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人狼物語 三日月国


104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】

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竹村茜は、カイロを貼っている。
(c3) eiya 2021/11/04(Thu) 21:27:01

【墓】 竹村茜

「…………」

今日も人目を避けて登校しようとした。
……なぜか周囲の人が少ない気がして、普通に登校する。

少し、落ち着かない。
(+3) eiya 2021/11/04(Thu) 21:34:51
竹村茜は、男子の方のプールサイドが騒がしいことに首をかしげた。
(c15) eiya 2021/11/04(Thu) 23:24:57

【墓】 竹村茜

「……どうしたんだろ」

そこかしこが静かで、喧しい。
(+13) eiya 2021/11/04(Thu) 23:26:51

【墓】 竹村茜

「絵莉……?」

ふと、窓を見る。
繋がるはずのない居場所に歪曲するように繋がる場所を見る。
それがあり得ない光景で、どこからか繋いできたようなものだから……見知った人の顔が浮かんだ。
(+14) eiya 2021/11/04(Thu) 23:34:19

【秘】 竹村茜 → 笹原絵莉

『絵莉 なにかあったの?
 あちこちにポータルが開いてた』

あなたのLINEや電話の通知を届ける。
(-153) eiya 2021/11/05(Fri) 18:40:44

【秘】 笹原絵莉 → 竹村茜

『……』
メッセージには返答がないが、電話には応答する。

「もしもし。茜……?」
着信音で相手を判別し、返事する。普段の元気さが嘘のような弱りきった様子。
(-178) soto 2021/11/05(Fri) 21:47:39

【秘】 竹村茜 → 笹原絵莉

「絵莉? 何かあったの?」

メッセに返信しなかったことはどうでもよくなった。
覇気のない、彼女らしからぬ声色を耳にして肩を竦める。

「……出てくれただけ安心した」
(-189) eiya 2021/11/05(Fri) 22:52:43

【秘】 笹原絵莉 → 竹村茜

「例の薬、あたしもやられたわ。暴走しても大したことにはなんないかなって思ったけどマジやべーの……。
 見るだけでとんでもないことになるから、校舎の隅っこの方で縮こまってる」

 声を聞いてほっとしたのか、それとも心配させたくないのか、徐々にいつもの調子を取り戻そうとしている。
(-191) soto 2021/11/05(Fri) 22:59:41

【秘】 竹村茜 → 笹原絵莉

「……絵莉もか。落ち着いてはいるようだけど。
 絵莉の異能、別に人体に害があるわけじゃないでしょ。今そっち向かうから待ってて」
(-194) eiya 2021/11/05(Fri) 23:16:46

【秘】 笹原絵莉 → 竹村茜

「ありがと……。できたら目隠しみたいなの持ってきて……口ん中ポータルにされたくないじゃんね。
 自分から首突っ込んでこうなっちゃ世話ないね……」
通話は繋いだまま。
(-195) soto 2021/11/05(Fri) 23:21:23

【秘】 竹村茜 → 笹原絵莉

「なにその性質の悪いSF。
 オッケ、そのままじっとしてて」

通話状態を維持したまま、駆け足で学校内を走る。どこかの扉を開けて何かを持ち出す音を一度響かせてから、あなたがいる場所を教えてもらえればそこへと向かうことになる。

「……包帯持ってきた。大丈夫?」
(-196) eiya 2021/11/05(Fri) 23:36:52

【秘】 笹原絵莉 → 竹村茜

金網やパイプの口、通ったあとにある穴の空いたものがポータルにつながっているため、見つけることは容易かった。

髪は乱れて、制服の裾や足は土だらけ。片手でスマホを握りしめたまま。顔を隠して、しゃがみこんでいる。

「……うん。だいじょぶ。巻いてくんね? 早いとこ塞いで安心したいじゃん」
(-197) soto 2021/11/05(Fri) 23:46:57

【秘】 竹村茜 → 笹原絵莉

「……荒れてるなぁ」

自分の暴走よりも範囲は広い。ポータルに不用意に入ったり巻き込まれたりした人がいなければ良いとはいえ。
後をたどるような形で校舎の端をねり歩いていると、その姿を見つけた。

「ん。じっとしてて」

あとで部室のシャワールームでも貸してやろう。
そう思いながら、彼女の眼を覆い隠すように巻いてやる。落ちたりしないよう頭にきつく巻きつける。
運動部だから包帯の使い方はお手の物だった。
(-200) eiya 2021/11/06(Sat) 0:00:43

