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人狼物語 三日月国


206 【身内RP】愛の形、恋の色

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行政書士 辺見 華蓮が参加しました。

【人】 行政書士 辺見 華蓮

―――あれから、随分と時間が過ぎた。
(3) yusuron 2023/04/10(Mon) 17:50:08

【人】 行政書士 辺見 華蓮

 みんなと最後に逢ったのは、
 神崎さんと小鳥遊君の結婚式だったろうか。

 あまり長い間二人を独占しての話はできなかったけれど、
 ケーキカットにキャンドルサービス。
 二人はとても幸せそうだった。

 「小鳥遊君、神崎さん、おめでとう!
 とてもよく似合ってるよ。」

 彼女のドレス姿に心からの祝福を。

 その時はさすがにチョーカーはつけていかなかったし、
 つけなくても大丈夫という感じにはなっていたと思う。
 これからも仲良くね、私はもう大丈夫だから。
 めいっぱい、そんな気持ちを伝えた。

 海堂もあっちはあっちで随分頑張っているって、
 秋元さんは言っていた。
 彼女がそう言うなら、きっと本当に夢に向かって
 頑張っているんだろう。
 いつかドームをいっぱいにする日が来るかもしれない。
 その時に二人が一緒にいたら、それはとても幸せなこと。

 みんな、それぞれの道を歩んでいる。

 あの日のことは、もういい思い出だ。
(4) yusuron 2023/04/10(Mon) 17:52:36

【人】 行政書士 辺見 華蓮

 「…と。もう少し頑張ろっと。」

私は相変わらず大手の行政書士事務所で働いている。
とはいえ私自身も正式に行政書士にはなっているし、他にも士業の資格は取った。
社労士は既に、FPも持っているし、もう少し頑張れば中小企業診断士も。
そのくらいになれば、この年齢でも独立だって十分にできる。

学生の頃はあのサークルで随分無茶な事もしてしまったけれど、
神崎さんのおかげか、今は泥酔して痴態をさらすような事もない。
それに、出会いのようなもの自体がほとんどなくなった。
事務所と家を往復して、帰りには時折ジムに寄って、家では勉強して、それだけ。
他にと言ったら、週に2度ほどバーに立ち寄るくらい。
(5) yusuron 2023/04/10(Mon) 17:53:05

【人】 行政書士 辺見 華蓮

「すみません、今日はちょっと予定があるので・・・失礼します。」

たまには飲みでもどうかという所長には日頃とてもよくしてもらっているけれど、こういう誘いには多少下心が混じっているのも知っている。昔の私なら、あるいは断り切れずに受けたのだろうか。

でもまあ、常通りやんわりと断って、私は私の予定どおりにいつもの場所へ向かった。
(6) yusuron 2023/04/10(Mon) 17:53:49

【人】 行政書士 辺見 華蓮

―BAR リーリエ―

落ち着いた暗さの店内をくぐればそこは私の隠れ家。
静かなジャズに密やかな会話、時折シェイカーを振る音、氷の立てる音。
いつも通り、カウンターの右隅から2番目に腰かける。

「すみません、ギネスビールをお願いします。それから…ソーセージの盛り合わせも。」

いつもではないけれど、最初によくする注文。
スーツ姿の私は、この席によく座っているし、金曜は必ずいるから店員さんも私と見ればわかるかもしれない。
私もそう。おすすめを聞いたり、時には会話に付き合ってもらったり。

あまりお仕事の邪魔にならないよう、ずっと喋ったりすることは控えているけれど、
リーリエでの時間は私が自分をさらけ出せる唯一の時間。

時折感じるほんの少しの寂しさを紛らわせる時間。

これからも、そのほんの少しの寂しさを飲み下して私は生きていくのかも。

そんなことを考えながら、オーダーする。**
(7) yusuron 2023/04/10(Mon) 17:56:57
行政書士 辺見 華蓮は、メモを貼った。
(a2) yusuron 2023/04/10(Mon) 17:59:24

【人】 行政書士 辺見 華蓮

オーダーしてすぐにギネスビールとナッツの小皿が出てきたので、カウンター越しに店員さんの顔を見つめ、ふっと笑みを浮かべた。いつもの女性だ。

ギネスは冷やさないほうが美味しいというのが通の意見らしいけれど、私はほどほどに冷えている方が好き。
つまりこのグラスを冷やしたスタイルが好き。
小皿に盛られたアーモンドをつまみながら、私の好みをすっかり理解してくれている、この店員さんの顔を見る。

