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人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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渡りに船 ロメオが参加しました。

【人】 渡りに船 ロメオ

こっくり、こっくりと舟を漕いでいる。
陽光差すベーカリーのカウンターに腰掛ける男は、
腕を組み目を伏せていた。

木製のドアベルが鳴らす温もりある音色で、
瞼が隠していた翠の目が開いてすい、と上を向いた。

「……しゃいませー。ごゆっくり」

欠伸一つ。
到底接客をする態度ではないが、許されている。
事実訪れた夫人はその姿を上品に笑い、香り良いパンの並ぶ棚を眺めはじめた。
男は丸めた背を伸ばし、一応は店番の形を取る。
屈められた長身が伸びてカウンターに少し影を落とした。

時計を見る。バイト終わりまであと2時間。

「……今日は何件入ってんだっけか」


──ここの空気は温すぎる。
仕事が終わればまた仕事。それを良しとしている。それを望んでいる。

時間になれば席を立つ。
ゆらりと店を出れば眼鏡を外した。これからの仕事にこれは必要ない。

そのまま店の隙間、路地の奥に、ゆらり。
(35) susuya 2023/09/04(Mon) 11:37:51

【人】 渡りに船 ロメオ

名前:ロメオ
性別/年齢:男/25
身長:190p
所属組織/立場・肩書:マフィア/ソルジャー
表向きの仕事:ベーカリーのバイト

得意武器:なし

ひとこと:「まぁ……何があっても上手くやりますよ。多分ね」
(36) susuya 2023/09/04(Mon) 11:38:56
渡りに船 ロメオは、メモを貼った。
(a20) susuya 2023/09/04(Mon) 11:40:17

【秘】 渡りに船 ロメオ → 黒眼鏡

/*
>>黒眼鏡さん


事前情報ありがとうございます!把握いたしました!
ロメオは17歳の時にマフィアに引き渡されてきた人間なので、
それ以前の事は人伝に聞いているか知らないか……だと思います。
ロメオが引き受けた仕事によっては黒眼鏡さんの元に行く事も多いかもしれませんね。黒眼鏡さんの仕事の様子は普段から見ているので、ロメオから黒眼鏡さんへの信頼は厚いと思います。
何か渡して貰ったら……珈琲とか食べ物なら喜んで受け取りますが、物が高くなるにつれ焦り始めます。貰えませんケド……!?みたいな反応になります。

パシられる事については歓迎です。
ロメオもそれを望んでいますし、逆に報酬もいらないくらいなので、くれたら喜びます。やったー。

「理由を聞くか」に関しては、基本
聞かない
と思います。
けれどもし聞いて欲しいのであれば聞きます。

ロメオは貴方にとって一番扱いやすく最も都合のいい生き物であろうとすることに徹します。

ので、何を頼まれても了承すると思います。

お返事遅くなりましてすみません。以上が回答になります。
お手隙の際にご確認頂ければ幸いです。
よろしくお願いします!
(-191) susuya 2023/09/06(Wed) 10:09:31

【秘】 渡りに船 ロメオ → 黒眼鏡

/*

信用度の高い仕事!ロメオ的には嬉しい事ですね!
しっかりやり遂げ完遂報告までさせて頂きます。
容赦なくポイされたら大焦りで受け取ります。もしかしたら日常生活で貰ったものを丁重に扱ってる姿を見ることもあるかもしれません。

謎の仕事に関しては若干訝しげな顔をするかもしれませんが、
余程のことが無い限りはやはり断りませんね。
しっかり役目を果たします。任せてください。

こちらこそ諸々のご確認ありがとうございました!
本編でもまたよろしくおねがいします!
美味しい珈琲、楽しみにしていますね♡
(-209) susuya 2023/09/06(Wed) 23:00:51

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

/*
こんばんは!万人の夢です。

既知内容を見た瞬間「えっ 子分クンってこと?」と思った事をここに懺悔します。
ご無礼をお許しください。早まるな。後輩の存在にはしゃいでいます。
後輩くん、手伝いに来てくれるんですか?かわいいね……
勿論大歓迎
です!
パン屋に来てくれるのも嬉しいです。基本は入村の時のあの感じでお店にいます。
以下はダヴィードくんが知ってそうな既知情報です。

