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人狼物語 三日月国


104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】

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【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 綴り手 柏倉陸玖

「たのもう」
3段重ねお弁当箱を抱えて生徒会室の戸を足で開けた。

「副会長ぉ〜水没したスマホって治せますか?」
不躾。
(-3) nekonya 2021/11/06(Sat) 22:55:53

【人】 綴り手 柏倉陸玖

 
稲生学園は、今日も変わらず慌ただしい。

とはいえ、ここに一つの『噂』は終息する。
今回は、ここまでのようだ。

「──はい、という事で。
 ちゃんと反省文書いて提出してくださいね。
 今回の件に関わった人はもれなく全員です。
 元を正せば学園側が悪い?まあそれはそうなんですが。
 それはそれ、これはこれです。」

それぞれの此度の薬の件の関係者の元。
ドン!と無慈悲にも眼前に置かれる原稿用紙。

結局の所、上手く手を抜くなら。
或いは、バレないようにサボるなら。
結局の所、この副会長は目を瞑る方の人種だ。

「形だけでも反省してそうに見せ掛けておいてくださいね。
 結局こんなの外面の為のものなんです。
 反省してますよというアピールですよ、アピール。」

であるからして。
関係者各位は、好きなように対応するとよろしい。
(15) unforg00 2021/11/06(Sat) 23:06:42

【秘】 綴り手 柏倉陸玖 → 俺 シオン・グレイヴズ

 
「どうれ〜。」

たのも〜と言われたらそう応えるしかない。
そんな事は無いが。

「それは相談すべき先が何か違うような気はしますが。
 残念ながら、水没による故障は直せませんね。
 この異能は結局、"傷にしか作用しない"ので。」

戸を足で開けたりの無法も気にするほどでもなく。
何せ自分もあんまり行儀が良い方ではないので。
(-6) unforg00 2021/11/06(Sat) 23:15:20
柏倉陸玖は、無慈悲な対応。「ちゃんと自分の言葉で書いてくださいね。」
(a16) unforg00 2021/11/06(Sat) 23:16:38

【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 綴り手 柏倉陸玖

「じゃあ逆に今このスマホを完膚なきまでに叩き壊したら治せますか?」
お弁当箱を片腕でよいしょと抱えると、もう片手でスマホを取り出して掲げた。
(-7) nekonya 2021/11/06(Sat) 23:21:00

【秘】 綴り手 柏倉陸玖 → 俺 シオン・グレイヴズ

 
「人の異能で実験しないで頂いてもらって。
 傷にしか作用しない、と言いましたでしょう?
 一度バラバラにしてしまったものは、
 組み立てられなければ元通りにはできませんよ。」

手袋は外さないまま、苦笑した。
既に故障しているから、壊しても誤差なのだろうけど。

「仮に、元通りにできたとして。
 それで水没による故障まで直るかは、何とも言えませんね。
 とはいえ、何も状態を巻き戻しているわけではないですから
 俺の見解としては。"直せない"のではないかなあと。」
(-9) unforg00 2021/11/06(Sat) 23:33:40
柏倉陸玖は、自由だなぁと思った。色々と。
(a20) unforg00 2021/11/06(Sat) 23:37:56

柏倉陸玖は、既に反省文を書き終えている。後は見守る、もとい監視するだけ。
(a21) unforg00 2021/11/06(Sat) 23:38:34

【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 綴り手 柏倉陸玖

「そりゃそうか。残念。んじゃ副会長にはこれしかあげません」
スマホをポケットにしまうと、ビスケットを三枚差し出した。

「ついでなんですけど先輩方の部屋にこれ持ってお邪魔していいスか?チェッカー先輩……普川先輩を餌付けしに。
なので部屋教えて」
三段弁当を掲げた。
(-12) nekonya 2021/11/06(Sat) 23:45:16

【秘】 綴り手 柏倉陸玖 → 俺 シオン・グレイヴズ

 
「残念ながら。
 それで…うーん、部屋ですか?そうですねぇ…」

ビスケットを受け取って、少し考える素振り。
貰えるものは貰っておく派。
そういえばこの頃なんか食べ物の差し入れが多い気がする。

まあいいか。

 いいですよ、いつでも好きな時にお越しください。」

普川も何だかんだ人望がある方なのだなぁ、なんて。
そんな失礼な事を思いながら部屋の場所を教えた。

屡々性転換する後輩、野郎二人の部屋に入れて良いものか。
そんな事を少し考えたけれど。
なんか他にも押し掛けそうな人が居る気がするし。
なら誤差というものだろう。
(-15) unforg00 2021/11/07(Sun) 0:06:53

