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【人】 黄金十字 アウレア「……玄人質問で恐縮なんだけどなんでこんな事すんの? 俺様ちゃんのタスク10万倍じゃない? ――船内放送を聞きながら呟くのはこの船のエンジニア。 多分恐らくこれからこのロボ共を点検する羽目になる。 多分、恐らく、ほぼ全部。 オトモ君は完全自立型オリジナルメカなので、 今回の騒ぎの餌食になる事は無い。 空中に船内のロボ及びアンドロイドのリストを投影し、 事態の把握の手伝いをしていた。 「は? マジで言ってる? あ、すごい。今キレそう。 あっそこ!! 珍妙な曲を流しながら自動走行するな!!」 (5) susuya 2024/03/26(Tue) 22:28:37 |
【人】 黄金十字 アウレア「クッ……サンキューカンアにストレルカ!! 適当に放り込んでおいてくれ! 頼んだぜ!!」 「マンジョウ殿はもう本当にその通りにしてくれ、 地獄の沙汰も金次第だよなあマジで」 「カテリーナ……は居るな。 オイなんかあったらすぐ報告! よろしく! 俺様ちゃん大体機械管理室に居ると思うから!!」 ほうぼうに言葉を掛け、 それから思い出したように「あっ」と声を出す。 「三人一組だっけ? あ〜。 私の事は適当に監視なり護衛なりしておいてもらえれば 助かるなって思いました。それでは」 言うなり移動用カートに乗り、 全速力でロボ共を回収しながら機械管理室へ向かった。 (10) susuya 2024/03/26(Tue) 23:03:44 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル「悪い事には使わんよ。 俺様ちゃんのやる事はぜ〜んぶ良い事に決まってんだ」 「とはいえ、だ。丁重には扱うさ。 そんなにひょいひょい使っていいモンじゃねえことも ちゃ〜んと分かってるさ」 データと一口に言えども、一つの人格だ。 それは魂と言っても過言ではないのかもしれない。 あれがもう一人のあなたであり、 もう一つのあなたの魂である事を、アウレアは理解している。 「……気が変わったら言いな。いつでも渡す」 (-10) susuya 2024/03/26(Tue) 23:32:47 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 機関士 ジャコモ「お前……お口ツルツルか? 災いのもとだぞ? 気を付けな? まあ向こうでは真面目にやっていますからね。 こちらでも真面目にはやっているのですけれど」 「私達は何者も歓迎しますよ。どんなごろつきでも聖人でも」 「いやマジで色んな人いるわ。 あと殆どのやつがエンジニアかメカニックだから楽しい」 冗談半分で勧誘したのもそれが理由の一つ。 メカメカしい宗教柄ゆえ。 「え〜? まっ、あんま飲みすぎも良くないよな。 OK! また今度機会があったら飲もうぜ」 「サンキュージャコモ! いい気晴らしにもなったし酒はうまかった」 (-23) susuya 2024/03/27(Wed) 0:51:30 |
アウレアは、キレている。バグり遊ばせロボ共をちぎっては投げちぎっては投げ。 (a8) susuya 2024/03/27(Wed) 1:34:25 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル「おう。宝くじ当たりますようにくらいのノリで祈っときな。 何するにもどうせ本部に行かにゃあならねェし……」 「――お前が望めば人格データの共存もできるんだが。 それはおすすめはしないでおくよ。 無事だったケースを一件しか知らないし」 命の価値と人格の価値。 代わりはあって書き換えもできる。 その先に生まれる存在が果たして人間と言えるのか。 ずっと考えてきた事だ。今も考えている。 だからすべての決定権は本来の持ち主に在るべきだとも思うし、 あなたがそういうのであればと、USBの所在は変えぬことにした。 「あっと驚くクッキーってなんだ? カレー味とか?」 まさかスーパーリュウグウノツカイクッキーが 実在するとはこの時はまだ知らなかったのである……。 「じゃ、決めておくかぁ……ちな パンツはいらない 。そん時ァ〜よろしくぅ」 ピラピラと手を振って、部屋から出るあなたを見送った。 ――裏切り者の存在が怪しまれ始めたその時だって、 きっとアウレアはあのデータを持っているだろう。 (-50) susuya 2024/03/27(Wed) 12:55:43 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 捻くれもの ベルヴァ「ベルヴァ〜鼻血出た〜」 「あとあたまいたい……おくすりください……」 いじけた感じで医務室まで来たシスターが一人。 