ロメオは自分から手伝ってくれと言う事はあまり無く、
そちらから手伝いに来てくれた時に頼む形になっているかもしれません。
初めて手伝いに来てくれた時は恐らく驚いた顔さえしました。
「オレの事手伝うの?マジ?他に良い仕事あるよ?」みたいな事も言ったかもしれません。
慣れてきたらまれに自分から頼みに行く、くらいの雰囲気です。
忙しいので行けない、などで断られたら食い下がらずに素直に引き下がります。

また、ロメオの普段の振る舞いを見ているのであれば、「他人に対してやけに従順である」という印象を抱くかもしれません。
そしてそれは後輩のあなたにとっても例外ではなく、
ロメオは貴方にとって一番扱いやすく最も都合のいい生き物であろうとすることに徹します。

もしあなたに指図をされてもロメオは首を縦に振る事でしょう。

以上になります。
何かご質問などございましたらお気軽に!
長くなりましたが、お手隙の際にご確認頂けると幸いです。
(-210) susuya 2023/09/06(Wed) 23:19:49

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

/*
子分……!?

ありがとうございます……可愛い後輩だ!

諸々把握いたしました。
振られた仕事は殆ど断らない主義なので、黙々仕事をこなしていきます。
横から口出しされた時には「代わりに一緒にやってくれる?」なんて言ったかもしれません。
手伝ってくれたらお礼も言うし、たまにお礼の品をあげたりするかもしれません。お菓子とか。
いらないって言われたら素直に引っ込めます。

こちらとしては全く問題ありません!
本編もそんな感じで仲良くしていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします〜!
(-239) susuya 2023/09/07(Thu) 21:05:00

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

/*
こんにちはこんばんは、万人の夢です。
ロメオが好きなパンはベーコンエピです。
ロゼッタ好きなんですね……フフ……。

遠慮なく話しかけられればこちらも自然と返します。嬉しい。
ロメオがマフィアに所属し始めたのは8年前の17歳からになります。
なので5年前にはもう所属していますね!

事前既知に関しても把握いたしました。
ソルジャー候補になっているのが公にされているor噂されているのであれば、
それについてつつきに行ったかもしれません。深い意味はありません。
本当になるんスか、つんつん。くらいの感じです。
尊敬の念を送っています。

こちらからも事前情報をお送りさせていただきます。
以下情報です。

ロメオの普段の振る舞いを見ているのであれば、「他人に対してやけに従順である」という印象を抱くかもしれません。
そしてそれはあなたにとっても勿論例外ではなく、
ロメオは貴方にとって一番扱いやすく最も都合のいい生き物であろうとすることに徹します。

少なくともマフィア陣営の中ではそのように動きます。

以上です。
何か質問や連絡がございましたらこちらにもお気軽にお伝えください!
長くなりましたが、お手隙の際にご確認頂けると幸いです。
(-251) susuya 2023/09/07(Thu) 21:30:15

【秘】 渡りに船 ロメオ → 陽光の元で ニーノ

/*
こんばんは!万人の夢です。
この度はお世話になります!こちらこそよろしくお願いします!
別陣営の方と共鳴、ドキドキ……。

謎打診!?
勿論OKです。店主もゆるめの寛容な方なので、もうしないでね〜で終わったと思います。ロメオは流石に居ないかも。その事は知らないかも……。

こちらも共鳴情報を見てどうしようかな!?と迷っていたところでした。
窓をどうやって使おうかな!?どうしようかな!?
こちらのスタンスとしては『急に既知が生えても良いし地で行くのも大丈夫』スタンスであります。
そういえば髪の色と目の色が似ていますね フフ とかも思ってました。
とりあえず追加で既知を繋ぐとすれば一番無難なのは「接客中に仲が良くなってプライべートでもよく会う人」とかでしょうか……?