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>17 鏡沼
「ああ、鏡沼君。
 君は…まあ、関与していなかった、とは言いませんが。
 件の事については、少なくとも。
 君は加害者として、或いは被害者としては。
 "問題に関与した事にはなっていません"からね。」

少なくとも、当事者を除いた周囲からの認識は。
『鏡沼創』は、加害者でも、被害者でもないだろう。
生徒会や風紀委員、或いはただの鏡沼創として。
それらに対処していた方、ですらあるはずで。

「バレていないなら問題無し、です。
 上手に白を切り通してくださいね。」

いつも通り、穏やかな笑みで全てを覆い隠して。
全ては他言無用、とばかりに口元に人差し指を当てた。
(18) unforg00 2021/11/07(Sun) 0:14:50

【神】 綴り手 柏倉陸玖

>>G0 生徒会室。

西陽の窓を脇目に見て。

日も暮れ始め、徐々に生徒達の姿も疎らになり始めた頃。
生徒会副会長は、まだまだ反省文を書き終えそうにない
困った生徒達の様子をいつも通りに傍観していた。
そんな時の事。

「…おや、思い当たる節は十分過ぎる程におありのようで。
 であればそれらを素直に挙げ連ねればよろしい。
 勿論、隠したいのであれば止めはしませんけどもね。」

不意に、困った生徒、の一人から発せられた声に
いつも通り、穏やかな笑みと共にそう応える。
(G1) unforg00 2021/11/07(Sun) 4:34:08

【神】 綴り手 柏倉陸玖

>>G0 生徒会室

「自身の関与した物事と、それが引き起こした結果について。
 どのように受け止め、今後どうしたいと考えたか。
 反省文など、それを読んだ側に。
 何となく反省していそうだな、と思わせられるような内容を
 ただつらつらと書き連ねるだけで良いのですよ。」

まるで明瞭な答えの無い現代文の問題のような解答。
そんなものだ。文章から汲み取れるものなど曖昧なもの。
万人を納得させられるような文章など無い。
つまりは完璧で適切な反省文など存在しない。

結局の所、形だけ、というのはそういう意味でもある。
こうして呼び出しに応じ、机に齧り付いている。
それだけできっと、ポーズとしては十分なのだろうけれど。

「未だ自分の中で整理が付かない、というのであれば。
 俺で良ければ、事の顛末はお伺いしますけど。」

声に出して、言葉にする為に、思考を順序立てて行く内に。
答えが纏まる事だってあるだろう。そんな一般論。
(G2) unforg00 2021/11/07(Sun) 4:35:02

【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 綴り手 柏倉陸玖

「さすが副会長、話がわかる」
副会長の机の上にレモンキャンディが三個追加された。

「普川先輩に直接聞くより簡単そうだったもので、仲いいし。んではまた後程〜」
部屋を出て、入ってきたときと同じように足で戸を閉めた。
(-57) nekonya 2021/11/07(Sun) 9:17:38

【神】 綴り手 柏倉陸玖

>>G3 寮の自室

即日来るんだ……
あ、ちょっと待ってくださいね」

先程餌付けをしに、と弁当を掲げていた姿を思えば
そりゃあ即日来るのだろうけど。行動力がありすぎる。
ついでにいつの間にか段が増えているのはどういう理屈なのか。

ともあれ部屋の扉はまだ開かない。
同室の人間に来訪者を部屋に上げても良いか、
と確認を取っているのかもしれないし。
或いは見られたらまずいものを片付けているかもしれない。
室内で微かに人が動く気配だけがする。
(G5) unforg00 2021/11/07(Sun) 12:59:53

【神】 綴り手 柏倉陸玖

>>G4 生徒会室

「ははは。そりゃあ知っていますでしょう。
 何せ俺はずっと"生徒会として対応していた"のですから。
 …彼等が選ばれた意図や、この騒動の全ての事実関係など
 さしもの副会長といえど存じ上げませんが、ね」

返答はやはり、意図して核心は外したもの。

自分はただ、事後処理的に対応にあたっていただけで。
"彼等"の詳しい内情、その全てまでは知らされていない。
結局の所は、蚊帳の外。"選ばれなかった"人間。
いつだって、無責任に誰かの背中を押すだけの存在だ。

「俺としては、健人君。
 君がこうして関係者として呼び出された事も
 こう見えて、意外だなあと思ってはいるのですよ。
 いえ、決して君達の行いを咎めるつもりはありませんし
 そもそもの話、誰しも事情はあるものと思いますけどもね。」

