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人狼物語 三日月国


98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】

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アンタレス墓守 トラヴィス

殺害:アンタレスアマノ

【人】 中堅看守 アンタレス

「......本当にすまない。」

手に持った小瓶は満たされている。
空っぽのまま机の中で眠るはずだったもの。

使うからには責任を持つと決めた。

暴食の彼女はどう止めるか考え中。
...だが、周りの人間が止めそうだなと思った。
(0) sinorit 2021/10/16(Sat) 22:02:30

【人】 中堅看守 アンタレス

>>1 アマノ
「......苦しめたくないんだが、先に殺していいか。」

自分が、...苦しむ死を得たものだから それが有りかどうかも分からないのに言葉にしてしまう。

「...眠るように、.........なんてことは、許されないか。」

小瓶を握りしめる 誰かを殺すのは、メレフ以来か。
(3) sinorit 2021/10/16(Sat) 23:19:11

【人】 中堅看守 アンタレス

>>4 アマノ
「...参加者以外に、とやかく言う権利はない。」

そこに座ってくれと、近くの椅子を指さす。
その間にひとつ唱えて、氷の 白い刀を作り出した。

「飲めば毒殺として扱われる。...それでいいだろう。
何かあれば私が引き受ける。うるさいやつは黙らせる。」

凄く雑な論だが、苦しめるのは本当に嫌だった。
自分が そうあると考えたら、苦しむことなく死にたい。
(5) sinorit 2021/10/16(Sat) 23:39:32

【秘】 中堅看守 アンタレス → 墓守 トラヴィス

*時空は遡るもの*
支えられた身体に、安心したように息を吐く。
今だけは休息の時だ、...今くらいは。

囁きに耳を傾け、迷うように口を開いた。

「......君は、死ぬのは怖いか?
簡単に生を取り戻せる中の、死だ。」

自分の身体冷えていく感覚を二度得て、男はどうにもそれが 苦痛だと感じてしまった。

「それでも、約束は守りきると決めた。......辛さも耐えることも、今崩れてしまえば全てがおしまいだ。

だから今は、...いや、もう少しだけ待ってくれ。」

勇気をだして踏み込んでくれたことは理解している。
それでも今はまだ、私のままでいたい。

全てが終わった時、弱音を吐き出すから 受け止めて欲しいと。
(-0) sinorit 2021/10/17(Sun) 0:00:21

【秘】 墓守 トラヴィス → 中堅看守 アンタレス

「……どう、だろうね。」

死を。痛みを自ら志望した男は、きっと『怖い』といえどそれを本当に感じていると断言するには足りない。痛みも、怖い。逃げ出したくなるほどに怖い。だが、やはりそれも自ら希望した。焼き切れる神経の感覚を思えば未だに震えが来るが、あらゆる感情を混ぜ捏ねた深淵を見るのは、それを思うときではない。目眩を掻き消すほどに叫びたいのは、それを振り返るときではない。

「……それよりも、私は、……私は、ひとりが、怖いよ」

それを見るくらいなら死んだままでいい。
そういう確信があるから、何度でも死ねる。何度でもそれを味わう気持ちになれる。少なくともそこに孤独はない。なぜならそこには何もないからだ。
何も見なくて済む。

「君が、私の孤独ほどに死を恐れるのなら。
 わかった。走り切るまでは、私は君を待つよ。
 私も、それを扱うのは本当に…………時間がかかるから」

あなたの赤い髪飾りをつん、と突いた。

「待っているよ、私のクランベリーちゃん」
(-1) tasukete 2021/10/17(Sun) 0:10:59

【人】 中堅看守 アンタレス

>>6 アマノ
「......嗚呼、お疲れ様 アマノ。」

これ以上の言葉は不要だろう。
あとは思い合うもの同士で会話をすればいい。

一時でもそれを裂くのだから、いくらでも待つ。

その間に蘇生装置......カプセルタイプを申請した。
これで直ぐに蘇生が叶うはずだ。

2人の様子を見て 問題ないと判断した頃、手にした刃を心の臓へと突き刺すだろう。...直前に、ほんの少しの躊躇いを得ながら。
(7) sinorit 2021/10/17(Sun) 0:16:59

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

あなたがアマノを殺し、トラヴィスの処刑が終わり、全ての工程が終わった後。
きっと全てが終わったのだと思ってどこかで休んでいるのだろう。
もしかしたらゆっくり食事でもしている頃か。

