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人狼物語 三日月国


79 【身内】初めてを溟渤の片隅に【R18】

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到着: 矢川 誠壱

【人】 矢川 誠壱



[朝が弱いのは、昔からだった。
 スマートフォンのアラームの音は聞こえない。
 電話の着信音だって、聞こえない。
 ただ、ひとつ、メッセージの着信音。
 鳴ったそれに、瞼が薄く開いた。]

 
(7) ななと 2021/06/17(Thu) 20:53:20

【人】 矢川 誠壱



[ぱちぱちと瞬きを繰り返して、
 ぼんやりとした視界を鮮明にすれば、
 手に取ったスマホの画面に表示された
 スヌーズの文字をキャンセルして、通知の確認。
 そこに表示された名前を見れば、
 ふにゃりとそれはそれは緩んだ笑みを浮かべ、
 うつ伏せのまま、頬を枕につけていた体勢を
 仰向けに変えて、顔の目の前に画面を持ってくる。
 スライドして開ければ、そこに表示される
 大切な親友───そして、今は、恋人となった
 その人の名前に目を細めるのだ。

 憂鬱な朝も、そんな些細なことひとつで、
 こんなにも幸福感を感じられる。
 それが、うれしくて。]


 「おはよ」


[きっと、己の目覚める時間にあわせて
 くれたのであろう、愛おしい彼に、
 まずは朝一番の挨拶を。]
 
(8) ななと 2021/06/17(Thu) 20:53:39

【人】 矢川 誠壱




 「今日は休み」


[大学に入って、一人暮らしを始めた恋人。
 ちょうどいいから、と己もはじめようと
 思ったのだけれど、いずれは離れるのだから
 もうすこし実家にいたら、と母の声に
 仕方なく今はまだ実家暮らし。

 ───実家とは言っても、転勤族だから、
 父と母はまた、己が大学生活を送る途中で
 また別の土地へと引っ越すだろうから、
 本当に、いずれは離れる住処、だ。]

 
(9) ななと 2021/06/17(Thu) 20:53:58

【人】 矢川 誠壱



[『会えるんなら』という言い回しに、
 ふ、と眦を下げる。

 それって会いたいってこと?って
 そう聞きたくなるのを抑える。
 恥ずかしがり屋の恋人の赤の差した頬は、
 会って見るほうが、いい。]


 「小夜子さんのカレー好き。
  じゃー雨宮んち行っていい?」


[そう、打って送って、それから、
 思案して、5秒。]
 
(10) ななと 2021/06/17(Thu) 20:54:19

【人】 矢川 誠壱





  「会いたい」



[まずは己から、素直になってみたけれど、
 ───なんとなく、このメッセージを
 見た雨宮の顔もみたかったなって、
 そんなことを思ってしまうのだ。]*

 
(11) ななと 2021/06/17(Thu) 20:54:38

【独】 矢川 誠壱

/*
わーい!初夜村だー!
五億年ぶりくらいに左をやるので緊張するね!
え?左だよ?左ですよ?はい
これは決定事項ですよろしくおねがいします!
(-0) ななと 2021/06/17(Thu) 20:56:28

【秘】 雨宮 健斗 → 矢川 誠壱




   『おれも』


 
(-3) yukiyukiyuki 2021/06/17(Thu) 22:56:49

【独】 矢川 誠壱

/*可愛いの極み
(-4) ななと 2021/06/17(Thu) 23:19:19

【人】 矢川 誠壱


[ふぁふ、とあくびを殺して、飲み込んだら
 一層大きな波が来て、今度は飲み込めないまま
 大きく口を開いて、伸びを一つ。

 送ったら送っただけ順番についていくW既読Wに
 同じ時を生きている感じがして、
 離れているのにすぐ隣にいるような気がして
 己のメッセージの続きを彼が、
 画面の前で待ってくれていると思うと
 どうしたって愛しさは募ってしまう。
 だからつい、本音が溢れたんだ。]

 
(21) ななと 2021/06/17(Thu) 23:44:41

【人】 矢川 誠壱


 どうしたって愛しさは募ってしまう。
 だからつい、本音が溢れたんだ。

 聞き流されると思った。
 もしくは、無視されると思った。

 それが、こんな返事が、返ってくるなんて。

 頬だって緩むし、目を閉じて息を吐いてしまうし
 「うわ、好きだなー」って寝起きのかさかさの声で
 つい、口に出してしまったりもする。

 2テンポ置いて、付け足したみたいに届いた
 その照れ隠しの続きに、また増していく。
 ふ、とまた表情を柔らかくして、
 WOKWのスタンプを送っておいた。]
(22) ななと 2021/06/17(Thu) 23:44:56