そんな感じの事を思っています。よろしくお願いします。
(-269) susuya 2023/09/07(Thu) 23:02:13

【秘】 渡りに船 ロメオ → 陽光の元で ニーノ

/*
生き別れの兄弟説、あるか……!?
こちらも親に捨てられor売られしている身ではあるので、
本当にワンチャンがあります。
ともあれひとまず提示した関係性、了解いたしました!
お世話したがりの年上の友達みたいな感じになるかもしれないし、なんだかお兄ちゃんみたいな感じになるかもしれないし……

こちらも共鳴窓はとりあえずのんびり空間で良いと思っています!!
なにか途中提案や希望がございましたら遠慮なくお申し付けください!
ギリギリの返信になってしまい申し訳ありません……そんな感じでよろしくお願いします!
(-326) susuya 2023/09/08(Fri) 20:18:20

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

/*
追加既知把握いたしました!
当時は新人の身ながら落ち込んでいる様子を心配していたと思います。
その頃から心配由来でお手伝いしに行っていたかもしれません。
徘徊が増えているなら今もちょっといつもより気にかけているかも。

あんまり聞かないような弱音を言われたら、そんなことないけどなあ、なんて思いつつ口ではそうですか、と返したことでしょう。
何はともあれ、純粋な気持ちでサポートをしていこうという姿勢は崩しません。

本編でもこのようなスタンスで関わりに行くかと思います。
でけえ忠犬みたいなものです。
ギリギリの返信になって申し訳ありません!
こちらからは以上です。どうぞよろしくお願いします!
(-327) susuya 2023/09/08(Fri) 20:26:24

【人】 渡りに船 ロメオ

「……………………」

人が多いな。
幾分過ごしやすい気候になったからか、
はたまた少し涼しくなった風に運ばれる美味しそうな香りからか。
賑わう商店街を眺めるように、男は道の脇にいた。
柱のようだと言われればそうかもしれない。
瓶底眼鏡は行き交う人の向かう先を向いている。

ピザには興味があるのだけれど。
今行けばなんだか混みそうだし。
チーズは好きなんだけど。

「……後にすっか」

手ぶらのバイト終わりだ。
向こうが空くまで他の土産も見繕おうかと歩き始めた。

#商店街
(45) susuya 2023/09/08(Fri) 22:25:22

【人】 渡りに船 ロメオ

>>51 ルチアーノ

「うわっ」
「何何……ああ、先輩。ども。いや、餌って……」

風景に気を取られていたから、不意に肩を叩かれればビクリと揺れる。
驚いた顔でそちらを向けば少し開いた眼はすぐにふっと緩んだ。

「あー、夜すね。分かりました。予定空いてるんで、必ず」

視線は持っている紙袋に、そして貴方の顔に。
どんな連絡にだってロメオはいつも二つ返事だし、今もそうだ。
迷う素振りもなく頷いて了解を示した。
そして今は貴方を引き止める理由もない。

「じゃ、連絡待ってまーす」

そのまま見送る姿勢を取って、
きっと今度は遠ざかる貴方の背を見て。
……食いっぱぐれないようにそろそろピザでも買おうかと思った。
こちらもまたその場を離れるんだろう。

#商店街
(52) susuya 2023/09/08(Fri) 23:58:12
ロメオは、やっとピザを買いに。これとこれと後これと。はい。ありがとうございます。え、おまけ? やったあ。
(a23) susuya 2023/09/09(Sat) 0:56:11

【秘】 渡りに船 ロメオ → 路地の花 フィオレ

「荷物の山が歩いてる」

そんなふうに街中で唐突に掛かった声は、きっと耳慣れている筈だ。
もしあなたがその声の方を向くのならその視線は上を向くんだろう。
視界を遮りそうになっているその荷物よりも高い位置から、瓶底眼鏡があなたを見下ろしていた。
あなたと同じファミリーのロメオだ。

いつも無造作に降ろされていた髪は緩く項の辺りで結ばれている。
適当なよれたTシャツに新品のカーディガンを羽織っているものだから、少しちぐはぐな格好かもしれない。
小脇にはピザ屋の紙袋。