「やあ、元気かな?たくさん休めただろうし」
歓迎されないことをよく知っているので、まだ湯気の立つ皿1つを持って、あなたの前に現れる。
(-12) greenrotara 2021/10/17(Sun) 1:43:26

【人】 中堅看守 アンタレス

>>9 アマノ
突き刺した刀は貴方の死と共に音もなく消えた。すぐ様 頭に手を添え 上を向かせて、手にした小瓶の蓋を片手で開ける。
それを口に近づけて傾けようと...、したところで動きを止めて何かを思考する。

飴玉のように 小さく 丸く
甘いお菓子と偽り 貴方へと

愛しい者の願いで 目覚めるように


一度貴方から手を離し、右の手のひらに氷の器を生成してその中を毒薬で満たす。それに指先を軽く浸し、多少体力は使うものの念じて見せれば、液体から固体へ。
ころんと 可愛らしい飴玉の出来上がり。

出来た飴玉を指先で軽くつまんで 貴方の口内へと手を入れてから、喉の奥へ押し込むようにして飲ませた。

あとはその身を抱え、蘇生装置へと運ぶ。衝撃のないようにゆっくりと下ろして、蓋が閉じるまでは動かぬ死体を眺めていることだろう。
(10) sinorit 2021/10/17(Sun) 1:55:51

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

アマノの死も 同僚の死も 酷く疲れを得るものだった。
だからきっと、あまり人がいない場所にいる事だろう。
寄りかかりたい人は今 装置の中に。


貴方の姿を見て、無意識下に半歩後退る。

「.........元気に、みえる か。」

皿に視線を向け、また半歩。

看守がこんな弱りを囚人に見せるのはどうなのか。頭ではそんなことを考えていても、身体は嫌がるように逃げていく。

右手を動かし、口元を隠すようにして覆う。
あの時と同じだ。...まだ やめてくれ とは声にしていないだけで。
(-16) sinorit 2021/10/17(Sun) 2:14:25

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

「全く。お疲れ様って言ってあげよう」
ついこの間と同じようにスプーンで掬って、あなたの側へと軽い足取りで近づき、あっという間に離された距離を詰め。

掬った一口は自分の口へ。
目の前で2回目の料理を味わう。……前よりも、うまく作れたように思う。
「……どうした?まさか貰えるとでも?」
あなたの顔を見てにやにやと問う。ここで食べる意味は、あなたへの嫌がらせ以外にない。
(-17) greenrotara 2021/10/17(Sun) 2:35:10

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

本当に ものすご〜く嫌そうに、視線を逸らした。最低最悪の嫌がらせだ。

「要らない。」

即答。どうしてこうも絡んでくるのか。
嫌がらせをして何が楽しいんだ。

...楽しいから嫌がらせをするのか。タチが悪い、最悪だ。
本当に嫌だ、約束がなければ絶対にもう話したくない。

無礼講は終わったんだ、用はないだろう。

色々な思いがありつつも、全て言葉にはしなかった。
黙って、視線を逸らしたまま動かずにいる。

逃げたところで追いかけてきそうだから、という理由で。
(-19) sinorit 2021/10/17(Sun) 2:55:00

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

「だろうね」
短い答えに短い返事。
食べ進めているが、あなたが嫌がるであろう味の感想は伝えない。
代わりに。

「……なあ、あと2回は?」
当然、といった雰囲気であなたに問う。
(-20) greenrotara 2021/10/17(Sun) 3:05:05

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

「......
、... ?」

当たり前のように問われた言葉に 思わず大きめの声が出た。
いや、確かにその約束だ。それでも、もう。

まだ終われないのか 終わりじゃないのか。

ドンッ とふらついた拍子に壁にぶつかる。
瞳が揺れて、弱りが目に見えて分かる。

気を抜いてしまったのだ、終わりだと。

喉が渇く。...口元を覆う手は首へと下がり、緩く撫でた後に詰まる息を吐き出すように息を吐いた。

答えが返せない。断る言葉も 受け入れる言葉も 上手く......。
(-22) sinorit 2021/10/17(Sun) 3:17:06

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

「私達囚人は、まだ、自由だ。昨日までと同じで」
この意味がわかるだろ。
あなたの様子を横目に皿の中身を食べ切る。量を少なめにしたのは、ここでは味見程度しかする気がなかったから。
そして味見の結果。

「もう少し改良の余地があってな。協力してくれるよな?」
今日用意してきたのは鋏だった。ナフに対抗するために使った大きなものではなく、テラに使った小さなもの。
行儀も悪く皿は床に置き去りにし、見せつけるように刃を向ける。
イクリールがすぐ動き出せばあなたに凶器が届くほど、今は近くにいる。