年は私と同じくらいで、身長も同じくらい?結ったポニーテールと切れ長の目は、なんとなくさっぱりした性格を感じさせる。
同性に好かれるタイプ、かどうかはわからないけれど仕事柄、出会いは多いだろう。
人生経験も多分豊富なんじゃないかな、なんて勝手な想像をしたりもする。
(11) yusuron 2023/04/10(Mon) 21:37:53

【人】 行政書士 辺見 華蓮

カウンターに座って話をすることもまあまああったけれど、基本彼女やマスターは聞き手だから、私は彼女達の事はあまり知らなかった。ひょっとしたら名前でさえも。

私の方は、名前に仕事くらいは話したことがあった…というか、話の成り行き上名刺を渡したことがあったと思う。

「行政書士ってやつです。一応、私自身も資格を持ってるので。
といっても、今はそれ専門だけじゃ食べてけないですからね、他にもいろいろ勉強してるところ。
今は他所で勤めてますけど、いつか開業して自分の事務所を持てたらいいなって思ってます。」

そんなぐらいの話は、彼女にも既にしていただろう。
(12) yusuron 2023/04/10(Mon) 21:38:52

【人】 行政書士 辺見 華蓮

―今日―

「ありがとう。今日も無事、変わりなしよ。」

差し出された>>10ソーセージの盛り合わせを受け取り、軽く笑ってみせる。
ちょっと疲れたようには見えてしまうかもしれないけれど。
市販のものより随分大きめの、しっかりボイルされたソーセージにマスタードを乗せ、
端を噛んで唇を窄めて咥えつき、ぷりっとした中から溢れ出る肉汁と脂を、小さくぢゅっと音を立てて吸い尽くす。

「ん…おいし……♪」

ギネスの苦味に脂ののった味わい。思わず笑みがこぼれてしまう。
それだけで十分幸せ…ではあるのだけど、ふと店員さんの方に視線を向けた。
(13) yusuron 2023/04/10(Mon) 21:41:00

【人】 行政書士 辺見 華蓮

「何かおすすめのカクテルとかってあるかな?
あんまり強くない…酔い潰れないくらいの。

そうね、あなたのおすすめというか、好みというか、そういうのある?」

そうリクエストしたのは、まだ名前もろくに知らないとはいえ、こうして毎週ならず顔を合わせる彼女の事に、
純粋に多少興味をもったからなのだろう。

あるいは、少し寂しさがいつもより強くて、誰かと話をしていたかったのだ*
(14) yusuron 2023/04/10(Mon) 21:45:18

【独】 行政書士 辺見 華蓮

/*
さて…こうしての本格的な再演はほぼ初めてですが、よろしくお願いします。
タイマンというのは他の誰にも気兼ねはないけれど、お相手に対しては気を遣うところはやっぱりあるかもしれない。

どのくらいの返しをしていけばいいかとか。

日数は普通の村並みにあるし、十分に回せる…といいなあ。
(-1) yusuron 2023/04/10(Mon) 21:47:52

【人】 行政書士 辺見 華蓮

あまり強くないお酒、酔い潰れない程度のお酒。
学生の頃はもっと強いものを好んで飲んでいた。
ウィスキーや焼酎だってロックで飲むのは好きだったし、一番は地酒。
一升瓶の半分くらいは余裕で空けられた。

でも、それはもうしない。
そうやって飲める自慢をした結果、私は自分の価値を損なったというほかないし、
残ったものは特にない。人でさえも。
(19) yusuron 2023/04/10(Mon) 23:16:38

【人】 行政書士 辺見 華蓮

「マリブ・コーク……ラムベースね。
へえ、トロピカルで…官能的な味わい。うん、それをお願いするわ。」

カクテルづくりを見る>>16のは楽しい。
取り出されたマリブとコーラ、氷を入れたグラスに注いで混ぜると氷のからんと小気味いい音が響く。
ココナツの甘い香りは確かに南国を思わせる。
提供されたグラスを受け取り、炭酸の弾ける様に視線を向けた。

一口喉に運べば、喉に抜けるさわやかな炭酸とココナッツの香り。

「ラムとコーラ……うん、絶対間違いないやつ。普通のラムじゃなくてココナッツの香りが効いてるのが、
なんだか本当に南の島に行ってるみたい。
いいチョイスね……ありがと。」