【秘】 笹原絵莉 → 竹村茜

「騒ぎどんどん大きくなるし、ずっとここにいるしかなかったんだよね。使えなくなったドアとか窓とかあんだろうなぁ……

 でも、これで自由に動けるし」

 恐る恐る立ち上がって。

「やば。とーぜんだけど何も見えないじゃん」
(-204) soto 2021/11/06(Sat) 0:15:22

【秘】 竹村茜 → 笹原絵莉

「そこは仕方ないと思うしかないよ。謝るなりすれば許してくれるんじゃない?
 ……ともかく絵莉が動けなきゃ何も始まらないから」
 
 立ち上がる彼女の様子に、肩を竦めた。
 汚れた服とかをどうにかしないといけないか。汚れ落としてジャージにでも着替えさせて……。

「手くらいは引いてあげるから」
(-206) eiya 2021/11/06(Sat) 0:35:07

【秘】 笹原絵莉 → 竹村茜

「うん。落ち着いたら謝りに行くわ。どこにっつーとわかんないけど。うん……。いざこうなっちゃうと全然余裕なくなるもんだね。頼って、なんて言ってたのにかっこ悪いの」

抱きしめるようにしがみつく。視覚なしでは十分に歩くこともままならない。その手だけが頼りだ。
(-207) soto 2021/11/06(Sat) 0:44:56

【秘】 竹村茜 → 笹原絵莉

「心配してくれた人にでも良いんじゃない。心配かけてごめんねとか。
 
 ……ふつー、そういうものだよ」

しがみつく彼女をしっかりと受け止める。彼女の背を軽くなでてから、腕にでもしがみついていればいいよと素っ気なく告げる。

「別にカッコ悪いなんて思わんし。一人でよく耐えてた」
(-210) eiya 2021/11/06(Sat) 0:57:49

【秘】 笹原絵莉 → 竹村茜

「んじゃ……茜にまずは言わなきゃじゃん」

『ごめんね』

腕にしがみついて。生まれたての子鹿のような足取り。

「メーワクかけるわけにはいかないもんね……。あたし、精一杯やったじゃん。

 
このままじゃ体育祭どころか、授業も無理だし。ずっとこのままだったら……?

 何も見えないから、弱さを見せてもいいから。不安をこぼしてしまう。
(-211) soto 2021/11/06(Sat) 1:06:19

【秘】 竹村茜 → 笹原絵莉

「……私は絵莉に世話になったから」

それでもきちんと謝罪は受け取っておかないと収まりも付かないだろうから、それ以上は口にしない。

「絵莉は頑張ったよ。それでいいんだよ。
 ……日常生活なら私が世話してあげるから。授業は……同じクラスのシオンや若井にでもカバーしてもらうとか。
 迷惑はかかるだろうけど、寄りかかれるときは寄りかかっとけばいいよ」

子鹿のように震えるあなたを抱き寄せる。

「私が傍にいる。安心して」
(-213) eiya 2021/11/06(Sat) 1:25:29

【秘】 笹原絵莉 → 竹村茜

「うん、うん。なんとかやってけるかな。見えなくなった訳じゃないし。そのうち治るかもしんないし、練習すれば制御だって効くかもしんない……」
 前を向いて。隣を向く。見えなくてもそこにいる。思ってくれる。支えてくれる。そうしたら、自然と恐怖や不安も和らいで。

「茜……もうちょい迷惑かけるね」

 包帯がじわりと湿気を帯びた。
(-214) soto 2021/11/06(Sat) 1:40:25

【秘】 竹村茜 → 笹原絵莉

「……それでいい」

思う存分迷惑をかければ良い。自然治癒で収まるのか否か、それはわからないけど。
それでも自分ができるのは、常に味方していることだけだから。
助けてくれたのだから、次は自分が手助けをしたほうが座りがいい。

「とりあえず、制服汚れてるから着替えにいくよ」

あなたの腕をしっかりと握りしめて、離れないように。
ゆっくりと前へと歩くものの、歩調はあなたにあわせる。時間がかかっても構わないから。
確かに噛み締めるように、あなたを導こうとする。
(-222) eiya 2021/11/06(Sat) 2:19:11

【秘】 笹原絵莉 → 竹村茜

「見えないからわかんないけど、すごいことなってんだね……着飾るのもしばらくお預けじゃん」

ゆっくりと歩いていく。あなたの配慮のおかげで躓いたりはしなかった。視覚から意識を捨てて感覚が研ぎ澄まされたから、あなたのぬくもりをしっかりと感じられた。
(-223) soto 2021/11/06(Sat) 2:29:12

【秘】 竹村茜 → 笹原絵莉

「じっとしていたからかな。妙に服が汚れてたから。
 代わりにメイクとか手入れくらいならしてあげる。笑われないことだけ祈っといて」

常通りの調子でそう茶化すように。なるべくいつも通りのそれらしいテンションで会話をしつつ、あなたを更衣室に連れ込む。

「……なんかへんなの」

ぼやきながら、あなたを着替えさせるためにてきぱきと動いていたことだろう。
(-227) eiya 2021/11/06(Sat) 3:01:57

【秘】 笹原絵莉 → 竹村茜

「助かるわ……絶対一人じゃできないもんね。茜がやるなら大丈夫じゃん」

「……変なことされてる気分」

相部屋をしている手前、見せるのは今さらなのだけど、目隠ししたまま人に着替えさせられるというのはなかなかに恥ずかしいものがあった。赤ちゃんにでもなった気分。
(-229) soto 2021/11/06(Sat) 3:17:16

