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人狼物語 三日月国


118 【身内】光の向こう側【R18】

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到着: ヒトシ

【人】 ヒトシ

え? ああ、大丈夫だって。
元気でやってるから。

違うって、キャバクラじゃないって。

はい、はい、
もう切るぞ、じゃあな。
 
(6) JohnDoe 2021/12/17(Fri) 13:50:01

【人】 ヒトシ

 
………はぁ………。


[10分もなかった母親との電話。
通話を切るなり大きくため息をついた。]
(7) JohnDoe 2021/12/17(Fri) 13:50:31

【人】 ヒトシ

[羽曳仁志はバーテンダーである。
とはいえ本格的なオーセンティックバーではなく、それよりもやや砕けたところのあるお店なのだが。

いつかは自分の店を、なんて思うのだけど。
中々そう簡単にはいかない。

それでも、夢は大きく歩幅は小さく。
食っていくには困らない程度にはお金は貰えているし、お客さんと話をしたりするのも苦にならないどころか好きな方だ。

目下の悩みといえら母親が自分の職場をキャバクラのボーイと勘違いしていることと、何かにつけてお見合いを進めてくることぐらいだろう。大した悩みじゃない。]


(……確かに水商売だけどな…)


[誤解されたままでも、特に支障はないから説明も適当だし、お見合いも最近は話し出す前に遮っている。]
(8) JohnDoe 2021/12/17(Fri) 13:51:49

【人】 ヒトシ

[そういえば最近結構気に入っているお店から、これまた結構気に入っていた店員が辞めてしまったらしい。とは言えそのお姉さん目当てで店に行っていたわけではなかったけど。]


(でも、わりと好みだったな、
 辞めちゃうなら声ぐらい掛けておけばよかった。)


[なんて、飲食店の店員からすれば、客からナンパされることほどウザいことらないので、そんなことはしないけれど。

どうも自分は料理の上手な女の子に弱いらしく、厨房に綺麗なお姉さんが立っているとついつい目がいってしまう。別にマザコンとかシスコンとかじゃないけど。]
(9) JohnDoe 2021/12/17(Fri) 13:52:42

【人】 ヒトシ

[そんな浮いてもないし、沈んでもない日々。
なんの変哲もない平凡な日々を、割とお気楽になんとなく過ごしていた。]


……ふあ〜ぁ……

買い物にでも行くか


[お店が休みだとついダラダラと過ごしてしまう。
大きな欠伸を一つ浮かべてから
住み慣れた1DKのアパートを出て商店街の方へ。]*
(10) JohnDoe 2021/12/17(Fri) 13:54:01

【人】 ヒトシ

 
うわ……さぶっ!


[外に出たら初冬の空気は思っていたよりも寒かった。
思わず肩を竦めてしまったが、マフラーでも巻けばよかったと後悔をひとつ。]


腹減ったなぁ。


[と思ったものの、自慢じゃないが料理は大の苦手だった。
頑張ればちゃんと作れないこともないはずだけど、どうしても軽量とかが雑になってしまうし、火加減とか常に火力MAXとかやってしまうのだ。
そんなわけで自炊はしない。してもお湯入れて3分待つだけ。だから料理の上手い女の子に弱いのかもしれない。]
(15) JohnDoe 2021/12/17(Fri) 19:44:18

【人】 ヒトシ

[というわけで、スーパーで食材を購入、なんて選択肢はない。
なので、さてどこで何を食べようかと商店街を行けば、目に入るのはカップルあーんどカップル。
まだ聖夜には日があるはずだけど、どいつも浮かれてイチャついてやがる。
というのは自分がそういう風に見てるからだろう。そんな理不尽な苛立ち。]


うわ、ごめんっ!!


[なんだか腹が立ってきたのでもう牛丼でも食べて帰ろうかって思っていたら、前を歩いていた何者かにぶつかってしまった。]
(16) JohnDoe 2021/12/17(Fri) 19:45:27

【人】 ヒトシ

[とっさに謝った相手は短めのポニーテールを揺らした女性だった。]

 
 ……あれ?
 どこかで会ったことが……?


