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人狼物語 三日月国


54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】

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視点:


到着:宵闇 迅

【人】 宵闇 迅

― 画面越しのきみから ―

[キリのいいところまで作業を終えて、ぐっと伸びをする。
 画面上に並ぶ線と点の羅列は、一通り望む形になった。
 粗を探すのは寝てスッキリした脳みそでやりたい。
 ハイになった現状では碌なことにならないだろう、と
 そのまま一時保存をかけて欠伸を噛み殺す。

 作業中には気づきもしない疲れがドッと押し寄せてくる。
 今すぐにでも布団と仲良くしたいところだが、
 生憎と、いや漸くというべきか。

 ――今日は外せない予定がある。]


 ……、もう10年も経つんや……


[一人暮らしになってから独り言が増えた。
 作業デスクの上に飾った写真立てには、自分と、
 まだ短い髪を高く結わえた硬い表情の妹が映っている。]
(25) Noah 2020/12/25(Fri) 23:51:44

【人】 宵闇 迅

[おとなたちの言いなりに着せかえ人形にされた妹は、
 自分のお祝いの席だというのに、泣き出す寸前のような顔だ。
 対する自分は、兄の手を離したら死と言わんばかりの妹を、
 ひどく穏やかな――惜しむような顔で見下ろしている。

 高校三年の夏、両親から唐突に切り出された話は、
 それから数ヶ月経ったこの写真の段階でも、
 消化しきれてはいなかったらしい。

 ――お母さん離婚するから。
   真里花は連れてくけど、アンタは、来ないわよね。


 どうするの、と聞かれても返答に困っただろう問を、
 来ないだろうと断定して聞かれたことに、
 笑えばいいのか、泣けばいいのか、怒ればいいのか。
 一晩眠れずに考えて、一言。
 わかったとだけ返したのを覚えている。]
(26) Noah 2020/12/25(Fri) 23:52:17

【人】 宵闇 迅

[それから、毎年今どき古臭い手紙のやり取りを続けている。
 そうしてお互いの誕生日には、
 年々大人びていく彼女を祝い、祝われる。
 それが習慣になっていた。

 今年は日曜日にあたったからかかってくるとしたら昼だろう。
 少しだけ時間があることだし、シャワーでも浴びて、
 眠たそうな声で妹に応える無様を晒さないようにせねば*]
(27) Noah 2020/12/25(Fri) 23:52:26
宵闇 迅は、メモを貼った。
(a6) Noah 2020/12/25(Fri) 23:58:33

【人】 宵闇 迅

[品行方正な息子とはとても言えなかっただろう自覚がある。
 忙しい父と、専業主婦の母との合間に、
 言い難い溝があったことも気づいていた。
 子は鎹と言い出した先人は誰なのだろう。
 ――自分も、妹も、鎹にはなってやれなかったらしい。
 
 いつからか妹を寝かしつけるのは自分の役目になった。
 それを負担に思ったことはない。
 紅葉のような小さな手が、自分の指を握り込んで眠る。
 その姿が、いっとう大切で愛おしかった。
 
 たどたどしい言葉で、身振り手振りも交えながら、
 懸命にその日起こったことを、報告してくる妹を、
 嫌えるはずもなかった。

 ―― なのに、なぜ無理を通してでも頷かなかったのか。]
(36) Noah 2020/12/26(Sat) 0:27:35

【人】 宵闇 迅

空港のロビーは人影もまばらだった。
 保安検査場の手前で、抱えていた妹を下ろす。
 不思議そうな目は、
 ここでお別れだと思ってもみなかったのだろう。>>30
 少し先を歩いていた母親が振り返る。
 名を呼ばれて、まあるい瞳はふたりを交互に見ていた。]

 真里花、ほら、行きな。母さんが待ってる。


[言葉の意味が飲み込めなかったのだろう。
 数拍置いて、兄とは此処までだと理解が追いついたのか、
 しがみついた姿勢で懇願して泣きじゃくる妹を、
 やさしく、引き剥がす。]