見上げる視線に苦笑を返す。
それでもあなたは止める側だとばかり思っていた。
自分が騒動の一端に巻き込まれたとしても、
決してただ黙りを決め込む方の人間ではないと。

或いは、そうだったのかもしれない。
体育祭という晴れ舞台を目前に控えて。
今後の憂い、ともすれば、迷いを断ち切る為に。
ただ、少し踏み切る方向が違っただけ。そんな事もあるだろう。
(G7) unforg00 2021/11/07(Sun) 14:05:44

【神】 綴り手 柏倉陸玖

>>G8 生徒会室

「ええ、まあ。生徒会一同、随分忙殺されておりましたとも。
 風紀委員の方も同じようなもののようで。とはいえ
 多くは教員の方が対応にあたっていたでしょうけどね。」

そう、結局の所は。
一般生徒も、生徒会も、そして風紀委員も関わった事だけれど。
こうして一度全体を俯瞰して見れば。
そもそもの話、学園全体が関与していたようなもの。

であれば学園側が事態を把握していない道理など無くて。

「はは、仰る通りですね。
 現実を割り切って、折り合いを付ける事は大事ですけれど。
 最初から全てを諦めて掛かってしまうというのは、、
 …まあ、そうですね。
 少なくとも、見落としてしまうものは多いようで」

たとえそれそのものが実を結ぶ事が無くとも。
期待して、先ずは行動してみる事を選んだ事で。
何か気付けたものがあるのなら、きっとそれで良いのだろう。

あなたも、他の同学年も、後輩達も、それから自分も。
この数日間で、少なからず気付きはあったはずだ。
この一件が、その為の足掛かりになるなら良いと。
柏倉は、初めからそのように考えて関与していたのだから。
だからきっと、まったくそれで良いのだろうと思う。

穏やかな日暮れに、ただ筆先が紙を引っ掻く音が響いている。
(G9) unforg00 2021/11/07(Sun) 19:07:01

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>27 牛丸

「はは、とはいえ下手に断ると
 却って面倒な事になる場合もありますから。
 今回はこうして、決して自分一人の判断で解決しようとはせず
 然るべき場所へ届け出て頂いた分で無罪放免、という事で。」

事の次第を一通り聞き終えた後。
生徒会副会長は、いつも通りの調子でボトルを受け取った。
出処などは追及しても無意味とよくよく知っている。
であるからして、深くは詮索しなかっただろう。

実際の所は、風紀委員も生徒会も。
掛かる負荷はそう変わらないのだけど。
とはいえ業務量としてはこちらがややマシか。

まあ、それはそれ、これはこれ。

「書きたければ書いて頂いても構いませんよ、反省文。
 
原稿用紙要ります?


スッ……
と原稿用紙が出てきた。
書いて気が楽になるならまあ、当然書いた方がよいため。
(28) unforg00 2021/11/07(Sun) 19:25:25

【神】 綴り手 柏倉陸玖

>>G10 生徒会室

「全ては杜撰な体制が悪いのですよ、という事で。
 特別手当、か。せめて暫く休みが欲しいなぁ、切実に」

夕陽が赤いのは、最も遠くまで届くのが赤い光だから。
どこか秋の暮れを想わせる赤を見て、そんな話を思い出す。

そうしてやや気を緩ませた様子のあなたに応じるように。
柏倉もまた、ほんの少しだけ副会長の顔をやめた。
そもそも自分達は、卒業を数ヶ月後に控えている身なのだ。
これが最後の大仕事であれば良いと思う。

「皆が皆、とは行かないけれど。
 そうであれば良いと思うだけなら、きっとバチは当たらない。
 …何というかまあ、こっちは想定外が一つだけ。
 それが"良いもの"かはわかったものではないな」

やや軌道に乗り始めた様子の執筆を背景に。
お前はどうだ、と問われれば、そう答えて苦笑いを零す。
本当に、世の中にはろくでもない似た者同士が居たもので。
そんな人間の隣が、何より居心地が良いのだから救えない。

「それでも、まあ。
 今までよりは、ずっと"期待して"生きていけそうだよ」

柏倉は、基本的に誰の何にも期待しない人間だ。
当然それは、この学校で、自身へ下される評価でさえ例外無く。
それでもまあ、"例外"の一つくらいはある。
それに漸く今気付いたのだと、これはたったそれだけの話。
(G11) unforg00 2021/11/07(Sun) 23:08:06

