【独】 せかいのあるじ ???/*物語の中枢に攻め入ろうとする子は好きですよ。 …しかし私には2PCをがっつり回すキャパはないのだ。 構想自体はあるんだけどね (-21) yuma_werewolf 2021/02/04(Thu) 21:16:12 |
【人】 せかいのあるじ ???――回想―― [柱時計がチクタクと時を刻む。 少女の姿が客人に見られることはないが、 柱時計はきちんととある部屋に安置されているから 人目に付くことは可能な筈だった。 ] (88) yuma_werewolf 2021/02/05(Fri) 0:01:47 |
【人】 せかいのあるじ ???[ いつものごとく、柱時計の隣で 客人らの動向を見つめていた少女は、青ざめた。 なぜなら、そこには自分の呼んだ覚えのない人間が 2人 、紛れ込んでいたのだから。一人目は、少女が客人を招待した時から きっかり24時間後に、遅れてやって来た。>>@2 “今まで”は、こんなことは無かった筈だ。 すべて少女の力で、何もかも制御出来ていたのに 今回は多方面でガタが来ている。 ] (89) yuma_werewolf 2021/02/05(Fri) 0:02:21 |
【人】 せかいのあるじ ???[…とはいえ彼もこの世界の客人であることには 変わりない。 タロットの説明は幸運にも彼に 届いていたようだし、同様のルールでこの場を 楽しんで貰おう、そう思った。 ――問題は、2人目。 「それ」は、皮肉にも整った顔立ちをしていた。 そして何故か女物のストールを首に巻いている。 正直、不釣り合いだ。 そして…… ] (90) yuma_werewolf 2021/02/05(Fri) 0:03:17 |
【人】 せかいのあるじ ???[少女は卒倒しかけた。 自分がこんな人間を招待するはずがない。 やはり今回はなにかがおかしい。 いやおかしいのは自分の方か。 ぐるぐるぐるぐると目が回り、 地面に膝をつきかけるのを、寸前で堪える。 自身の目に入ったものがまやかしではないのか と、再度、親指と人差し指を使い 問題の人物をズームアップした。 気品のある上衣のすぐ下からにょっきりと覗く 西洋人特有の明るい肌色。 そしてその2本の脚の間には、 この世の極悪、非道…それらを詰め込んだ 禍々しき異物がぶら下がっていたのだ。] (92) yuma_werewolf 2021/02/05(Fri) 0:05:35 |
【人】 せかいのあるじ ???ぎ、ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁあああ!! [これで確信した、 やはり今回は普通ではないのだ。 なんとか軌道を元に戻さねば。 そのためにはまず、このタロットゲームを つつがなく終わらせることが先決だ。 どうかこのまま、“誰にも邪魔されぬまま この空間にいられますように”。 少女は廃校舎の放送室に置かれた 古い柱時計を見やり、両の手を握りしめた。 ]* (93) yuma_werewolf 2021/02/05(Fri) 0:06:23 |
【独】 せかいのあるじ ???/* 文頭に此方を貼り忘れましたね [少女はまたもや、"異変"に気づいていた。 先程の異変とは比べ物にならぬような 禍々しさを放つ、忌避すべきその異物を、 少女は直視する事が出来ず それから今までずっと気を揉んでいる。] (-23) yuma_werewolf 2021/02/05(Fri) 0:06:56 |