[そう、それはそんなどこかで聞いたことあるようで実際にそんなこと言ってる奴なんて見たことないようなナンパなセリフ。そんなセリフが口を飛び出していたけど。

──── えーと、どこで見たんだっけ?*]
(17) JohnDoe 2021/12/17(Fri) 19:46:19
ヒトシは、メモを貼った。
(a0) JohnDoe 2021/12/17(Fri) 19:46:36

【人】 ヒトシ


 え?…あ、御園さん??


[ついさっき偶々思い浮かべてた人がそこに居た。
あの店は料理の美味しさもそうだけど、店の雰囲気とか店員のフレンドリーさとかがとてもよかった。

その中でも御園さんのことはよく覚えていた。
というか好みの感じで、店員と客でなければと思わないこともなかったけど。]


 あ、やっぱり辞めてたんだ。
 御園さん見なくなって寂しかったなー。


[そんな軽妙さを発揮しつつ、辞めても店員と客みたいなトークにすこし笑った。]
(21) JohnDoe 2021/12/17(Fri) 22:08:48

【人】 ヒトシ

 
 そうそう、この辺。
 っていうかすぐ近くだよ。
 
 ご近所さんだったんだ、ちょっと嬉しいな。


[近所と言ったってどこかの田舎町みたいにご近所全部知り合い、みたいなわけじゃない。
こうして出会ったのだってかなりの偶然だ。]


 今から買い物?


[そう、こういう物怖じしない感じ。
料理してる姿がいいなって思ったのもあるけど、こういう雰囲気が気に入ってたんだよな。]*
(22) JohnDoe 2021/12/17(Fri) 22:08:57

【人】 ヒトシ

 
 あはは、もしそうだったらよかったのに。


[何が良かったのかは自分で言っててわからないけど、そんな偶然があったら面白かっただろうとは思った。運命だなんていいながら。]


 マジマジ。
 またこうやって御園さんと話ができて良かった。
 って思ってるよ。


[それほど親しいわけではないし、客と店員ってだけだったけど、少なからずいいなって思った人とこうやってまた話ができて悪い気がするわけがない。]
(26) JohnDoe 2021/12/17(Fri) 23:14:17

【人】 ヒトシ

 
 晩御飯何にしようかなって。

 あ、作るんじゃなくて。
 食べる専門だから、俺。


[御園みたいに料理の腕があれば、自分で作ったりでもいいのだけど。生憎と料理は本当に苦手。]


 作ってくれる人もいないんで。
 御園さん一緒に何か食べ行きます?


[おどけて肩を竦めてみせる。
初対面じゃないとは言え、客と店員として以外で話すのはこれが初めてだったから。本気の本気で誘ったわけじゃないけど、もちろん答えがイエスなら喜んで一緒に食事をするつもり。]*
(27) JohnDoe 2021/12/17(Fri) 23:14:51

【人】 ヒトシ

[あの店では客と店員。当然それだけの会話。職業と店を教えたのだってちょっとした営業みたいなもので、こんな風に話をしたことなんてなかった。
御園≠チて覚えてたのだって一種の職業病みたいなもの。]


そうなんすよー。
自分のために作る気にならないっていうか。

そもそも料理全然だめなんすけどね?


[客に出すソーセージだって「お前は二度と触るな」なんて言われる始末。
壊滅的に料理のセンスがないらしい。本当にこれってある種の才能だ。]
(30) JohnDoe 2021/12/18(Sat) 7:54:29

【人】 ヒトシ

 
いないっすね。
料理の上手い彼女がいてくれたらなー。
御園さんみたいに。


[なんてニっと笑って見せる。
でも御園にそういう人が居ないって聞けば少し意外そうな顔を向けることになった。]


へえ、意外。


[それだけ口を突いたけど、それ以上は続けなかった。
誰だってみんな事情ってものがある。話してくれるなら聞くけど、聞き出そうとは思わない。これも職業病なのだろうか。]
(31) JohnDoe 2021/12/18(Sat) 7:54:55

【人】 ヒトシ

 
お、やっぱ御園さんノリいいっすね

何食べにいきます?
お昼ぐらいなら奢りますよ。


[ダラダラしていたはずの休日が思いがけなく少し楽しい始まりを迎えていた。]*
(32) JohnDoe 2021/12/18(Sat) 7:55:20

【人】 ヒトシ

 
そんなこと言ったら買い付けちゃいますよ?