「大変そう。持ちましょうか」

声を掛けた理由はそれだけ。荷物持ち志願だった。
勿論断ってもいいのだし、断られてもロメオはきっと平気な顔をしている。
(-353) susuya 2023/09/09(Sat) 1:49:30

【秘】 渡りに船 ロメオ → 路地の花 フィオレ

「あい。パン屋のロメオです」

ciaoこんちわ〜、と緩い挨拶。

「え。変わってます?そうかなあ……」
「自分の身なりにあんたの手煩わせるわけにもいかねーんで」
「いいでーす」

真面目に受け取ってるんだかそうではないんだか分からない返事をして、お願いをされれば荷物を受け取る。
荷物持ちくらい何の苦にもならない。
「あんたもピザ買ったんすね〜」なんて言いながら運んで。

「え。ピザすか?いいすよ、食べます?」
「美味しそうだったですもんね」

そういや小腹も空いてきたなと思っていた頃。
ロメオは素直に頷いて、示された場所に腰掛けた。
膝の上と自分の横に荷物を置いて。

「美味そうだったすもんね。何のピザ買ったんすか?」
(-372) susuya 2023/09/09(Sat) 10:03:59

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

こんなに沢山買ってどこに、なんて考えるけれど。
誰かと食べるにしても相手が思いつかないのだし。
その時は、少し首を傾げるだけに留まっただろうか。

それから、その晩。

『はあい』
『……あい。そこすね。了解』
『え?あ、』

約束の通り電話を取る。
珍しい頼み事でも断る気は無いが、珍しいなと思う気持ちはもちろんあった。そこに加えて伝えられた言葉にハテナマークが増えたところで、勝手に電話は切れてしまって。

「……ええ。何だ?」

疑問、興味。いまいち何のつもりなのかが分からない。
とはいえ無碍にすることも無い。
ロメオは伝えられた通りに車で、伝えられた通りの場所へ行く。アレルギーの類のものは持っていないので、持ってきた薬は結局なんとなく胃薬だけだ。

車から降りて、一つ息を吐いて辺りを見回す。貴方の姿は見えるだろうか。
見えなければ到着した旨を伝えるために電話でもかけよう。
(-374) susuya 2023/09/09(Sat) 10:46:07

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

「は?」

──鳴き声で状況は把握出来た。貴方の姿も確認できた。
けれど頭上のハテナマークが消える事は無かった。

「……………」
「猫……すか」「なんで猫?」

なるほど、アレルギーとは猫アレルギーのこと。
それはわかったけれども。

「ええーと……そいつら乗せてくんすか? どこに?」
(-396) susuya 2023/09/09(Sat) 13:17:29

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

「はあ。なるほど」

説明を受けてようやく合点がいったような表情と返事。
しばらく浮かんでいたハテナもここでやっと消え失せた。

「や、オレんとこでもいいすけど。全然。うーん……」
「こないだバイト先の奥さんが保健所で猫貰ってきたんすよね。
そこ行けば保護でもしてくれそーではあるし」
「てかパン屋に張り紙でもしときゃ受け取り手出てきますかね。
 そんくらいならオレやれますよ」

そう言いながら片手間に携帯端末を操作し、ほらここ、と貴方に見せたのは保健所の位置。ここからはさほど遠くない場所にあり、それこそ車で行けばすぐ着く位置だ。

「……まあ、それするならどちらにせよ日中の方がいいすか。
 今晩はあんたの言う通りオレん部屋でも」

いーんじゃないすかね。
ケージを見てから、貴方の方を見た。
(-438) susuya 2023/09/09(Sat) 19:40:00

【秘】 渡りに船 ロメオ → 路地の花 フィオレ

「遠慮……ん−、性分で」
「マジでぇ? あー……そうなんだ」

気ィ付かなかったな……と呟く。
着る物に無頓着なのは今に始まったことではない。
もしかしたらロメオが身だしなみに関して苦言を呈されているところをあなたは見たことがあるかもしれない。
いつも必要最低限の身だしなみなのも、また性分。
また必要ならの言葉には、「ん」と簡素な返事、頷き。

