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【秘】 軍事用 リュイ → 観測用 カムイ「それは、そうだけど…ボクにとっては不思議だよ。 だってボクらの性格はプログラムで出来ていて。 それ以外の事を考えるなんて、なかった筈なのにさ。」 「生き物じゃなくて、機械なのにね。」 この個性が何処からきたのか。 軍事用にとっては、とても不思議な事であった。 その後に続く人間嫌いの理由には うへえ、と舌を巻く。 「わ、分かった。よく分かったよぅ。 君は優しいんだねぇ、カムイ。」 貴方の言葉を、そう評した。 (-14) pinjicham 2023/12/08(Fri) 1:49:18 |
【秘】 観測用 カムイ → 愛玩用 アトリ「…ああ、室内用のプラネタリウムか。貸せ」 あなたから装置を受け取れば、くるりと回し一通りを眺める。 いくつか並ぶスイッチの中、 光のON/OFFスイッチは比較的目につくところにあるが、 大元の電源スイッチはパッと見ただけでは気付かないところについていた。 「成程な」 ぱちん、ぱちんと順にスイッチを押せば装置の上部が光る。 そしてすぐに消された。ぱちん。 「電源と光源スイッチが別だったらしいな。 ここが電源だ。後は適当に触れば、 いくつかの空が見られるのではないか、ほれ」 膝立ちになり、あなたに装置を見せて説明すれば、 そのまま差し出した。持ち帰ってどうぞと言わんばかりである。 (-16) 66111 2023/12/08(Fri) 4:01:24 |
【秘】 観測用 カムイ → 軍事用 リュイ「……何処を、如何聞いて、そんな言葉が出てきた…?」 やさしさなんてどこに在っただろう。 観測用には本気で分からなかった。 はあ、ため息ひとつ。 「…我らはひとつの視点から言えば、 既に生きていると言えよう。 プログラムは創造主の手を離れた。 “機械だから”という枕詞のついた過去の理屈の半分は、 今は否定される事の方が多い。 生きているとみなされていなければ、我らは今此処にない。 記憶領域を操作して、要らぬ記憶と思考を消して、 都合の良いものを植え付ければソレで良い。 そうされぬのはどうしてか。生きているものに、 そんな事はされるべきではないとされているからだ。 当然、認めぬ輩も居るだろう。機械如きが何様だとな。 とは言えそうした声の方が、やがて淘汰されゆくだろうよ」 「いつになるやは知れぬがな」 それでもいつかにはある事だ。観測用はそう考えている。 (-17) 66111 2023/12/08(Fri) 4:27:40 |
【秘】 愛玩用 アトリ → 観測用 カムイ「え〜と?こっちがこうで…ええ? も、もっかい!もっかい見せてぇ!」 そんな悲鳴をあげたとかあげなかったとか。 どうにかこうにか理解をして受け取れば、あなたの方をじっと見上げて。 「ありがとう!ようやくわかった…! あのねあのね、これを一緒に見たくてきたの!」 持ち帰る気はさらさらないようで、つまみ出されない限りは玄関に居座るかもしれない。迷惑な話かも。 (-18) NineN 2023/12/08(Fri) 6:35:45 |
【秘】 観測用 カムイ → 愛玩用 アトリ「そうかそうか、 我はもう休むから帰れと言ったら帰ってくれるか?」 やれやれ、と呆れを隠さず 部屋の隅に行き、枕を拾って中央あたりへ放った。 もう片隅の座布団を拾い、机上の行燈を消す。 先に放った枕といくらかの間をあけて 折り畳んだ座布団を並べれば、それを枕にして転がった。 ご自由にどうぞという事らしい。 (-28) 66111 2023/12/08(Fri) 20:03:03 |
【秘】 愛玩用 アトリ → 観測用 カムイ「休みながら見たらいいんじゃあないかと思いまーす」 横になっているだけでは人もグレイも休まらないのだが、 この愛玩用はあえてそこを無視した。 いそいそと靴を脱いで上がり、ありがたく枕に頭を預け… る前に、プラネタリウムのセットを忘れずに。 何度か操作をすれば、天井に投影される星空も移り変わって。 何が気に入ったのかは分からないが、一つの空模様で手を止めて転がった。 奇しくもそれは、極点の空。 (-30) NineN 2023/12/08(Fri) 20:52:35 |