しょんぼりしながら鼻を押さえつつ来た。 「あまりにもひどいとおもいます」 「此度の……騒動……」 (-52) susuya 2024/03/27(Wed) 13:22:54 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 捻くれもの ベルヴァ「ウンはなぢ」「勝手に出てきた……」 見せてみろと言われれば素直に手を開く。 ……開いた側からまた垂れてきたので、 ちり紙だけは添えさせていただいた。 殴打痕や衝撃を受けた痕などは無いとわかるだろう。 「知恵熱かな……作業中色々考えてたから。 並行思考はお得意だけどしすぎるとこうなるんだネ」 「おかげでこんなとこでほぼ漂流だよ。 復旧しないとヤバイしこれ以上何かあってもヤダし」 「誰がやったんだろ……ハア……」 ほとんど素の表情に近いがどんよりしている。 「医務室近くでおかしくなったロボ無い? 休ませてもらったら回収して帰るから……」 (-58) susuya 2024/03/27(Wed) 15:27:26 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 捻くれもの ベルヴァ「疲労とストレスかぁ……わかりました」 「まあストレスだろうなぁ。納得」 お医者様の話はよく聞くように、とは 昔からよく言い聞かされていた事。 処置もおとなしく受けたことでしょう。 「ウン……僕が倒れたら他に対処できるヤツが いなくなっちゃうもんな」 「栄養ドリンクはあったら助かるかも。 ……来る途中やけに廊下が濡れてると思ったら。 了解しました、対処しときます」 あいたたた……とぼやきつつ、 アウレアはやっぱりむつかしい顔をして。 「疑り合いは嫌いなんだよな。疲れるから。 裏切る裏切らないももうこりごりだし」 「で、これはものの相談なんだけど。 怪しい奴がいたら僕のトコにけしかけといてくんない?」 (-72) susuya 2024/03/27(Wed) 20:48:16 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 捻くれもの ベルヴァ「早くマシになってくれることを願いますよぉ。 あ〜煙草吸いたい……」 頭痛にはおそらくよろしくない。 あなたがカルテに向かっている間、 いじいじと胸元の鍵を弄りつつ自分の足の先を眺めていた。 「無理やり懺悔させられるかもだし?」 「ふん縛るか殺すかはシスターにもできんだろ〜? 映画みたいにな。ありゃ悪魔祓いか」 「裏切りモンだか何だか知らねえが、 タイマンする能力は俺様ちゃんにもあらァ」 (-110) susuya 2024/03/27(Wed) 23:18:18 |
【人】 黄金十字 アウレア「ああ。あなた達、もう来ていたのですか」 #機械管理室 の扉が開く。 メインルームにてバイタルデータをさっさと提出し、 喫煙室で一服やって来た帰りなのであった。 シスターに似合わぬ甘辛い煙の香りを纏わせて、 つかつかと入ってくる。 「組み分けを拝見させていただきました。 システムのランダマイズ結果であっても、 私の組むお相手がお二方ともAIなのは…… 少々面白い結果ですね?」 カンアとアルバトロス、双方の姿を見て片眉を上げた。 それからパッと表情を緩く変えて。 「ま、よろしくな。ポンコツ共は大方直しておいた。 あとは追加のポンをどついて復旧させて放流する作業」 「手伝える範囲で手伝ってくれよ。俺ももう無理はしない」 (43) susuya 2024/03/27(Wed) 23:36:43 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 捻くれもの ベルヴァ「しないしない。大丈夫大丈夫」 なんとも軽い返事である。 実際吸うことで落ち着こうとしている部分もあるので、 あなたの思慮は概ね正しいと言えるだろう。 「うん……私怨もあるし…… メカどもが冬のポン祭りした恨みが……」 「あー……それ言われると弱いなぁ。 あんまり変なことはしないよ、 何もない限りはいつも通りにしとく」 気遣いを受ければ、口を尖らせておさげを指で弄った。 「あ、助かりまーす。ヨロシクヨロシク。 礼を言うのはこっちの方なんだけどね」 (-119) susuya 2024/03/27(Wed) 23:44:48 |