「あ。へえー、奇遇すね。オレもおんなじの買った」
「丁度小腹空いてて……いつもならあんまり買わないんすけどね」
「あんたと一緒に食えるんなら買ったかいもあったなー。アハハ」
(-440) susuya 2023/09/09(Sat) 19:52:03

【秘】 渡りに船 ロメオ → 陽光の元で ニーノ

『ほんとだ。かわいいじゃん』
『猫いいね』

程なくして返される返信。
ロメオからの返信は日中は早めに、夜になると間を置いていつも返される。今日もいつも通り。
どんなに他愛ないメッセージでも、ロメオは律儀に返事をした。
こういうやり取りができる相手は少ないから、純粋にうれしいのだ。

『猫好き?』
(-460) susuya 2023/09/09(Sat) 23:50:29

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

「んあ〜……っすか。ならそーします。
 ツテもまあまああるんで」

そう言うのならば、と頷いてから。
「オレ?」とまた首を傾げる。

「や〜……猫飼うのは考えた事無かったすね。
 オレ独り身だし、うっかり死んだら猫が困るし。
 猫はかわいいすけどねー」
「行く当て無かったら、まあ……飼えますよ。一匹は」

そんな事を言いながら車の鍵を開けて、後部座席のドアを開く。
車内は最低限の物しか積まれていないから、きっとゲージを積む事も容易だろう。
(-552) susuya 2023/09/11(Mon) 14:55:30

【秘】 渡りに船 ロメオ → 路地の花 フィオレ

「ハハ。助かりまーす」

自分の為に、というものに少し抵抗があるだけで、
そのくらいのアドバイスなら素直に受け取ろう。
物と言葉はちょっとしたものを一方的に押し付けるくらいがロメオには丁度いい。

「あ、オレかぼちゃのやつも買ったっすよ。
 せっかくなら新しいの全部買ってやろうと思って」
「良かったら一口あげようかな」

そう言いながら紙袋の口を開ける。
ロメオの言う通り、きっとその中にはチーズクリームのピザの他にも新商品のピザが詰められているんだろう。

「誰かとなんか食べるとかあんま無いし……」
「や、テキトーに作って一人で食ってる。バイト先のパンとかも貰うし」

そう言いつつ、自分もチーズクリームのピザをぱくり。

「ん。うま」
(-553) susuya 2023/09/11(Mon) 15:12:34

【秘】 渡りに船 ロメオ → 陽光の元で ニーノ

『好きだよ。飼ってないけど』
『人んちの猫が一番かわいいって言うよな』

『のどかでいいねえこの島は。野良猫が呑気なのは平和の印だな』

──その実、こちらはマフィアの身であるし。
貴方もきっと、それでも起こる事件に追われるときもあるのだろう。
それでもこの場では自分はただのロメオなのだし、そんな事を言う。
(-555) susuya 2023/09/11(Mon) 15:22:13

【秘】 渡りに船 ロメオ → 日差しにまどろむ ダニエラ

「んお」「あーい。おはようさんです……」

足を組んでいた店番が、背を預けていた椅子によっこらせと座り直す。
朝はやや眠たげな店番は、それでも声を掛けられればすぐに反応した。

「フォカッチャね、ありますよ。
 今日は旦那店主さんの気まぐれでチョコとくるみのフォカッチャも」

そう言って店番が指さす先、焼きたてのパンが立ち並ぶ棚には言った通りのパンが置かれていた。
店主の気まぐれでこういう限定パンが並ぶことがある事を、あなたはきっと知っている。