片手でグラスを掲げ、くいっと一口、二口。南国の香りが咥内に満たされる。
深く、深く息をついた。
(20) yusuron 2023/04/10(Mon) 23:16:57

【人】 行政書士 辺見 華蓮

「甘くて強いのが好き、か。って事はあなたもまあまあ飲める方?
珍しいんだ。こういうオーダー…
いや、なんとなくね。バーテンダーだと、男性客に声かけられたりする事ありそうってイメージがあってね。
そういう好みみたいな…聞かれたりするのかなって思ってた。」

控えめに言っても、顔立ちはいいしスタイルも女性らしさがしっかり出ている。
仕事ぶりも、私が見ている限りは真面目でしっかりしている。
そういう人は間違いなく男性にも人気があるものだ。恋人などいるのでもなければ。
(21) yusuron 2023/04/10(Mon) 23:17:09

【人】 行政書士 辺見 華蓮

「そう。酔わないくらいがいいの。飲もうと思えば飲めるけど…
そういうのはもうやめたんだ。色々失敗もあったしね。

……自分を許してくれる、か。
ふふ。じゃあ、今甘えたい気分なの?」

彼女が作っているカクテル>>18は、誰もオーダーしていない。
彼女自身のためのものだろう。
飲みたい気分なのかな、なんて思いながらそんな事を聞いたのは、軽い気持ちから。

ただ、彼女の言うことはよくわかった。
自分に言い訳したい気分、甘えたい気分。
私が昔やたらと飲んでいた時も、心のどこかにそういう気分があったのかな、と今では思えるから*
(22) yusuron 2023/04/10(Mon) 23:18:51

【人】 行政書士 辺見 華蓮


ちなみに、彼女が私の食事中に視線をそらして少し居心地悪そうだった>>15のには気づかなかった。

そのぐらいリーリエで食べるソーセージは美味しいもので、その間は幸せな気分に浸っていたはずだから。
気づいていたとしても、別段気にはしなかっただろうけれどね*
(23) yusuron 2023/04/10(Mon) 23:21:57

【独】 行政書士 辺見 華蓮

/*
今迄みたいに鳩からじゃなくて箱なので、気が付くと随分レスポンスの量が増えてしまってるけれど… 

私はエロルじゃなければ長くてもそんなに差し障りはないけれど、この辺も加減が難しいところ…
(-2) yusuron 2023/04/10(Mon) 23:24:21

【人】 行政書士 辺見 華蓮

「確かに。ラムコークなら家でも作れるけれど、マリブは…うん、こういうところで飲むならこっちね。」

少し特別感のある香り。官能的といわれるのも確かに納得がいく。
オーダーの事やバーでの仕事の内情はわからないにしても、彼女の話の一端からだけでも、
一部の男性客相手の苦労は何となくしのばれた。
飲みの誘いや、個人的なことを聞き出されるのは確かに気分はあまりよろしくないだろう。
下心交じりであれば特に。

「なるほどね。自分で作ったものの味はわかっておきたい、そりゃそうだ。
…そっか、うん。あなた、結構モテそうだもんね。
私も似たようなものかもしれないけど。」

女性が恋愛対象。それに応える代わりに、自分の事を小さく付け加えた。
正確には恋愛対象がはっきり女性というわけではない。女性でも抱ける、抱かれられるという程度のもの。
昔付き合っていた相手は男性だったし、恋愛を介しないにしても、ほとんどの相手は男だった。
もっとも、その記憶は大半ないのだけど。
女性は1人だけ。しかも恋愛関係ではなし。ただ、決して悪くはなかった。
精神的な満足という意味では、ある意味男以上だったかも。
なんてことをふと思う。
(27) yusuron 2023/04/11(Tue) 6:23:34

【人】 行政書士 辺見 華蓮

「まあ……ね。酒の席での失敗は本当にいろいろしたわ。
学んだよ、すごく。

そっか。…そうよね。そういう事もあるもんね。」

甘えたい。許されたい。許されたい、というのはどういう気持ちだろう。
アルコールを言い訳にしたいと思うことは私もあったけれど、そういうことだろうか。

彼女のグラスから漂うアーモンドとアプリコットの香りは正に杏仁豆腐のもの。
フレンチコネクションの名前は知らなくても、この香りは一度嗅いだら忘れない。
乾杯とは言わないにせよ、私も軽くグラスを掲げてマリブコークを呷った。

