますけど逆に何が純粋なのかって思います。
 自分で選んでみてよくわかりました。結局は相手の命に手をかける事実を覆す理由なんて無いんです。
 だから私は──
選ばなかった事を後悔しない為に選びます

 奪う以外に選べる選択肢があるのなら、私もそうしたいです。
 私自身が選ばれる事については一度踏ん切りをつけている事だからしょうがないと思えますから」

ハナサキに必要だったのは票を投ずる意味を見出す事。
あなた達と同列に並ぶ為の、本当の意味で参加する意思が見つからなかったのです。

「フカワさんと一緒ですね。
 だから、その……投票の事も一緒に決めたいです。
 私達ばかりじゃなくて、フカワさんも残っていて欲しいと思います!
 ……気遣いじゃなくてやりたい事ですよ?」
(-269) shionsou 2022/03/03(Thu) 20:55:49

【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ

「趣味ですね……。同級生には変わってるって言われましたけど。
 小さい頃から囲まれていたので、やっぱり。

 そこの食中植物可愛いでしょう? ウサギゴケっていうんですけど。
 空気を漂う微生物を食べてるんです。
 もぐもぐしているところは見ることはほとんどできません」

「……それは、あまりうなずけないんですけど。
 君の前ではそうしようと心がけていたら、なんだか
 ちょっと恥ずかしいほど素直になりすぎているかもしれません……」

一緒に植物を眺めてからポットを置かれて。閑話休題。

「一緒に、ですか。はい。それでも、俺は君に任せますよ。
 今――きっとハナサキさんに票は集まりにくいと思います。
 俺と君が一緒に入れない限りです。
 それと感情を抜きにして、ナツメさんにも入らないと思いますよ。
 俺があれだけいいましたから」

やはり喋らない花という存在は、いろんな意味で目立つのだ。
そして突然矢面に立たされて覆された票ということも要素になる。
(-291) toumi_ 2022/03/03(Thu) 22:38:28

【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ

「なんだか俺がここで生きて欲しいと言われるのは不思議な感じです。……しかも複数人に。
 でしたら、……」

「……ツルギさんかカイさんに、入れたいんですが。
 ……あの。
 ハナサキさんは、
二回目の人に予想はついていますか?

 俺は、ツルギさんだと、思っています」

本当は。あともう一人。
(-292) toumi_ 2022/03/03(Thu) 22:39:40

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

「子どもの頃からかこまれていたらそうなるものなんでしょうか……
 男の子でもお花が好きな子は居たと思いますけどね。変わってないですよ!
 もっと素直になりましょうよ!温室ができてからのフカワさんの方が私は好きです!
 恥ずかしくないですから!ね?」

ウサギゴケには初めて見ました!と顔をぐっと近づけて見ています。
こんなに可愛いのにもぐもぐしているんだ……とちょっと怖い想像をしそうになって振り払ったり。

「ナツメさんって実は私が何もしなくても大丈夫そうな感じではあるんですよね。
 最近はたくさん話すようにもなりましたし、知らない所で交友もしているみたいでしっかりしている人です。
 フカワさんが表立って動いてくれた甲斐もあるでしょうね。あの後に投票するのは事を荒立てるに違いありません。
 そうなると心配なのはフカワさんの票の方かもしれませんね」

2回目に選ばれるのは心配してもどうしようもありません。
けれど条件は皆同じですから今はただ祈るばかり。

「2回目の人……正直確信はありません。
 でも、ツルギさんは私もちょっとそうじゃないかと思っていました。
 場慣れしているのもそうだと思えば納得できます。
 カイさんはあんまりそういう嘘は得意そうに見えませんし……
 エノさんは……なんとなく違うなって思っています。勘ですけどね」

何人いるかも分からないものですから。

「だから投票するならツルギさんでしょうか?」
(-312) shionsou 2022/03/04(Fri) 1:09:45

【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ

「今の俺が好き、ですか。」
「――とても皮肉なんですが。
 ……あなたにとっては褒め言葉、なんですよね」

そう言われるともっと恥ずかしく、と引きつった笑いを返して共通の助けたい彼女の話題には頷いた。

「……ここに居る人たちは、多分。
 本当は誰かがずっと側に居なくても
 大丈夫だったひとたちだったんですよ。
 ただこの状況と、社会の不条理がが突然襲ってきて、
 自分の決めていた人生のルートを組み直さなくちゃ行けなくなった。
 多分……それが見えやすいか見えにくいかだったんです。
 あと速度も。です。

 俺は……選ばれないと、思いますけど、ね。
 嫌なほど、いい人しか、居ないんです。ここは。

 なぜか、こんな俺も生きて欲しいと言われ続けて。
 一番最初に、そんな風に諦めるなといったのは君でした。

 俺は幸せの形がお花畑みたいな君のこと、
 ずっと理解できませんでしたけど。
 そんな物語が好かれるなら、一度は考えるぐらいには、馬鹿に出来なくて……こんな提案をする羽目に」

わざと少しとがったような、繕うこともしない言い方をする。
あなたに言われた言葉が正当化される世界なんて夢物語で。
本当はもっと暗く、濁ったものばかりだ。
合わない、圧倒的に合わない、それでも。
「……眩しかったんですよね……」褒め言葉ではないけれど。
(-337) toumi_ 2022/03/04(Fri) 9:23:27

【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ

「ああ、どうしましょう、ね。ううん……。
 彼、選ばれても気にしないのが、……気にするんですよね」

何度か話して深夜ドライブもした仲である彼を思い出す。
池に投げ続けていた石を思い出す。
似たようで、正反対だった――――

「気にするんですよね……」


罪悪感ではなく、選ばれたことを嫌がられないのが気になってしまう。

「入れましょうか……彼に。
 一番、残っている人間で受け入れてくれる人です。
 
俺が罪悪感を覚えずに済む人です


結局は保身に走るところが人間味があるな、なんて。
ボトルに入った液体を揺らして、ため息をつきながら。
今回はかなり自覚的に自分のことを他人事のように思った。

「そういえばハナサキさんが少しだけ犠牲的に見えた理由、聞きそびれましたね……。大方、俺の予想なら戻ってもいいことがない環境だったのだと思いますが……あの、
この先、生きていても平気ですか?

 お金とか、立場とか……俺みたいに犯罪に巻き込まれていたりしませんか?」

心配をしているのは確かなのだが、デリカシーがない言い方は健在中だった。
(-338) toumi_ 2022/03/04(Fri) 9:26:26