勿体ぶった足がそちらへ踏み出そうと動く。
(-24) greenrotara 2021/10/17(Sun) 3:45:57

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

...——来ないでくれ。

言葉にはしない、というよりはならなかった。

貴方が近づこうとこちらへ足を動かすのであれば、男はフラフラと 後ろへ下がる。人が居ない場所を選んだんだ、きっとそのうち横も 後ろも 壁に阻まれて動けなくなる。

死にたくないと願って 殺して、その先がまだゴールではないと気付いて、正常にいられるほど今の精神は真っ直ぐにあれない。
真っ当だからこそ 1度安心してしまえば、......。

ヒールを軽く踏み鳴らす。バキンッ と足元から音がして、貴方の首を狙うように氷の刃が生成された。
ただこれは 貴方に触れる直前に跡形もなく消えていくものだ。
(-29) sinorit 2021/10/17(Sun) 8:17:25

【人】 中堅看守 アンタレス

処刑を促す自由人2人を見て目を逸らした。
無かったことにならないだろうか。
どう足掻いても無理だと思います。


あまり気は進まない、あまりというか かなり。

私一人いなくとも気づかれないのでは?という思い。
正直まだ疲れが取れていない上にアマノを殺したことで......。

いや 後半はかなり自業自得、責任は持たなければならない。

そんなことを考えながらちゃんと処刑室に向かっていた。
参加するかどうかは......、別。
(16) sinorit 2021/10/17(Sun) 14:00:01

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

近づくだけ逃げるような様が面白かった。
人間相手はどうしてもこちらが逃げることのほうが多かったし……
監獄では騒ぎを見物したり横槍がせいぜいで。

「どうしたんだ?」
どうしたもこうしたもない。あなたが動揺をよく見せてくれているから。投票先の話し合いの際、死にたくない、と言っている所だって見れたのだ。きっと本当に嫌がってくれている。
故に、足取りはスキップのような跳ねるものへと変わり。
当たらないように消そうにも、あなたにはきっとタイミングが掴めなかった。


「そうだ、次のメニューの話、を、して……ッ!?」
刃が首に触れて、動いた拍子に皮膚を切って。
それを視認して、氷が消失してようやく首元を押さえ、しゃがみ込む。
触れないよう消す意思があったのなら致命的な傷ではないが、手の隙間から漏れ出る赤い色はあなたにも視認できるだろう。
(-32) greenrotara 2021/10/17(Sun) 14:03:23
アンタレスは、氷の中に閉じ込めてメサに砕いてもらえば死ぬのだろうかとか一瞬過った。あまり頭が回っていない。
(a8) sinorit 2021/10/17(Sun) 14:37:05

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

反射か無意識か なんにせよ能力を行使し、他者を傷つけた。それは男にとって不本意なもので、しゃがみ込むその様子に近づこうと1歩 足を踏み出して......やめた。

ここで手に持つ鋏が落ちていたなら、考えたかもしれない。

自分を嬲るようにして2度目の死を与えてきた相手だ。その相手がまだ武器を手にしているならば、近づくのはいい判断とは言えない。

「......手当、を 」

と言葉にする癖に、1歩も歩み寄らない。
その様子に貴方はどう思うのだろうか。

それも含めて、今近づくことは避けたかった。だから男は動かない。距離を保ったままじっと見つめ、言葉を待っている。
(-33) sinorit 2021/10/17(Sun) 14:42:23
アンタレスは、これ私が参加しなくても大丈夫そうだなの顔をした。壁際に寄る。
(a9) sinorit 2021/10/17(Sun) 15:12:34

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

近づかないあなたの顔面へ向けて、鋏を投げつける。
狙いは適当だ。感情のままに投げただけだから。

「……いや?君が死んでから、私も治療を受けに行くから」
油断した。反撃が来ないと思って。
片手は首を押さえたまま。あなたへ最大の警戒を込めた目線を向ける。

「どうしようか……こっちでいいか」
昨日と同じ包丁は持ってきていなかったので、細く薄い刃のものを引っ張り出した。
立ち上がって、そちらへ近づく。
(-34) greenrotara 2021/10/17(Sun) 16:45:07

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

やはり近づかなくて正解と言えただろう。...とはいえ そう遠くない距離、投擲されたものを瞬時に避けることは叶わないが、代わりに左手を顔の前に出し、顔面への刺突を防ぐ。