「わかるよ。…うん、大人になると、素直に人に甘えたりするのは難しいよね。
飲んでも、自生制が効かないこととかあって、失敗したりして、なんとか立ち直って…」

今はもう、サークル時代みたいな失敗もしないはず。
失敗して失うものは大きいし。
寂しさを我慢するほうが容易いからそちらを選んだ。
(28) yusuron 2023/04/11(Tue) 7:00:56

【人】 行政書士 辺見 華蓮

ごくりと喉を鳴らしてグラスを傾けマリブコークを飲み干す。

ふと、差し出されたコースターに書きつけられた名前に目が止まった。


「薫さん?杓谷さんね。
そう言えば、いつも私のオーダー、先に準備してくれてるよね。
ありがとう。って、前から言いたかった。」

彼女、薫さんの整った顔を見つめて目を細める。
それから空になったグラスを差し出した。

「私にも、あなたが飲んでるのと同じもの。もらえるかな?」*
(29) yusuron 2023/04/11(Tue) 7:16:29

【人】 行政書士 辺見 華蓮

美人、と容姿のことを言われるのはよくある。
仕事柄もあり、身だしなみはきっちりしているつもり。
でも嬉しいものだ。


「んー?ふふ、ありがと。
 薫さんも私以上に綺麗だと思うけど。
 …大丈夫、少し強めくらいなら。
 それより、貴女の飲んでるものに興味が出たってことかな。」


両手で頬杖をつきながら、薫さんの手際を観察させてもらう。
アマレットとブランデーだったっけ。混ぜ合わされればブランデーの豊潤な薫りにアマレットの杏仁の芳香。合わさって芳しい。
薀蓄に耳を傾けつつ、一含みすれば口内が満たされる。
(32) yusuron 2023/04/11(Tue) 19:06:02

【人】 行政書士 辺見 華蓮

「へえ、犯罪組織の映画…
 ホントだ、30度。強いわけだわ。でも…いいね、これ。 
 うん、気に入ったかも。」


もう一度口に含めば久々の強いアルコール。体の奥に熱が入るのを覚えた。
薫さんから、話を聞くと言ってくれたのはそのあたり。
グラスを軽く揺すりながら、少し苦笑い。


「弱音か。…そうなのかな。
 …そうかもしれないね。
 わかっちゃうんだろうな、こういうの。」


でも、それは彼女も同じではなかったか。
この甘くて強いカクテルを彼女は、甘えたいとき、自分を許したいときに飲むと言っていた>>18
それを仕事中に飲むものだろうか。

合わせて添えられた言葉>>31に、ふと顔を上げ、ウインクと視線が合った。
(33) yusuron 2023/04/11(Tue) 19:06:37

【人】 行政書士 辺見 華蓮

「あはは。ありがとう。…でも、いいの?
 ゆっくり話を聞いてもらえるのはありがたいけど…」


ただの客にそこまで付き合ってもらうのは悪い…
と言いかけて、言葉を止めた。
もちろん、ただの客にそこまでする道理なんてないはずだ。
だから、彼女は私のことをただのバーの客とは見なしていない。

彼女は自分に言い訳したくて、私は思いを吐き出して甘えたい気持ちがあって。私は彼女に興味を惹かれた。


なら、答えは一つしかない。
(34) yusuron 2023/04/11(Tue) 19:11:13

【人】 行政書士 辺見 華蓮

「ううん、なんでもない。
 明日は休みだし、薫さんが良ければ、お仕事終わりに
 外ででも話を聞いてもらえたら、嬉しいなって思うわ。」


ウインクに応えるように、頬杖のまま小首を傾げてみせた*
(35) yusuron 2023/04/11(Tue) 19:13:33

【人】 行政書士 辺見 華蓮

「ん、そうなんだ。
 じゃあ、このまま待たせてもらおうかな。」


どうやら、私の勘違いというのではなかったらしい。
それに、社交辞令というわけでもなかった。
くいっとグラスを煽るのに合わせて、私も。互いにカクテルを飲み干せば、アマレットの香りと強い酒精が喉を灼く。
薫さんの声をかける先、>>37マスターの方に視線をやれば、快諾してくれた様子。