「今日も来てくれて何よりすわ。固定客ってありがたくってね」
(-556) susuya 2023/09/11(Mon) 15:48:48

【秘】 渡りに船 ロメオ → 日差しにまどろむ ダニエラ

「オレ夜型なんでー……」

ひらひら、とそう言いながら手を振った。
朝に対する白旗の代わり。

「気まぐれは気まぐれなんだから気まぐれなんでしょーが。
 この特別感を楽しんでださーい」
「焼きたてだから美味いすよ。保証します」

もう食ったんで、なんて得意げになった。

「昼にも来てくれたらおやつメニューもあるんすけどね。
 あんた朝客だからなぁ」
(-560) susuya 2023/09/11(Mon) 17:18:45

【秘】 渡りに船 ロメオ → 日差しにまどろむ ダニエラ

「あー、コーヒーね……オレミルクと砂糖入れねえと
 全然飲めねーけど。いいんすか?」

その提案には薄く笑って興味を示す。
真面目な店員なら客に持ってこさせるなんて、と思うかもしれないが、生憎とロメオはそこまで真面目でも硬くもなかった。

「わかるっすよ、外は香ばしくなるし、中は溶けてるし」
「ビンゴ〜。おやつパンは甘いの中心なんでね。
 果物のとチョコのが多い」

「今度取っときましょうか。冷凍しといても美味いもんすよ」

常連サービスでーす、とこちらもゆるい提案を。
(-565) susuya 2023/09/11(Mon) 18:39:04

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

「行く先考えずに飼うのは無責任ですからねー」

その方が逆に猫の為でしょ、ともロメオは言った。
別件の人物と同じ理屈かは分からないが。

「お安い御用すよ、これくらい。死体処理より数倍マシ」

やや皮肉めいた笑みを返して、少し肩を竦める。
もちろん処理だって断った事はないけれど、頼まれ事に好き嫌いを抱いては居るようだった。

「色すか。うーん……」
「……じゃあ、白かなぁ」

少し悩む時間を置いてから質問に答える。
ちらりと見えた鞄の中身に少しだけほっとした。
猫の世話の道具も自分で買うつもりだったので。

「なんか慣れてないすか?あんた……」
「割とこういう事やってます?」
(-568) susuya 2023/09/11(Mon) 19:32:17

【秘】 渡りに船 ロメオ → 日差しにまどろむ ダニエラ

「なんだ、それじゃあオレもおんなじっすよ。砂糖2個」
「子供舌仲間が居てよかった〜。アハハ」

肩を竦めて、少し眉を上げて。
「図体はデカいのに舌が育たなかったんすよね」なんて冗談も付け足した。

「2つ分? あー、全然いいと思います。
 旦那もそういうの断るタチじゃないんで」
「じゃあ2つ分、取っときますよ。なるべく形の良いやつね」

悩む貴方の仕草に反して、なんとも軽くそう返した。

「予約注文ー、なんつって」
(-570) susuya 2023/09/11(Mon) 19:42:34

【秘】 渡りに船 ロメオ → 陽光の元で ニーノ

『あんまり愛着持ちすぎると悲しいだろ』
『いなくなるんだからさ』

猫は死に姿を飼い主に見えない、とも言う。
飼ってる奴はその悲しみを背負う覚悟もしている、はずだ。

『いーよ。飲めるとこ行く?』
『カッコつけて飲みすぎんじゃねーぞ』

二つ返事もいつもの事。
軽口を叩けるのも、約束を取り付けられるのも、『友達』だからだ。

『連れてってやるよ、そんときは』
(-572) susuya 2023/09/11(Mon) 20:04:10

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

「アーハハ。ふうん……」

その時点で一度や二度ではなさそうだと察して、笑い声を零す。
全ての荷物が積まれれば、行きよりも乗客が増えた車は発進した。

「良いことじゃないですか。天下のマフィア様が見上げたもんです」
「ああ、いや、嫌味とかじゃないすよ。普通にすごいす。
 中々そんなことしようったってやる人少ないですからね」

「……よくやりますねー。ホントに」

抑揚のない言葉はそれでも感心が滲んでいた。
少し経って静かになれば、寝顔でも拝んでやろうかとバックミラーをちらりと見た。
それで貴方の寝顔が見えたかどうかは、さておいて。

「──ルチアーノさん。着きましたけどお」
「車内泊すんなら金取りますよ」

ウソですけど。
駐車された車の後部座席を覗き込んで到着を告げる。
答えを聞く前に動き始めて、猫のゲージを回収しに。
(-576) susuya 2023/09/11(Mon) 20:34:44