[て笑って返す。でもモテそうなんて言われたらつい苦笑い。]


ぶっちゃけモテますよ?
バーテンダーなんてやってると結構ね。


[そう、お客さんには結構モテる。カッコよくシェイカー振って美味しいお酒を出していれば、それだけでアルコールの入った女の子には受けがいいし。でもそれって結局のところバーテンダー≠ェモテてるだけなんだな。]


それこそ意外っすね。
でも、ま、そんなのたまたまっすよ。


[出会いはある意味運だからって。話を打ち切った御園に合わせて軽いノリで話を流そう。]
(36) JohnDoe 2021/12/18(Sat) 12:23:18

【人】 ヒトシ

 
イタリアンかー。
さすが御園さんオシャレっすね。
俺なんかいつも牛丼とかっす。


[早い安い美味いやつって続けて、料理人だからって言葉は飲み込んだ。失恋続きで、店を辞めてって否が応でも繋げて想像してしまうから、あまり触れない方がいいだろう。]


あ、遠慮はしなくていいけど
手加減はしてくださいね?


[ケラケラと気軽い感じで笑う。
実はこう見えて滅茶苦茶食べたりするのだろうか?高級レストランとかでなければ大丈夫だろうけど。多分。]
(37) JohnDoe 2021/12/18(Sat) 12:23:41

【人】 ヒトシ

 
じゃ、行きますか。


[目的地が定まったなら、さっそく二人で向かおう。]


そういえば。
俺のこと、よくわかりましたね?


[自分も、お店に来たお客さんの顔と名前を覚えることに結構自信があるけど、御園もそんな感じなのだろうか。
歩きながらそんな話を。]*
(38) JohnDoe 2021/12/18(Sat) 12:24:08

【人】 ヒトシ

 
あー……


[何となく思い出した。たぶんあのときだ。仕事でミスをしてしまって御園が働いていた店で食事だけでなくお酒も結構飲んたときがあった。あの日自分が何を口走ったか正確には憶えていない。変なことは言ってないと思うけど。]


何か、恥ずかしいっすね。
はは。


[あまりに照れ臭くて無意識に自分の首筋を擦っていた。
何がって、そんな青臭い事を店員に向かって言ってた自分が、御園にとっての印象だったってことが。
でも頑張ってほしいって思われてたのなら悪くはないかなとも。]
(43) JohnDoe 2021/12/18(Sat) 14:21:30

【人】 ヒトシ

 
いやー
お店に来たお客さんなら俺も覚えてるんすけど。
プライベートはそんなことなんですけどね。


[どうして覚えてたかって聞かれたらやっぱり印象深かったのだろう。それだけじゃなくて、顔が結構好みっていうのもあたけど。]


あれっすよ。
御園さんが料理してる姿、カッコいいなって。
…だからっすね。

あと顔が好みっす。


[笑って冗談っぽく言ってみる。
店で見た、調理してるときの真剣な顔とか、店の仲間と話してるときの笑顔とか。あとはそう、お客さんに美味しいって言われたときの嬉しそうな顔とか、コロコロ変わるのが印象的で。もちろん一目惚れだとかそんな大げさではないけど、なんとなくいいなって思っていたのは本当のこと。]
(44) JohnDoe 2021/12/18(Sat) 14:23:43

【人】 ヒトシ

 
あ、あれですか?


[見えてきたちょっとお洒落な感じのトラットリア。
それほど高級そうじゃないことに胸をなでおろしつつ。]


良い感じっすね。


[偶然再会した二人でお店の中へ。
さて、美味しくて楽しいランチタイムの始まりだ。]*
(45) JohnDoe 2021/12/18(Sat) 14:24:06

【人】 ヒトシ

[席について向かい合って座る。
店員と客だったときは同じ席につくことなんて無かったから少し不思議な感じ。]


ピザいいっすね。
じゃあ、ペンネアラビアータとかどうっすか?
これもシェアしましょうよ。

サラダとスープどうします?