【人】 黄金十字 アウレア>>47 カンア 「はいお疲れさん。お前も運搬ありがとうな。 まあまあ相当な数がダメになってて 作業中は逆に笑えてきてたよ」 ここから逃げ出す個体もいたらしい。 曰く全部ボコして直したという。オトモ君も頑張った。 「んまあ〜やっぱり運命か神の思し召しかにゃ〜? つってもキミが入るんだって思ってちょっとビックリ。 かえって力仕事任せられるし大助かりなんだけど」 「い〜まんトコはあと見回りと…… お前らもメンテしてほしかったらするけど。 本当はθ本体のガサ入れをしてぇとこなんだが……」 許可が出るかどうか、であるし。 >>@9 アルバトロス 「サンキューアルバ。 それ絵面やばいな 」積みあがっている黒服の山を見た。 これが追加のポンです。 「小間使いだろうとなんだろうと人員には変わりねー、 スイッチだのを順番通りに押すだけでも今は助かる。 オトモ君と一緒に復旧した奴らのリストも作って欲しい。 上に報告する用のな」 (52) susuya 2024/03/28(Thu) 0:24:41 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 捻くれもの ベルヴァ「ジャコモもすげーキレてたし。 怒らない奴居たらそれこそ聖人だよ、 そんなん居たらうちの教会に呼ぶよ」 盆と正月が一気に来たよう……、 なんて慣用句がどこかにあった気がする。 多分こんな状況の事だ。わからないけど。 「頼りにしてるよ、船医さん。義体の話ならまあ…… よいだろう。もう少し秘密を教えてやらなくもない。 わーいお薬やった〜すぐ飲む……ありがと……」 頭割れそうンゴねえ……と何処かのカポレジームみたいな ことを言いつつ、ありがたく受け取った。 「ハア〜……薬ももらえたしボチボチお暇するわ。 そこらへんのポン共も片していくな?」 (-131) susuya 2024/03/28(Thu) 0:41:20 |
【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ「おっ、ストレルカ。お疲れさん」 アウレアは作ってくれたリストのチェックのため、 モニターとにらめっこをしていた所だった。 回転椅子の勢いでくるりとそちらの方を向く。 「いいぜ〜メンテ、今ようやく落ち着いたところだったし」 「…………」 「そうみょんか……」 ようく分かった。 「確かにやや困るな。場合によってはとても」 「適当なトコ座ってくれ、パッと終わらせちまうぞ。 お前も色々業務がある事だろうし」 そう言ってメンテナンスに必要な機器を寄せて来る。 今回の騒動で機械管理室に運び込む手間を見直し、 自分で調整しに向かえるよう反重力式の手ごろなワゴンに ちょうどさっき積み直したところなのだった。 (-137) susuya 2024/03/28(Thu) 1:14:44 |
【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ「ちょっと直すの勿体なくなって来たな」 こっそり機能の一つに加える事を検討している。 しないけれども。しないとも。 「ン、OK〜ならいいか。んじゃあ始めっぞ」 あなたの隣に腰掛け、流体金属の動きを見れば 「おぉ〜」と感心したような声を上げた。 「やっぱいいなぁ〜流体金属ってのは。 うちん宗教じゃあ聖なるモン扱いで 幹部以上じゃないとあんま触らせてくれねぇんだよなァ」 「言うてウチもちょっと恐れ多くて自分から手は 出せないんだけどネ……うわーんかっこいいなあ」 メンテナンス中にペラペラと喋るのはいつもの事。 返事があろうがなかろうが関係がない。 元々独り言は多いタイプである。 → (-191) susuya 2024/03/29(Fri) 11:39:07 |
【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ……作業を進める内に気になる物を見つけた。 作業の手を少し止め、やや思案の時間が挟まる。 「……」 ナル。ナルか。 このデータにも個人的な興味があるが――、 メンテナンス中にハッキングなんぞしようものなら、 さらにエラーが起こる可能性も0ではない。 痕跡が残ろうものならまっ先に怪しまれるのは自分だろうし。 今はやめておこう、と。 検出されるエラーを全て修復したのち、 もう一つ気になるモノ、人格データが納められているであろう ディレクトリを覗かせてもらう事にした。 (-192) susuya 2024/03/29(Fri) 11:41:19 |