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>29 牛丸

ああ……

 うん、まあ、そうか。鏡沼君ならそうなりますよね…」

伝えられた名前には何か察する所があった様子。
それこそ念の為、ではあったけれど。
一先ず懸念は取り越し苦労に終わってくれたらしい。

「ええ、どうぞ。
 個人的でも反省文は反省文ですし。
 どんな形であったとしても、声や文章にする事で
 今自分が漠然と思っている事に形を与えるのは良い事です。」

生徒会副会長はどうにも褒めて伸ばすタイプのようだ。
ともあれお求めとあらば原稿用紙を手渡した。

提出しても、提出しなくとも、何処へ提出するとしても。
何れにせよ、きっと書く事に意味があるだろう。
(30) unforg00 2021/11/08(Mon) 0:53:38

【神】 綴り手 柏倉陸玖

>>G13 生徒会室

「悪くないかもな、口止め肉。
 とは言っても、我が校には随分食いしん坊が多いようだし
 そうなると人が殺到して、却って収拾が付かないかもなあ」

職務の外では、随分軽い調子でたられば話に乗じるもので。
互いに建設的とは程遠い、詮無い話とわかっているからこそ。
だからこそ、何処までも無責任に胡乱な話を転がして行く。
どちらかと言えば、こちらの方が素に近いのだろう。

そうして不意に浮いた話を振られれば、一拍の間を置いた後。
(G15) unforg00 2021/11/08(Mon) 21:58:01

【神】 綴り手 柏倉陸玖

>>G13 生徒会室

「はは、彼女なんて可愛いものじゃないな」

一度喰らい付けば、文字通り命に換えても離そうとしない。
あれは執念深い"狼"だよ。
声色は呆れ半分、それでも随分と機嫌良さげに呟いて。

「それで?そう言うそっちはどうなのさ」

お返しとばかりにそう問い返す。
とはいえ、このお喋りで反省文の執筆が滞るのは頂けない。
それを盾に追及を躱すのであれば、勿論見逃そうとも。

そんな児戯のようで他愛無い、
けれど穏やかで、かけがえのない、暮れのひととき。
この先、それぞれの行く道が、きっと暗いものではないのだと。
今までより、ほんの少し、前を向いて歩く事ができるのだと。
そう"盲信"するくらいなら、尠くも罰は当たらないのだと思う。

なんて、とりとめのない事を考える間にも
夏に比べ、随分短くなった日は暮れていく。
(G16) unforg00 2021/11/08(Mon) 21:58:43

【神】 綴り手 柏倉陸玖

>>G6 >>G12 >>G14 寮の自室

「うん、なんも間違えてないですね。
 間違えてるどころかお前宛だよ普川。
 可愛い後輩からの気遣いくらい素直に受け取りなさい」

この男、今は概ね後輩の味方らしい。
だもんで平然と同室の男の背中を刺した。一般論という刃で。

「という事で入室を許可します。
 そもそも好きな時に来て良いって言ったの俺ですし」

許可するとは言っても加勢しに来る様子は無い。
暢気にドアを挟んだ攻防を傍観している。薄情者。
(G17) unforg00 2021/11/08(Mon) 22:03:55

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>32 敬具 普川尚久殿

俺が悪かったって……


一方の柏倉は、正座していた。

だってそれはなんか、しょうがないじゃん。
あの頃は精神的にも参ってただろお互いに。
信じたくても信じられない事って、あるじゃん。

日頃よく回る口は見る影も無く。
そんな言い訳じみた、というより言い訳そのものは
言わなかったというか言えなかったというか。
物凄い圧を抜きにしても、明確に論理立てて言語化された手前
全面的に自分に非がある事は認めざるを得ないわけで。

幾ら柏倉陸玖という人間のプライドが呆れ返る程高いとしても。
自らの非を認めないよりは、認めて改善していく事を選ぶ方が
よっぽど建設的だと理解してはいる。できない時は開き直るが。
であるからして、言われた事は改善していく、つもりはある。
隣を離れないと宣言した人間の言う事であれば尚の事。

「それも含めてこれからに期待して頂けませんかね…」

方や仁王立ち、方や正座の最高学年が二人。
なんとも言えない光景が、屋上にある。
(33) unforg00 2021/11/08(Mon) 22:49:31

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>35 普川

え……
まあ、うん
 とりあえず全部決め付けて掛かって一人で自己完結する前に
 お前に相談すればいいんだろ……
多分


多分とさえ言わなければ恐らくまだ格好が付いたものを。

そして問題はそれだけではない気がするが、まあそれはそれ。
何事もできる事から片付けて行くしか無いだろう。
追及されればそんな現実的なんだか言い逃れなんだか
なんとも言えない返答を一つ。