【人】 矢川 誠壱




   かーさん、今日飯いらない


[そう、母に告げると「雨宮くん?」と
 続けられるから、一つ頷いた。
 おかずひとつでも多いほうがいいでしょ、と
 手渡されたのは、かぼちゃの煮付け。
 こんなの食べるかなあっていうか、
 カレーと煮付けは合わない。
 ただ。無下にするわけにもいかないから。
 …そっと受け取って、彼の家に向かうのだ。

 手土産は、かぼちゃの煮付け。
 それからすこし飲み物と、つまみ。

 チャイムを鳴らしてしばらく、愛しい恋人が
 扉を開いてくれるのを今か今か待ち侘びている。]*

 
(23) ななと 2021/06/17(Thu) 23:45:33

【人】 矢川 誠壱


[開いた扉に、その髪の先が垣間見えただけで、
 ふにゃ、と表情は崩れてしまう。
 しなやかな指先が、ドアをおさえて、開くと
 短く響く、耳心地の良い中低音。
 そこにある自分よりもすこし背の低い
 彼の、頬に落ちる睫毛の影に。
 それがゆっくり持ち上がって己を視界に捉え、
 緩んだ緊張にわきあがる笑み。
 その過程を見ながら、どうしようもなく
 幸せだなと感じた。]


    おはよ。
    …っつっても、もう昼過ぎだけど。


[彼に導かれて、一歩中にはいると、
 ふわりと漂うカレーと、米の炊ける匂い。
 後ろ手にばたん、と扉が閉まった。]
 
(31) ななと 2021/06/18(Fri) 9:48:37

【人】 矢川 誠壱




    いいにおいすんね


[そういったら、彼が微かに鼻を鳴らすのが聞こえて
 告げられた言葉に、ああ、と頷いて、
 紙袋を差し出した。かぼちゃの煮付けだって、と
 苦笑して言えば、彼は受け取ってくれるだろう。

 彼の母が己のことまで案じてくれているのは
 とてもありがたいことだけれど、
 もしも息子とその、大切にしている友人の
 本当の関係性を知ったならば、
 同じ顔をしてくれるだろうかと思わないではない。

 それを知った途端、あの優しい声色が、
 豹変するのではないかと。
 ただ、それに怯えて、彼との関係を元に戻すなんて
 そんなこと、考えられるわけもなくて。]

 
(32) ななと 2021/06/18(Fri) 9:48:58

【人】 矢川 誠壱



[彼の母と同じように、「一緒に食べな」と
 かぼちゃの煮付けを寄越した母については、
 以前に、己と彼のような関係性の男性2人が
 登場するドラマを見ていたときに、
 「もし俺が同性愛者だったらどうする?」
 と話したら、テレビから一瞬顔をこちらに向けて
 「…好きに生きたらいいと思う」と落とされた。

 それが本心かどうかはわからぬことだけれど、
 そう、茶化すことなく口に出してくれた手前、
 きっと、反対することはないだろうと思っている。
 …それが、表面上でだけであったとしても。]
 
(33) ななと 2021/06/18(Fri) 9:50:03

【秘】 矢川 誠壱 → 雨宮 健斗



[雨宮のことを離すつもりはない。]

 
(-8) ななと 2021/06/18(Fri) 9:50:18

【人】 矢川 誠壱



[ふわりと緩んだ表情を見せてくれる彼に、
 こちらも微笑みかけて。
 ほんの2日前には会っているのに、
 W久しぶりWなんて言葉が一度でも
 口から出るのを見れば、余計に緩んで。]



   ───会いたかったんだもんな?俺に。


[と目をすがめて首を傾げてしまうのだ。]*

 
(34) ななと 2021/06/18(Fri) 9:50:30

【秘】 雨宮 健斗 → 矢川 誠壱


[ カレーのスパイスなんかより
お前の纏う空気が脳にクるのだと。

初めて恋を知った中学生のように、

触れたいと思うのだ、と。 ]

 
(-10) yukiyukiyuki 2021/06/18(Fri) 12:58:26

【独】 矢川 誠壱

/*
かわいい〜〜〜
(-11) ななと 2021/06/18(Fri) 15:15:43

【人】 矢川 誠壱


[じろりと睨むその視線すら、愛しい。
 ふ、と笑みを返せば、不貞腐れたような声が
 飛んでくるから、今度こそ噴き出して。]


   ふは、 くく、っ…うん、そうだな、
   …だって、会いたかったし。


[唇に拳を当てて笑ってから、
 くるりと向いた背中に向かってそう、
 呟くように投げかけた。
 2人きり。狭い部屋の中ではきっと、届いたはず。]
 
(63) ななと 2021/06/18(Fri) 19:56:17

【秘】 矢川 誠壱 → 雨宮 健斗




[会いたいどころではない、と言われたならば
 きっと、一度驚いた顔をして、
 それから、ふ、とまた表情を緩めて、
 どうしようもないほどの喜びに、
 さらに笑みが深まって。
 「おれも」と今朝の彼と同じセリフを
 返してしまうだろう。]