[牛丼なんかに比べれば確かにちょっと高めだけど、イタリアンと思えば手ごろな感じ。]
(49) JohnDoe 2021/12/18(Sat) 19:20:14

【人】 ヒトシ

 
あ、なんか飲みます?
ワインとか。


[あらかた決まれば、飲み物は何にするか尋ねたけど、ワインとはいえ昼間から飲むタイプの人だったろうか。
飲んでも無まなくても全然気にしないし、飲むならご一緒しようかなって。]
(50) JohnDoe 2021/12/18(Sat) 19:20:31

【人】 ヒトシ

[オーダーを通してから、ちょっとして。
気になっていたことを思い切って聞いてみることにした。]


御園さんて……あ、俺のことはヒトシでいいっすよ。
ハビキって呼びずらいですよね。

っていうか……御園さんて年上っすか?


[ポニーテールにしている髪型のせいもあってか、見た目だけで言えば自分よりも年下に見えるけど、こうして一緒に話をしてみればどうも年上に思えてきた。]


俺は今年で25です。
あ、歳は言わなくていいっすよ。


[さて、その予想はあっていたのか。そもそも教えてくれるかな?]*
(51) JohnDoe 2021/12/18(Sat) 19:21:14

【人】 ヒトシ

[お酒はそれほど強くはないけど食事と一緒に取るならと。
ただ、一度御園さんの前で醜態を晒しているのでイケる口かどうかはさておいて。]


いいっすね。
店でもヒトシって呼ばれてんで、その方が呼ばれ慣れてます。


[ヒトシ、ヒトシさん、ヒトシくん。
ハビキってだいたいどこでもそう呼ばれる。]


やっぱり。
お姉さんって感じっすね。

え?
年上の女の人……好きですよ?


[悪戯っぽい視線。同じように挑発的に返してみる。]
(54) JohnDoe 2021/12/18(Sat) 20:25:27

【人】 ヒトシ

 
偶然の出会いにかんぱーい。


[ワインがきたらグラスを挙げて乾杯。
グラスを回して香りを確かめてみる、けどいいかどうかわかるほどワインには詳しくない。]


美味しそうっすね。
いただきます。


[手を合わせてから、それからピザとかパスタを取り分けていく。]
(55) JohnDoe 2021/12/18(Sat) 20:25:40

【人】 ヒトシ

 
御園さんって次の店どうするんですか?


[食事もある程度進んだところで、切り出してみた。
自分の知ってる御園さんは、やっぱりあの店でいい顔をしていた御園さんだったっかた。少しデリカシーには欠けたかもしれないけど、やっぱり気になってしまった。]


決まってたら教えてくださいよ。
俺、絶対通いますから。

……このピザ美味しいっすね。


[とは言え、そんなに踏み込んで聞きたいわけじゃないから、彼女が言いよどむ様なら、すぐに話題を変えてしまおう。]*
(56) JohnDoe 2021/12/18(Sat) 20:25:49

【人】 ヒトシ

[何があったのか、どうして店を辞めたのか。気になるけどきょうみほんいであ聞いていい様なことではない気がして深追いはしない。]


まじっすか。
俺が知ってる店といえば、
夜のお店か牛丼屋ぐらいっすよ?


[小さくなる彼女の声。
俺、バーテンダーっすよ?声の小さなお客さんでも、聞き逃したりはしないんで。
だけど、彼女のそんな姿に何か言えることもなくて。]


じゃあ、御園さんの料理は、
しばらくお預けっすね。


[てな感じで、やっぱり戯けてみせた。]
(60) JohnDoe 2021/12/18(Sat) 22:06:57

【人】 ヒトシ

 
ほんとですね、この店いいかも。
今度からローテーション入りかな。

[ランチセットがこの値段で、このクオリティなら充分いける。
「いっそここに就職してみたら?」「御園さんの方が腕は上ですね」とか、思いつくけど、思いついただけにしておいた。]
(61) JohnDoe 2021/12/18(Sat) 22:07:46