よくよく考えてもみれば以前はお互いしか頼れなかったわけで。
それがある時期を境に独り立ちしてしまった、となれば
ある意味ではしてたのかもしれない。浮気。
浮気というよりこちらが勝手に離れて行っただけだが。
もっと悪い。

「とりあえず今はわかった、つもりで居るし。
 お前がわかってないと思ったらその時は指摘して欲しい。
 そういう約束だったろ、あの時も…」

だから今この場はそろそろ勘弁して欲しい。
これ以上は足がヤバいかもしれない。そう目で訴え掛けた。

「普川〜……」

ダメ押し。
(36) unforg00 2021/11/09(Tue) 7:39:21

【神】 綴り手 柏倉陸玖

>>G18 >>G19 寮の自室

顔見るだけでも面白いってよ、普川。


やっぱりしれっと他人事にした。
とはいえ自ら面倒事を増やすような事だとは理解した上で。
自分がそれを断らなかったのもまあ、自己責任であるため。
他人事ではないとわかった上で、他人事のように言っている。

より悪い。

「はいはい、喜んでご一緒させて頂きますよ。
 なんか飲み物、お茶でいいか…」

傍観者の馬鹿が仲間に加わった。加わったついでに
広げられた元・五重の塔の周りに三人分のお茶が添えられた。
何も特別気の利いたものでもなし、ただのペットボトルのお茶。
寮暮らしの学生なんてそんなものです。
(G20) unforg00 2021/11/09(Tue) 17:04:37

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>38 普川

「多分って言わなくても警戒するよ正直」

人間不信?


というのは冗談としても。
言うなれば、万が一の時を考慮しているだけ、ではある。
常に万が一を考慮する時点でかなり悲観的なのは、そう。
これが柏倉じゃなければというのも、まあそう。

そうして足を触られれば、少し嫌そうな顔をした。
正座中、逃げ場が無いため。とはいえ騒ぎ立てるわけでもなし。
実際痺れてるのか痺れてないのかは悟らせてくれない男。

「う、マジで足キッツい……
 
6日も?
それ大丈夫なのか?色々と…」

そうは言っても書面を見れば流石に困惑した。
生徒会も風紀委員も全体的に忙殺されていたわけだし、
暫くは大半の職務を学園側がカバーする程度の義理はある筈で。
流石に学園側にもそれくらいの温情はあったのか。

ともあれ手を借りて立ち上がる事はできたので、良し。
何やらぶつくさ言ってはいるけども。

「まあいいや。反省文も…まあ、後から考えるとして。
 どっかってお前、何処行きたいの。
 そっちで決めていいよ、折角もぎ取って来た休みなんだし」
(39) unforg00 2021/11/09(Tue) 22:21:38
柏倉陸玖は、反省文の文面を考えるのは一旦後回し。
(a35) unforg00 2021/11/09(Tue) 22:22:26

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>40 普川

「なんかもうこの学園の運営側に期待できなくて……」

やっぱり人間不信なのかもしれない。
冗談はさておき、ここは腐っても天下の稲生学園。
これ以上ボロを出すような事はせず、"上手くやる"のだろう。
そんな確信じみた思いも、確かにあるわけで。

多い多い多い。

 そこまで行くともうリストアップして欲しい。
 とりあえず買い物が先だろうけど、日程も後で教えて…」

あと箸で食べるのは別におかしくも何とも無いだろ。
そんな抗議をしながらもう少し先の休暇に想いを馳せる。
暫しの暇を二人で過ごす事は、暗黙の了解じみていて。
であればやはり、置いて行かれるなど杞憂だったのだろうけど。

その事を実感をもって理解するのは、恐らくはまだ先の事。
反省文を認めるのも、もう少しだけ後の事になりそうだ。

先ずは目前に迫った体育祭に注力しなければ。
自分達がこれだけあれこれ手を尽くし、奔走したのだから。
今年の体育祭も、きっと上手く行くだろう。
(41) unforg00 2021/11/10(Wed) 2:05:48
柏倉陸玖は、そんな淡い期待を持つくらいは、きっと。
(a36) unforg00 2021/11/10(Wed) 2:06:51