他の客も少なければ、そのくらいは融通が利くのだろうか。
しばらく待っていれば、私服に着替えた彼女が現れる。
(39) yusuron 2023/04/11(Tue) 21:58:36

【人】 行政書士 辺見 華蓮

「ううん、そんなに待ってないよ。
 どこがいいかな。
 私はこの辺はこのバーとランチを食べるようなところしか
 普段立ち寄らないし…
 カフェもいいけど。……でも、そうね。
 薫さんの部屋でもいいなら……
 お言葉に甘えさせてもらおうかな。

 ゆっくり話をさせてもらうなら、そっちの方が
 いいかもしれないしね。」


囁きに小さくうなづいて返す。
わざわざ部屋にあげてくれるというのなら、断る理由はもうない。
私の部屋は家具と本棚とベッド程度の殺風景なものだけれど、彼女はどうだろう。
自宅をバーカウンターのようにしている人も中にはいるらしい。
そういうものだったりしたら、そうでなくても面白そう。

だから、彼女の部屋を、と。そう所望した。
(40) yusuron 2023/04/11(Tue) 21:59:25

【人】 行政書士 辺見 華蓮

歩きながら、隣の彼女に視線をやる。

彼女といったのは結わえた髪と女性らしさをしっかり感じるフォルムのせい。けれど、こうして近くで見ると顔立ちは少し中性的なものを感じなくもない。
短髪にしたら一瞬迷ってしまう可能性もある。

けれど、私の印象では彼女はやはり女性だった。
こうして私を誘ってくれる人は、なんだかんだで時々いる…というか、実際今日も所長に飲みに誘われたりしたわけで。
それらは全て男性だったのだけど、彼らと今隣にいる彼女の間には、うまくは言えないけれど何か違うものがある、気がした。

もっとも、最終的にはそんなに違いはないのかもしれない。
違うとしたら、多分それは私の感じ方なんだろう。

その正体はわからないけれど、ただ、彼女が私に興味を持ってくれていること、私もそんな彼女に興味を持っていること。
それだけはどうしたって確かだった*
(41) yusuron 2023/04/11(Tue) 22:08:34

【人】 行政書士 辺見 華蓮

リーリエから歩くことほんの数分。
エレベーターに乗って案内された3回の1LDKの部屋は、私の間借りしている部屋よりは洒落た感じになっていた。
通されたソファに腰かける。


「お邪魔しまーす…… いい香り。
 ラベンダーと…オレンジね。
 ううん、そんな事ないわ…十分面白い。
 私の部屋はもっと殺風景だし。来てよかった。」

少しぶしつけかなとも思いつつ、ざっと眺めた部屋はさっぱりしていたけれど、大きめのソファに、カクテルやお酒についての本を収めたラック、カウンター式のキッチン。
確かにこれなら、人を誘って飲みなおすにも不便はないだろう。
彼女の人となりは信用できると感じているし、誰の邪魔も入らない。カフェよりもこっちでよかった、と自分の選択の正しさを内心誇った。
鍵を閉めた音>>44は特に気にならなかった。
(46) yusuron 2023/04/11(Tue) 22:48:59

【人】 行政書士 辺見 華蓮

「そうね… アルコールはもういいかな。
 もしソフトドリンクかノンアルコールの何か…
 あれば一杯だけ。
 おつまみはそれで充分かな。お願いしてもかまわない?」


薫さんに応えながら>>44、彼女が準備する様子を眺めていた。
こうして誘いがあって部屋に通してもらっているし、恋愛対象は女性だとはっきり聞いている。
だから、話をして、場合によってはその先だって十分考えている。

彼女の秘密だけはこうしていても知る由はないけれど。
自分に言い訳したいのだとしたら、まさに今こうしている誘いの事だと思っているから。
(47) yusuron 2023/04/11(Tue) 22:49:34

【人】 行政書士 辺見 華蓮

薫さんが飲み物とおつまみを持ってきてくれたら、


「えっと… そうね。まず乾杯する?
 何にって話だけど……二人の健康とか、
 ……出会いは…ちょっとくさいかな?

 まあ、でも…乾杯。ね?」


なんて話してみるのだ。私の話はそれからでもいいはず。
聞かれたら、少しずつ話し始めよう*
(48) yusuron 2023/04/11(Tue) 22:50:42