【秘】 笹原絵莉 → 竹村茜

 衣の擦れる音、身体から布の分の重みが失われ、代わりに冷たい外気が素肌を撫でた。空気の流れで、物音ですぐ側にあなたがいることを感じる。敏感になった身体に手が当たれば、思わず小さな声を漏らした。

 程よく引き締まり、括れた身体。桜色の肌着がぴんと張っている。着替えやすくするために、合図を受ければ腕を伸ばし、促されるままに身体を曲げる。服を脱がせて着せるためだけれど、すっかりいいなりになっている。

「思ったより恥ずかしいわ……。誰も来てない?」
 
(-239) soto 2021/11/06(Sat) 5:10:11

【秘】 竹村茜 → 笹原絵莉

着替えやらで見る機会はあっただろう。こうして介助することなんて早々あったものではないけど。

「お姫様になったと思えば良いんじゃない?」

赤子や介護だと締まりがないから。
恥ずかしそうにする彼女を言うがままに衣服を脱がせていく。
気配は近くに。呼吸は間近に。目を隠しているから吐息が撫でるだけでも大変かもしれないけれど。

「誰もきてない。こんなところ見られたら変なプレイでもしてるみたいだよね」

文字通りイケないことをしている状態だ。

「……」

なんとなしに括れに沿って指を這わせる。
(-273) eiya 2021/11/06(Sat) 11:48:25

【秘】 笹原絵莉 → 竹村茜

「だとすればお転婆がすぎるじゃんね。たまにはしおらしくしてみる?」

無防備に身体を晒す。気心知れた相手でも、こんなに側で存在を感じれば、こんなに言われるがままになれば、恥じらいに頬を染めてしまう。

「アハ……学校中に広まったらここでカレ作るのとか無理になるじゃんね」
冗談を言うくらいの余裕を見せていたが……。

んひゃ!

 あかね、ちょ。今遊んだっしょ」

いつもより高い声色で、小さな悲鳴と抗議の言葉。撫でられた腰が仄かに温かい。
(-278) soto 2021/11/06(Sat) 13:05:46

【秘】 竹村茜 → 笹原絵莉

「今の状態でも十分しおらしいと思うけどね。自然体が一番じゃない?」

こうやって友人が言われるがままになっているのは、これはこれで面白い。
自分は変化するのを苦手に思うものの、様変わりするのをみる一点においては面白いと感じる気質がある。だから存外、楽しくなってくる。

「なら外で作る?合コン行くとか」

事情説明すればなんとかなるかもしれないけど。

「……うん。いや絵莉ほっそいな〜って思ったから」

ほのかに温かく、すべすべとした肌。
指先でつつくように触れてから、肩に軽く両手を添えた。
(-280) eiya 2021/11/06(Sat) 13:24:32

【秘】 笹原絵莉 → 竹村茜

「イメチェンとかあるじゃんね。これからこんな暮らし続くなら守ってあげたくなるお姫様路線とかいいかも」
したたか。
せっかくなら状況を楽しむという気概は変わらない。

「合コンに目隠しした女来たら話題にはなるじゃんね。そんときは捕まえたい男にお世話してもらおっかな。けど顔わかんないじゃん。ヤバ。匂いとか声とかで決めんのかな。アハハ」

「んもう……そりゃあしっかり管理してるし。あたしの自慢のボディ、堪能したらいいじゃんね」

あなたの指が身体の上で踊る。ひくひくと身体を反応させた後。

「茜? もしかして、欲しいの?」
肩に両手がふれれば、顎を軽く上げ首元を晒して。
(-281) soto 2021/11/06(Sat) 13:38:39

【秘】 竹村茜 → 笹原絵莉

「いいんじゃないかな。そういう路線も悪くなさそうだし。姫プってやつじゃん。
 お世話してくれる男性が好きなんですーとかか弱い女の子になってさ。……うん、面白そう」

言葉はまったく跳ねないから面白いと本当に感じているかは怪しい。
どうせこれも与太話。

「管理できるってまめな人じゃないと難しいからね。運動してても調整ダルいって思うのに。

 いや…………そうだな。
 一口だけ、貰っていい? 今日は乾きが薄いから、もしかしたら治ってきてるのかも。
 ……だから、収まるか治る。そして思うよ」

あなたの髪を撫でながら、そっと首筋に指を這わせる。
(-283) eiya 2021/11/06(Sat) 14:12:13

【秘】 笹原絵莉 → 竹村茜

「そういうのしてないしやってみてもいいかもじゃん。あんまり委ねすぎるとそれはそれでやっかいなことになるんですケド。あ、ヤバくなったら穴開けて逃げればよくね? 自衛手段ばっちりじゃん」
活用法を模索し始めた。

「おしゃれめいっぱいするなら下地は綺麗にしときたいじゃんね。甘いものも食べたいんですケド。

 マジ? よかったじゃん。くれる相手探さなくてすむじゃんね。うれしいな。あたしも治る気がしてきた」

 ふわりと髪が浮いて、首に指があたる。それはさっきより仄かに熱を帯びていて、そして、喉が鳴る音を聞く。

「どうぞ、めしあがってね」
 求める声に応じて、身体を差し出した。
(-284) soto 2021/11/06(Sat) 14:31:43