【神】 綴り手 柏倉陸玖

>>G21 >>G22 寮の自室

「面白顔の馬鹿と馬鹿やってたのは何処の誰だよ。
 馬鹿やってる、を通り越して
 どうも今は漫才やってるらしいですけどね俺達」

漫才コンビだったらしい。知らなかった。
素知らぬ顔で後輩謹製技術の進歩フル活用弁当をつつく。
最近の冷食は美味しいので、美味しい。

「うわぁ、本当に節操無いなぁ例の薬の被験者選び…
 まあ正直、これだけ多種多様な異能の集まる場所で
 たとえ些細な事一つでも、それを拾う目や耳が無い訳も無く。
 それも異能次第ではありますけど。」

件の薬によって起きた騒動の一つを鎮めたのは見ていたけれど
さて、この後輩の異能とは何だっただろう。

まあ、知った所で面倒な感情に支配されるのがオチだろうな。
ここはポケットから出てきたものに話題を逸らしておこう。

「ははは、
いいじゃん育毛剤。
貰っておいたら?」
(G23) unforg00 2021/11/10(Wed) 2:27:06

【神】 綴り手 柏倉陸玖

>>G24 >>G25 寮の自室

「あーこらこらこらこら暴れないでください食事中に。
 というか箸奪われたら俺食わないよ馬鹿が。
 お前一人で食べ切れる自信があるならやってみな」

横から口を挟むくせして直接止める気は無いらしい。
しれっと自分がつついていた弁当の段だけ退避させている。
ついでに巻き込まれないようにやや距離を取った。
中立気取りの、カス。

「ついでに言うと、普川に道徳を説いても無駄ですよ。
 だってお前わかった上でやってるもんな。」
(G26) unforg00 2021/11/10(Wed) 14:19:28

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>44 >>45 普川

普段は死ぬ程頑張ってるんだよ、わかるだろ、だとか。

知り合いに箸使うか聞いてみろよ意外と居るぞ、だとか。

そんなくだらない反論をした後に。
呼び出しを受ければ、断る理由も今は無い。
とはいえそれも場所に依るけれど、何となく想像は付いた。

確証こそ無かったけれど、まあ。
恐らくはそうだろうな、と
そんな思いがあったのは確かな事だ。
(46) unforg00 2021/11/10(Wed) 14:32:46

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>44 >>45 普川

そうして二人、足を運んだ先。
物寂しくて辛気臭い、見渡す限りが鈍色の海。

吹き付ける潮風は重く冷たく湿っていて、
"海"が想わせる爽やかさなんかちっとも感じさせてはくれない。
寄せては返す波に、ただ晒される事しかできない。
そんな消波ブロックを遠目に見て、みじめなものだとさえ思う。

結局、それが自分達には似合いだと。
いっそこれくらいの方が、現実らしくて笑えてくる。
いつもそんな景色の中に居場所を見出していた。

「こんな所でする話かよ、なんて今更か。
 そういうお前はどうなんだよ、って言いたい所だけど
 置いて行かないなら、お前も同じ所来てくれるんだろ?」

俺の志望校の偏差値は高いぞ、なんて笑って。

いつだって、努力は大して報われない。
いつだって、納得の行く道を示してくれる人は居ない。
いつだって、自分達は途方に暮れるばかり。

いつだって、それでもただ、意地を張っていたいだけ。
(47) unforg00 2021/11/10(Wed) 14:35:42

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>44 >>45 普川

それでもたまには自棄を気取ってもいいだろう。
一度は離そうとした似た者同士の手を自ら引いて。
何処までも残酷に冷たい海に向けて、一歩踏み出した。

何も別に、深い所まで行こうとしている訳ではない。
ただ子供じみた戯れのように、
意味も無しにざあざあとさんざめく海に足を踏み入れて。
染み入る海水の冷たさに、ただバカバカしいと笑うだけ。

きっとあの時もそうだった。

「あーあ。
 体育祭も、あんな騒ぎの後じゃろくに出る奴減るだろうし
 俺達どうせ、数合わせに呼ばれるんだろうなあ。」

軽口半分、本当に有り得ない、なんて吐き捨てて。
何らかの役員というものは、往々にして
そういった皺寄せが巡り巡って来やすいもので。

「どうせ最後なら、異能の事隠す必要も無いしさあ。
 それに、数合わせって思われるのも気に入らないし。
 いっそこっちから出てやって、
 好き勝手していくのも悪くないかもなぁ。」

勿論、悪名にならない程度に。
そう言って性悪な笑みを浮かべるのは。
結局の所、何処までも抜け目ない男らしい。
(48) unforg00 2021/11/10(Wed) 14:36:31