 兄ちゃんは、世界で一番真里花が好きだよ。 
 これまでも、これからも、ずっとだ。
 嫌いなところなんて、ひとっつもない。

 ほんとうだよ。


[だから、と言い募る頭を撫でて、微笑んだ。
 笑え、なんとしてでも。そこだけは間違えるな。]
(37) Noah 2020/12/26(Sat) 0:27:53

【人】 宵闇 迅





 おれが悪い子だから、一緒には行けないんだ。



 ごめんな。

[どうかこの言葉が彼女を呪いませんように。]
(38) Noah 2020/12/26(Sat) 0:28:01

【人】 宵闇 迅

[まなうらに感傷を溜息で振り払い、立ち上がる。

 泣きじゃくる妹に約束してやれたことは、
 ――手紙を書くこと、電話をすること。それだけ。

 今や遠距離に住んでいても顔を見て話せる時代だというのに、
 頑なに音声のみの通話を貫く兄を、妹はどう思っているのか。

 無音の空間は振り払ったはずの感傷を纏わりつかせる。
 よくない思考は水と一緒に流すに限る、と、
 自室の扉を開いたところで――……]



      ―― は?

[叫ばなかったことを褒めてほしい。
 自室の扉を開いたら得体の知れぬ宿だった。
 わけがわからない。
 
自室の扉を開いたら得体の知れぬ宿だった。
(2回目)]
(41) Noah 2020/12/26(Sat) 1:13:26

【人】 宵闇 迅

 ― 宿 ?―

[着の身着のまま、なんなら部屋着のゆるい格好で、
 えっ寒い。どこだここは。ふざけんな(1キレ)
 こちとら妹の電話待ってるとこなんだぞ
 繋がらんかったらどげんする気やふざけんな(2キレ)
 えっおれ立ったまま寝落ちとか器用なことした?(困惑)
 いやないやろあほか(3キレ) 

 ぽかんとした顔のまま、感情だけが怒涛の回転数で、
 カウンターがカチカチ回る。
 結果としてフリーズし、立ち尽くす姿をどう捉えたのか、
 お連れ様がお待ちですとあれよあれよと案内されたのは
 どう見ても自分とは不釣り合いな扉の前。

 帰りてえ。]
(42) Noah 2020/12/26(Sat) 1:13:43

【人】 宵闇 迅

[何にせよお連れ様とやらに顔を合わせねばならぬ、
 場合によっては話し合い(物理)も辞さぬ。
 そんな心持ちで扉を潜り、襖を開いて――>>40]


      ……………、


[思わず閉じた。
 いやだっておれは彼女が成人するまで会わないつもりだったんだ**]
(43) Noah 2020/12/26(Sat) 1:14:38

【独】 宵闇 迅

/*
仲間に大欲情wwwwwwwwwwwくっそwwwwwwwwwww
(-13) Noah 2020/12/26(Sat) 11:45:18

【独】 宵闇 迅

/*
独り言使ってなかったなぁとか思ったところの大爆撃過ぎたwwwwww
アカンむっちゃワロタ
(-14) Noah 2020/12/26(Sat) 11:46:22

【人】 宵闇 迅

[目が合った。>>50 襖の向こうに妹が居た。
 えっ居たよな?
 見間違いじゃないよな?
 ただでさえ混乱を極めた思考が引き戻されたのは、

 ちいさな声が聞こえたから。>>51
 耳の良さには自信がある。聞き間違える筈もない。

 スパァン! と、閉めたときの慎ましさはどこへやら。
 目一杯襖を開いても、見間違いではなかったらしい。
 むすくれた顔とご対面して、眉尻が下がる。
 写真でしか見られなかった成長した妹の、
 成長しきれなかった部分が、今目の前にある。]
(71) Noah 2020/12/26(Sat) 11:46:38

【人】 宵闇 迅

[会いたくなかったわけじゃない。
 ただ合わせる顔がなかっただけだ。]


 ……真里花、マリ、おまえ……、

[なんて声をかければいいんだろう。
 大渋滞を起こした言葉は衝突しあって、潰れていくばかり。
 大きくなったね? いや写真で見てた。
 かわいくなった? これも写真で見てた。
 高校は楽しいか? いや手紙に友達できたって書いてあった。
 新しいパパと――……旅行に行くぐらいには良好だ馬鹿。]

 ――なんでここに、いるんですか……


[絞り出したのは全く違う言葉だった。*]
(72) Noah 2020/12/26(Sat) 11:46:55

【人】 宵闇 迅


 
……誘拐……?