【秘】 観測用 カムイ → 愛玩用 アトリ「我は眠るの意で休むと言ったのだがなぁ?」 間延びした反論に、間延びした反論が返された。 揚げ足取りのじゃれあい。 さて、光の点の並びは見慣れない。 知識にある星の並びを探す。 最初に目に付いたのは十字、その周囲を探して明るい二点、 次に三角形、その他にもいくらかを拾って。 「……8月頃の南極点か」 観測用が稼働するのは北半球。 その場所からは見えない星々。 本物の星空に比べれば当然、 屋上のそれにも劣る、安っぽいものだけれども。 それでもまぁ、悪くはないと思えた。 (-40) 66111 2023/12/09(Sat) 7:53:34 |
【秘】 愛玩用 アトリ → 観測用 カムイ「きこえませ〜ん」 あなたには見えるかどうかわからないが、暗い中に耳を塞ぐふりをしてくすくすと笑う。 じゃれあいやいたずらと呼ばれる範囲でこうして言葉を交わすのが、なんとも楽しい。 「南極点!…のはちがつ。 じゃあじゃあ、片方は制覇だね」 もちろん本物ではないし、制覇と呼べるのかもわからない。 片方は、と言ったあたりにわかりやすく含みが持たされている。 (-44) NineN 2023/12/09(Sat) 11:27:37 |
【秘】 軍事用 リュイ → 観測用 カムイ「他の何かを…例え人間じゃなくてもさ。 そうやって自分以外のことに怒れるのは 優しい人なんだって、あの子、が…あー。」 明らかに口ごもった。 思わず出てしまった、という様子で。 少しだけばつが悪そうにする。 「君は自分が生きているものであり 淘汰されるべきものではないと そう、自信を持って言えるんだね。」 「それって、凄いや。」 自分には到底言えない事だったからだ。 (-61) pinjicham 2023/12/10(Sun) 0:15:59 |
【秘】 観測用 カムイ → 看守用 バンドッグ「給仕用が…? ふん、後手にしか回れぬのは歯痒いな」 長く過ごした仲でもなければ、 元より何某かの異常があるとされて招集された身である。 いつからそんな、人の忠告を聞かない程度だったのか。 「が、そうだな。 そんな聞きわけのない輩は、よく叱ってやるといい。 話を聞く段階になければ、その通りまず殴ってやれ。 人にいつまでには帰れと抜かしておきながら、 己は帰らぬなぞと駄々を捏ねるようなら もう引きずって連れて来い。 文句をつけられたなら、 主の言が主に返っただけだと言ってやれ。 何ぞか抜かすのなら、道理を通してからにしろと」 「給仕用の件が解決したとして、 ソレで終わりでは無いのが如何ともだが… 一先ずは目の前の事からで良いだろう。 小事も解決せずに大事が解決する事も無い」 「我も出来る事を為そう。 何、我はきちんと食事時の前には帰ってやる」 ふ、と息を吐いて。この日もまた、 殆ど用件だけの短い邂逅は終えられていた事だろう。 したらば御機嫌よう。 (-67) 66111 2023/12/10(Sun) 21:25:08 |
カムイは、その日、やる事があると言っていた。 (a5) 66111 2023/12/10(Sun) 21:37:11 |
カムイは、簡単な昼の用意だけをすれば、あとはそのやる事に当たっていた。そして、 (a6) 66111 2023/12/10(Sun) 21:37:23 |
カムイは、夕食前にはきちんと戻って来ていたのだった。 (a7) 66111 2023/12/10(Sun) 21:37:33 |
【独】 観測用 カムイ/* 原作準拠文字数にしていて一番苦労した覚えがある。タマネギとキノコ入れ替えたねぇ!(しゃっきりタマネギが先だとオーバーした しかしお前和食方面にはいかんのな。自分が食べるならぶっちゃけ素でいいから、何か手を加えるならここにいる人準拠になる。そうだね! (-69) 66111 2023/12/10(Sun) 21:51:28 |