(-13) ななと 2021/06/18(Fri) 19:57:01

【秘】 矢川 誠壱 → 雨宮 健斗



[知らないかもしれないけれど、
 できることならずっと触れていたいと思う。

 響く声が耳をくすぐるたびに、
 愛おしさが増してどうしようもなく
 潰れるほどに抱きしめたくなるのだ、と。]


 

 
(-14) ななと 2021/06/18(Fri) 19:58:26

【人】 矢川 誠壱


[その背を追ってキッチンについていけば、
 紙袋を置いた彼がくるりと振り返る。
 何か用か、と首を傾げれば、その手のひらが
 こちらに伸びて、頬に触れるから。

 どくん、と心臓が打つと同時、視界の端に映る
 手に視線を遣って、揺れて、彼の方に戻す。
 また、爪の先に視線を寄せて、それから、
 そっと甲の側から包むように掌を重ねた。
 ゆっくりと関節に沿って内側を
 なぞりおろすように絡めれば、視線を
 彼の方へとゆるり、戻して。]


    ………なに?


[そう、なんでもないことのように聞こうとした
 声は、どうしたって喜びが滲んで、
 少し跳ねて、語尾が少し上がった。]

 
(64) ななと 2021/06/18(Fri) 19:58:45

【人】 矢川 誠壱


[眉根を上げて、彼の行動の続きを促すように
 一歩、そちらへと近づけば。
 体を少しだけ折って、額をつける。

 ゆらゆら、定まらない焦点の先。
 微かに茶色の混ざったその瞳に、笑んで。]


   ………───


[もう一歩、体を寄せた。

 彼がさらにその距離を縮めることを躊躇うならば
 こちらも動いてしまおう、と目を細め。]*

 
(65) ななと 2021/06/18(Fri) 19:58:59

【秘】 雨宮 健斗 → 矢川 誠壱


[ 口にしなければ伝わらないことが、
世の中にはたくさんある。

手にすることができた幸せが、
一瞬で消えてしまう恐怖を知っている。
 ]


   なんも、ないよ。
 

[ すぐに離した唇は、意思に反して言葉を紡ぐ。

嗚呼、もう。 ]
 
(-16) yukiyukiyuki 2021/06/18(Fri) 21:13:25

【秘】 雨宮 健斗 → 矢川 誠壱




    ─── 触れたいだけ。
*


 
(-17) yukiyukiyuki 2021/06/18(Fri) 21:14:13

【人】 矢川 誠壱


[なんも、と返ってきた声に、ふ、と笑う。
 だって少しうわずって、掠れてる。
 己のものと、同じように。

 同じ気持ち?ねえ。
 触れたいって、おもってる?

 そう聞いてしまいたいのを堪えて、
 こくりと喉を湿らすと、一歩、詰めた。

 続きを促すように触れ合った額を離して、
 もう一度、くっつけて、見つめる。
 もう一歩、詰めたら、触れた唇は、
 まるで戯れのそれで。
 かすめるみたいな、触れ合い方に、苦笑して。]

 
(78) ななと 2021/06/19(Sat) 14:15:24

【人】 矢川 誠壱




   ───…ほんとに?


[微かに2人の間の空気を揺らすだけの
 小さな声が届けば、眉尻を下げて。
 額を離して距離を取る。
 先ほど触れた唇の代わりに、
 包んだままの手のひらを引き寄せて、
 その手首の内側、薄い皮膚の上から、
 わざと音を立てるようにちゅ、とキスを。]*

(79) ななと 2021/06/19(Sat) 14:15:33

【秘】 矢川 誠壱 → 雨宮 健斗



[唇をそこに触れさせたまま、彼の方を見て
 小さく、続けられた言葉に、柔く破顔する。]



    ───おれも


[そう呟いて、指を解いて、掌を合わせて絡め
 甲の骨の間をなぞれば、ゆっくりとおろして、
 また一歩。近づき、体をぴたりとくっつける。]

 
(-18) ななと 2021/06/19(Sat) 14:16:00

【秘】 矢川 誠壱 → 雨宮 健斗




   キス、するな?


[一応断りを入れるけれど、彼が何か言うよりも早く
 唇を触れさせて、軽く食む。
 空いた手で彼の腰をそっと引き寄せて。]


   …もっかい



[こんどは薄くひらいて、重ねて、
 ちゅぷ、とわざと音を立てれば、
 舌先でその合わせをとん、と突く。
 開いてくれるならばそこに差し込もうと、
 閉じていた瞼を少しだけ持ち上げて、窺い。]*

 
(-19) ななと 2021/06/19(Sat) 14:16:32