[待て、どこのどいつだその不届き者は。
 話し合い(物理)も辞さない(2回め)

 しかし、奇妙な目に合っているのは自分も同じだ。
 もしや巻き込んでしまったのだろうか、と嫌な想像をする。
 ――何の意図があるのかこれっぽっちもわからないが。

 少しだけ躊躇って、畳を踏みしめて近寄る。
 自分の猫背を差し引いても頭一つぶん以上小さい妹は、
 座っていれば尚の事ちいさくて。

 側にしゃがみこんで、目線を合わせた。]
(78) Noah 2020/12/26(Sat) 14:16:41

【人】 宵闇 迅



 コンビニに居たんですか。
 ……おれも、 おれも、部屋の扉を開けたら、此処でした。

 妹よ、どこかわからない場所で、
 迂闊に出されたものに口をつけるのは感心しませんね。

 まあ……おまえが、あぶない目にあってないなら、良かった。


[まるい頭に手を置いて、不器用に撫でた。
 少し説教じみた口ぶりになってしまったのは、許してほしい。
 余裕ぶって大人びたところで、いつまでもガキのまま、
 年頃になった妹の機嫌のとり方さえわからない。]


 ――ずいぶん、きれいになったね、真里花。

 
(79) Noah 2020/12/26(Sat) 14:17:34

【独】 宵闇 迅

/*
大欲情マジやめてwwwwwwwwwww
見るたびにわらってしまう
(-72) Noah 2020/12/27(Sun) 11:34:05

【人】 宵闇 迅


 どこでそんな言葉を……

[これがネット社会の弊害か。
 妹の口から出てきた単語に僅かに溜息を吐く。]

 さあ。
 これからシャワーを浴びるか、ってところで
 いきなり雪国だったので事情の把握は出来てませんね。
 脱いでなくてよかったと心底思いますよ。

[しゃがみこんだ姿勢から足を崩して、
 畳の上に胡座をかいて座る。
 お互いの状況を整理してみても、さっぱりわからない。

 妹はコンビニから出たとき。
 自分は寝室に移動しようとしたとき。
 どちらにせよ、"扉を潜ったタイミング"ではあるのだが。

 なんでもない、>>80にゆるく首を傾けて、頷く。
 詮索はすまい。友人関係に口をだすほど――野暮ではない。]
(142) Noah 2020/12/27(Sun) 11:53:35

【人】 宵闇 迅

 夢、ね。
 だとしたらどっちの夢だろうね。

[表情筋が死んでるとよく揶揄される自分でも、
 妹の笑顔>>81を見れば微笑も浮かぶというもの。

 お利口さんなお返事をしたいい子の頭を
 もう一度撫でて、手を離す。]

 そうだね。
 あとはその迂闊さが少し落ち着けばもっと大人ですが。

[写真でずっと姿を見ていたとはいえ、
 こうしていざ対面してみれば余計に成長を感じる。
 十年という歳月は自分にとっては
 大した変化を齎す時間ではなかったけれど。

 ――しかし、まさかの対面を果たすなら寝ておくのだった。
 隈があるのはいつものことだが、流石に徹夜明けだと隠せない。
 眠気自体は、すっかり飛んでいってしまっているけれど*]
(143) Noah 2020/12/27(Sun) 11:54:28

【人】 宵闇 迅

[首を傾いだ妹には曖昧な笑みを返さざるを得ない。>>144
 意味を知って使っているわけではない……というか、
 なぜハイエース=誘拐の図式が作られたかまでは知るまい。
 自分も詳しいわけではない。詳細を語れと言われても困る。
 というか何故それを知っているのかの問に答えられない。
 詰んだ。
 
 センシティブフィルターよ仕事をしてくれ。切実に。
 あとネット民は自重しろ、語感で語句を広めるな。

 妹の内心とは裏腹に、兄の心情は荒れ模様である。]


 ………………。


[寝ていないのか、との問に、たっぷり間をおいて。
 すっと目線を逸らした。
 手紙でも電話でも頻りに睡眠時間を心配されている身である。
 改めるつもりだけはあるんだ、一応。多分。きっと。]
(159) Noah 2020/12/27(Sun) 21:06:42

【人】 宵闇 迅

[だからそんなにじっと見つめないでほしい、>>146
 胃に来る。キリキリするから。
 普段より濃い隈を、今日だけだと答えるわけにも、
 いつもだと答えるわけにもいかないので。]


 は、……それは、光栄だね。

 おれも、


[会いたかったよと、すぐさま答えてやれなかった。
 その代わりににへらと相好を崩して、情けなさに蓋をする。]


 会えたらいいなと、ずっと思ってましたよ。

[それもまた、偽らざる本音には違いない。*]
(161) Noah 2020/12/27(Sun) 21:07:15