「......ッ、」

悲鳴は押し殺して 直ぐに手のひらに刺さる鋏を抜き、床へと放り投げた。勢いよく投げたものだから、カランッと 音を立てて落とされるのだろう。左手の傷から血が滴る。

警戒の込められた視線も普段ならば気にも留めずにさっさとこの場から離れて いつも通りに在るわけだが、貴方に対して従順に死んだあの死があるからこそ まだ動けずにいる。

無意識 反射 そういったものでなければ反撃を行えない男は、近づく貴方を見ていることしか出来なかった。
(-38) sinorit 2021/10/17(Sun) 17:51:51
アンタレスは、参加しなかった。処刑が終わる頃、目元を手で覆いお疲れモード。
(a18) sinorit 2021/10/17(Sun) 18:04:28

アンタレスは、暴食を警戒していたが宣言すると思っていたので見ていなかった。...疲れている。
(a19) sinorit 2021/10/17(Sun) 18:05:07

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

くるくる包丁を手の中で回すのを、刃が水平に向いたときに止め。
「今度は何もしない気か?」
あなたの肋骨の隙間へ向けて、突き出す。
骨がどのように配置されているかは昨日見たばかりだ。覚えているから、きっと阻まれることはない。
真っ直ぐ突き刺されば肺を貫くだろう。

それであなたが何かしそうな動作でも見せればすぐ逃げられるよう、足元にも注意を払っていた。
(-47) greenrotara 2021/10/17(Sun) 20:34:49

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

刺された直後 貴方の手を右手で掴み、ナフにしたように あれよりは軽度に その手を凍らせようとする。勿論触れられて直ぐに反応できるなら、それを避けることも可能だろう。
死にたくないという願いが 無意識下の能力行使に繋がる。


「...か、はっ......、ふ っ......、」

肺が破れた影響か 上手く呼吸ができない。ヒュッと喉の鳴る音や咳き込みが止まらず 苦しげに息を吐いて、身体を軽く曲げながら貴方に視線を送る。

もしもまだ貴方の手を掴んでいるのならば 掴む手の力が増すだろう。呼吸は段々と浅く 荒く、耐えきれずに目には涙が溜まる。

苦痛に歪む表情と 目に溜まる涙と、上手く息が出来ていない哀れな男の姿がよぉく......その目に映るはずだ。それがまた嫌で、怪我をしていることをお構い無しに左手で口元を覆う。

ほんの少しでも 貴方が見えるその様を隠したくて。


前回とは違う 別の痛みに 苦しさに、死にたくないという気持ちから早く殺してくれと思う訳だが......、そうしたことを貴方に告げるのは文字通り死んでも嫌だった。
(-49) sinorit 2021/10/17(Sun) 21:20:04
アンタレスは、処刑を見届けた後 処刑室からさっさと出た。...何処へ向かうとか そうしたものは無い。
(a25) sinorit 2021/10/17(Sun) 22:20:07

【独】 中堅看守 アンタレス

処刑室を出て暫く歩いてから、周りに人がいないことを確認して壁に寄り掛かる。

死にたくないからとアマノを殺し、同僚に票を入れ......。ゲームとしては許される行為だとしても、自分の感情を 行動を 酷く醜いものだと感じた。

やはりナフに告げた通り、毒薬は自分に使うべきだったかなどと今更考えてももう遅い。同僚へ一撃を与えることすら躊躇って見ているだけに終わった。

結局 ニアの所へも顔を出せず、半端だと感じる。...嗚呼 疲れた、出来れば何事もなく 終わりたいものだ。
男の願いは やはり 叶わないわけだが。
(-55) sinorit 2021/10/17(Sun) 23:24:04

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

苦しげな様子を見て、刃を少々ひねる。より苦しくなるように。
そして足元から、掴まれた手に視線を移す。

「やっぱり何か、」
掴まれた手を振り払うついでに刃を引き抜こうとして、捻ったせいか少々引っかかりがある。
引っかかる分、あなたは苦しいだろうが。
あなたの能力が発動する前に振り払うことは成功しない。
冷たいものを触ることは慣れているが、手が氷るのは初めてだ。
ひどい凍傷のような感覚に表情を歪めて、手ではなく腕の力で乱暴に引き抜く。その拍子に包丁は床に転がる。
強く掴まれていたとしても再度腕を回して振り払う。