【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカわかってます、わかってますとも。 そんな相槌と共にしっかりエラーは修正されゆくのだった。 「そ〜なんだよ、珍しいし。 流体金属の性質的にこう……ウチんとこの神様と なんとなく重ねられててさぁ」 「ふう〜ん。そしたら13年よりは前に出てきたやつか…… この船の名前もそうだが、随分お綺麗な名前だよな」 浪漫のある話だな、なんてこちらも他愛ない返事を。 → (-197) susuya 2024/03/29(Fri) 13:20:51 |
【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ「……ん? ああ」 「バレたか。 悪い、ちょっと興味があった」 「お前の中にあるのはちょっとだけ意外だったな」 見ていたことを誤魔化そうとはせず、 素直に謝り視線をそちらに直した。 「覗いちまったよ」 (-198) susuya 2024/03/29(Fri) 13:21:11 |
【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ「ん〜……まーね。ヨソじゃああまり見ないから」 「怒るヒトもいるだろうし。 こーいうのはデリケートだからさ」 「……死後なお夢を叶えさせてあげるために、か」 果たしてデータと化した彼が、 このように学習データとして、 バンカーの内部に護られ宙を旅している。 あなたの身体であれば、エラーに侵されることはあれど、 病に侵されることはもう無いだろう。 それが「叶った」と言うかどうかもまた、 人に寄って意見は分かれるのだろうが。 → (-206) susuya 2024/03/29(Fri) 14:47:41 |
【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ「……俺様ちゃんはな」 「いいと思ってるよ。そういう事」 本来のシスターであれば冒涜的などと言うのだろうか。 少なくともアウレアの答えは、そうではなかった。 もういいぜ、とあなたの背を軽く叩いた。 メンテナンスは終了。恙なく、何の問題も無く。 「いい時代になった。バックアップさえ取れれば、 肉体の柵からはおさらばだ。 身体が使えなくなったってある程度の記憶と心は残る」 「それは 一種の魂の解放 だよ。次のステージだ」「まあイレモノがないと解放どころか動けないんだけどね。 アルフォンソくんはいい旅が出来ているようで何より! 旅っつか今漂流してんだけども」 すらすらとそう語るアウレアの言葉は、 まるで聖書を読み上げるように粛々と、明朗に。 一点の曇りなく、そう信じているようだった。 (-207) susuya 2024/03/29(Fri) 14:49:20 |
【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ「現在の俺様ちゃんの人格データを?」 ……思わぬ提案だった。 ふざけたハートフレームの奥の瞳を大きくして、 それから再び思考を巡らすように口を閉じた。 口元に手をやり、しばし。 「まあ……大丈夫か。お前のメモリ容量を少し圧迫するけど」 「嬉しい申し出だ。お前になら任せられる」 「が。一つ質問させてくれ」 ぴ、と人差し指を立ててそのまま続ける。 「ストレルカ。お前には俺がどう見えてる?」 「どんな人物で、どんな印象を抱く」 と、そう貴方に問うた。 アウレア。 気まぐれで奔放、振る舞いも所作もその場その時ですぐに変える。 子供のような事を言ったと思えば、大人びて。 無責任だと思えば、誠実であり。 さっきまで怒っていたと思えば泣き始める事もある。 勝手な人間だと思われるかもしれないし、 掴み所のない人間だとも思われるかもしれない。 人にとってこの女に抱く印象は変わるだろう。当然の如く。 あなたにとって『アウレア』とはどのような個体なのだろうか? (-216) susuya 2024/03/29(Fri) 17:13:00 |
【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ「…………」「そっかあ」 「答えてくれてありがと。それじゃあ、あー」 「オトモ君。こっちに」 静かに横に浮いていた小型ドローンを手元に呼ぶ。 アウレアは両の手の内でオトモ君をキャッチして。 「人格データのエクスポート申請。最新の一つを除く」 『申請:承認しました』 「悪い、ちと形式が特殊でな。S社のを使ってないんだ。 ウイルスとかつまらないものは入れてないから安心しろ。 受け渡しの形式は何が都合良い?」 ……そのドローンの中に人格データが納められているらしい。 機械音声が承認を告げたのち、 小さな稼働音を少し大きくする。 「なんか褒められた気がするな。 アウレアちゃんちょっと照れちゃった」 (-224) susuya 2024/03/29(Fri) 18:39:07 |