首を押さえていた手を思わず放し己の凍った手を握れば、まだ止まっていない出血が再開する。
それでも……あなたにだって見えるだろう。あなたの顔を見て満足そうに口角を吊り上げる女の顔が。
「早いとこ終わらせたほうがいいな、なあ」

無事な手が、再度包丁を拾う。
早く済ませるなら、狙うのはやはり首だった。あなたがそこから動かないなら、狙い、突き刺すのは喉の中心だ。
(-59) greenrotara 2021/10/18(Mon) 0:28:22

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

...ア゛ッ ...ぁ 、あ゛ァ 、はッ......げほっ、


口元を覆う手があろうとも、隙間から声が漏れる。中で刃を捻るその感覚に苦痛が増して、耐えきれず顔を 視線を下げた際に涙が零れた。

一度零れてしまえば、目の縁に溜まっていた涙は下へ下へと落ちていく。保とうとしたものが崩れ、緩く頭を振って痛みから逃れようと 逃れたいのだと言葉を紡ごうとするも、咳と苦しげな呼吸と そして血反吐を吐く音のみが喉から鳴る。

「ぅ 、ぁ゛ あ゛ッ......!!」

もはや悲鳴を堪えることすら苦しい。乱暴に引き抜かれた傷跡からは絶えず血が流れ出す。貴方を掴んでいた手で傷を押さえ、肩で息をしながらそちらへ視線を向ければ 満足そうに口角を上げる姿が目に入るのだろう。

死にたくない 早く殺して欲しい


どちらも男の感情で 貴方へ今向けるのは、前者だ。狙われているであろう喉の前へと既に怪我を負っている左腕を出し、狙った箇所へ突き刺さることを防ぐ。

それと同時に傷を押さえていた右手を離し、氷のナイフを手の中へ生成してからそれを貴方の足 大腿を狙って薙ぐように振るう。

ここにきて男は、従順な死を選ぶことをやめた。
(-61) sinorit 2021/10/18(Mon) 1:02:47

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

イクリールにとって、アンタレスは真面目で、つまらない人間だが、今だけは違った。
防がれた時点で柄から手を離し、退く。太腿を氷が掠る。

「あぁー……どうしようか……?」
絶対に逃げたほうがいい。一対一で、もし真面目に攻撃されれれば勝つ可能性はない。戦いを間近で見たのだから確実だ。
けれども……今を逃したら、彼を食べる機会は来ないだろう。それに、同じものはもう見られないと思うと。

もう一本、先程よりも刃の太い包丁を背から取り出す。
諦めていないことはあなたの目にも明らかだ。
「死んでくれないのか?」
それなのにわざわざあなたに問う。
(-63) greenrotara 2021/10/18(Mon) 1:34:44

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

左腕に刺さる包丁を 先の鋏と同じように壁際 床へと放り投げる。どちらも貴方に再度握らせたくないからと 端に寄せた。

右手の甲を口元へと持っていき、1度咳をする。血の混じるそれは男の手を汚すが、今気にかけることは難しい。

壁に凭れ 苦しげに顔を歪めながら、貴方を見つめて。出来ることなら引いて欲しい そう願うけれども、諦めていないことが分かるから 手の中のナイフはまだ消さない。

そして、貴方の問いに答える様子もない。

というよりは、それを行うことさえ苦しい。口を開いたところで咳が邪魔をするし、呼吸をするのも辛いのだから言葉を紡ぐ余裕などこれっぽっちも無いわけだ。

代わりに ナイフを一度 強く握りしめ、揺れる瞳で貴方を睨みつけた。死ぬことは避けられないとしても、貴方に傷を負わせてやるという意志を持って。
(-66) sinorit 2021/10/18(Mon) 2:04:37

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

会話をするためにこれを行っているわけではない。
だからあなたの返事がなくても気分は害さないし、武器を手放さない様子を見て、自分を殺すつもりだと思った。
戦いそのものが好きなわけではなく、得たいのは結果だけだ。あなたの様子は好ましくない。できるなら一回目と二回目のように済ませたいのに。

「……ふ、ふふっ」
そう考える頭とは違って楽し気な笑い声が湧き出し、あなたに届く。

「約束、もうさすがに守る気はないか」
近づいたほうがあなたに有利だろうから、銃でも借りて来ればよかった。
そう思いながら足はあなたに向かっていく。切られた僅かな傷の痛みは気になるレベルではない。
あなたのどこをどうやって切ろうか。……考えて、ナイフを持つあなたの手を狙った。
下から、動きが最小になるように振り上げる。
(-69) greenrotara 2021/10/18(Mon) 2:43:41